じつは前モデルのMUGAストイックPC4をサブ機として使ってきたのですが、バッテリーのトラブルにより壊れてしまい、代替えで購入した第8世代のi5搭載のノートパソコンもメモリが4GBから増設できない仕様で動作が重くて困っていたところにちょうど新型のMUGAストイックPC5の発表の知らせが入ってきたので、早速購入してみました。
■今までとは違う!?スペック紹介
今までは2~3世代遅れの旧型のローエンドCPUを搭載した激安ノートPCとして販売されており、お世辞にも快適に使えるパソコン・・という訳にはいきませんでした。
今回は価格が1万円上がって税込みだと4万円を超える価格となってしまい、当初の激安感は薄れてきましたが、今回のモデルはスペックを見て飛びついてしまいました。
プロセッサはIntelの現行のローエンドプロセッサ、N100が搭載されています。こちらのプロセッサは従来のCeleronやPentium等の後継にあたるプロセッサでありますが、第8世代のCorei5とほぼ同等の処理速度を持っています。
それに加え、メモリはWindows11が8GB、SSDが256GBとかなり実用的に使える性能になっています。
■まず、店頭で購入!
仕事帰りにいつもよく立ち寄るドンキホーテに行きましたが置いてありませんでした。店員さんに聞いてみたところ、このお店では入荷はないです。と言われてしまいました。どうやら前モデルのMUGA4やNANOTE NEXTも売れ残ってる店舗も多いようでお店によっては仕入れないお店もあるようです。
店員さんに調べてもらったところ、近隣店舗には在庫があるとの事でしたので、そちらに向かい無事購入できました。
これから購入する方は店舗に出向く前に電話で在庫の有無を調べてもらったほうが良いかもしれませんね。
■開梱してみる!
開梱してみての第一印象はかっこいい!の一言です。本体はずっしりした印象で重量は1450gと従来モデルよりも重くなっていました。モバイル用途で使う人にはちょっと残念かもしれませんね。
キーボードは英語キーボードをベースに日本語配列にカスタマイズしているのでEnterキー周りなど若干不自然なところもありますが、その辺は慣れていくしかないですね(笑)
そして、今回の不満点の一つが接続インターフェイス類です。
左からイヤホン端子、HDMI端子、USB3.0、USB-C、イヤホンです。USB3.0ポートが1つしかないのはちょっと残念なところですね。
また、USB-Cコネクタは電源供給にも使え、市販の30~65WのUSB PDのACアダプタやモバイルバッテリーも利用できるようです。
■実際に触ってみる
実際に触ってみた感じでは初期セットアップの状態から普段使っているソフトをインストールして触ってみましたが、重たいと感じる場面もほとんどなく、このクラスのPCとしてはかなり快適に使えました。
もちろん、動画編集やフォトショップなどの重たいソフトの利用は厳しいですが、Webブラウジングや動画再生、軽めのゲームソフトなら問題なく動くスペックは備わってます。
■意地悪してゲームを入れてみる
今回、私がよくプレイする龍が如くシリーズの初期の作品、「龍が如く 極」をインストールしてみました。
こちらのソフトは最低動作環境がCore i5-3470/GTX 570、推奨環境はCore i7-6700/GTX 1070となっています。流石に無理だとは思いつつもインストールしてみました。
ちょうど、終盤の敵が数多く登場するシーンからのセーブデータがありましたので、それで試したところ、戦闘シーンはやや重たく感じますが、それ以外では全く問題なくプレイできて驚きました。
他にはFF15ベンチマークを動かしてみましたが、こちらは軽量品質、720pでもかなりフレームレートが低く、ゲームプレイは厳しそうな感じで、スコアは1307で動作困難判定でした。
ただ、MUGA4では紙芝居のような状態で音も頻繁に飛んでいましたが、それと比べて体感で10~15fps程度?で音は飛ぶような事もなくなったので、ゲーム性能については前モデルから比較にならないレベルで向上しているようです。
■USB PD給電を試してみる
手持ちのモバイルバッテリーを使ってPD給電ができるか試してみました。
対応する電源は30~65Wとの事でしたので、まず30Wのモバイルバッテリーを接続してみましたが、こちらはもちろん使用できました。
そしてダメ元で20W出力のモバイルバッテリーを接続してみましたが、こちらでも正常に給電できました。カタログスペックで指定されてる容量を下回ってるので、使いながらの給電だと給電が追いつかずにバッテリーがほとんど充電されなかったりする事も考えられますが、とりあえず20WのPD電源でも給電できるのはありがたいですね。
■総評
正直驚きました。想像以上に快適で、Webブラウジングや動画再生、オフィスアプリケーション等の比較的軽めのアプリケーションなら問題なく使えそうなレベルです。
今までは「わかってる人のおもちゃ」感はありましたが、今回はかなり実用的に使えるレベルに仕上がっていますね。