3COINSから4月1日に発売されたばかりのスマートウォッチ、デバイスバンドPlusを1週間使ってみました。
その中で機能ごとにきになった点などを書いていきたいと思います。
■基本機能
基本的な部分として動作レスポンスやや動作がワンテンポ遅れる感じがすることもありますが、動作が遅くていらいらする程のものではありませんでした。
画面は1.83インチとスマートウォッチとしては大き目な部類で通知なども文字が細かすぎれ見づらいという事もありませんでした。
■バッテリーの持ち
ここに関してはAppleWatchより優れたポイントです(笑)
カタログスペックは5~10日程度と記載されていましたが、私が実際に使用してみたところ、約4日+半日程度バッテリーは持ちました。
ただ、バッテリーの残量が20%を切ると表皮温度
■通知機能
スマートウォッチの基本的な機能の1つでスマホの通知を表示してくれる機能についてですが、まず一番気になる点は通知をスマートウォッチに転送する設定です。通常、どのアプリの通知をスマートウォッチに表示するか設定する機能がありますが、この機能がかなり限定的です。
このように通知を受けるかどうか設定できるのはわずか5種類。この5種類以外の通知を受ける場合は「その他」をオンにする必要がありますが、これをオンにするとほぼ全てのアプリの通知が表示されるため、リアルタイムで欲しい通知だけをスマートウォッチで受けるということができません。これは個人的には非常に残念なポイントです。
あとは過去の通知は10件までしか表示できないのも少し残念なところですね。
ただ、この価格帯のスマートウォッチでは通知が特定アプリの通知しか受けられない機種もあるので、それと比べたら実用的に使える範疇ですね。
■万歩計機能・脈拍計機能
歩数計、脈拍計機能については精度は申し分ありません。文字盤の画面でもほぼリアルタイムな数値を表示でき、精度に関しては正確に他の機器の測定データと比較したわけではありませんが、おかしな数値を表示されている事もなく充分使えるレベルだと思います。
ただ、ちょっと気になるのは連携するスマホアプリでのグラフ表示です。
このように1時間単位の平均値が表示され、過去の詳細な測定データは記録されていないようです。ただ、数値に関しては1時間の間に何度か計測され、その平均値が表示されているようなので、数値は目安としては使えるのではないでしょうか?
■表皮温度測定機能
表皮温度(体温?)測定機能については他に表皮温度測定機能を持ったスマートウォッチを持っていないので他の機種と比べて精度の比較はできませんが、測定結果を見る限り、明らかに疑わしい点も見当たらず、意図的にスマートウォッチ背面のセンサを冷やしたり温めたりしたところ、ちゃんと測定結果に反映されてますので割とちゃんと計測されていそうです。
なお、スマホアプリで記録されるグラフについては大きな問題があります。
縦軸のスケールが0度~40度の固定となっており、1日の中での体温変化程度ではほぼグラフは直線にしか見えない程度の変化しかありません。
これに関しては今後のアプリのアップデートで改善されることを期待するしかないですね。
■睡眠モニタリング機能
これに関しては正直使えないと思いました(笑)
1週間計測してみて、入眠時間や起床時間が問題なく記録されている日が1日もありませんでした。例えば0時頃に布団に入り、体感的には割とすぐ入眠できた日でも入眠時間が2時30分と表示されたり、起床時間が実際よりも1時間以上早い時間として記録されていたりと実用的とはいえない記録精度でした。
また、測定は夜間の22時以降の睡眠しか計測されていないようで、日中の仮眠などのは計測はできません。夜勤などで昼間に睡眠を取る場合は睡眠データは全く記録できないと思われます。
■総評
この価格帯のスマートウォッチとしては割と実用的であり、今まで何度かこのクラスのスマートウォッチは試しましたが、日常的に常用するのは無理がある製品ばかりでしたが、これに関しては機能的に気になる点はありますが、割り切って使うのであれば割と悪くないと思います。
似たような価格帯ではシャオミが発売しているXiaomi Band 8 ActiveがAmazon価格で3480円ですが、正直こちらと比べると機能に関してはだいぶ問題のある点もあるので、機能やアプリの品質、各種センサの測定精度を気にする方であればこちらをお勧めします。
ただ、Xiaomi Band 8 Activeは画面サイズが縦長の楕円形状の1.47インチ液晶でだいぶ小さい縦長液晶なので、画面のサイズが大き目なのが欲しいという方にこのスリコのものははいいかもしれません。