前々から気になっていたGoogleの開発したノートパソコン向けOS、ChromeOSを搭載したChromeBookを購入しました。
今回購入した機種はAcerの「Chromebook 712 C871T-A14N」という機種でエントリー機を中古で購入しました。
■そもそもChromebookとは?
冒頭で書いた通り、ChromeBookはGoogleが開発したChromeOSを搭載したノートPCです。一部タブレット型の機種もありますが、基本的にノート型や2in1タブレットの機種が多いようです。
Androidと異なりノートPCで使うことを前提としたOSでマウス操作を前提としたUIでWindows等と同じくマルチウィンドウでの利用もできたりと、パソコンとAndroidタブレットの中間的な存在です。
名前の通り、ChromeブラウザでWebアプリケーションの利用を基本としており、他にAndroid向けのアプリもGooglePlayストアからインストール可能です。
■購入した商品の紹介と外観チェック
今回購入したのはこちらの機種です。
スペック的にはインテルのCeleron5205Uを搭載し、RAMは4GB、ストレージは32GBeMMCと、パソコンとして見るとだいぶスペックは低めになっています。
外観はごくごく普通のノートパソコンで天板にあるChromeBookのロゴがなければWindowsノートPCと区別はつきませんね。
開いてみると普通のパソコンです(笑)
スペックや外観は一般的なノートPCと似たようなものになっていますが、キーボードはChromeBook向けの専用のもので、Windowsキーやファンクションキーが無いちょっと変則的な配列になっています。
インターフェイス類はUSB TypeC×2とTypeA×1。と最小限あとはイヤホン端子とマイクロSDスロットと最小限ですね。HDMI出力はありませんが、TypeCから映像出力はでき、デュアルディスプレイ構成でも利用できます。
そして液晶はグレア液晶の3:2の液晶。タッチパネルも搭載しています。
■軽く触ってみる。
軽く触ってみた感想はChromeブラウザの使用感はWindows用chromeブラウザと同等で、スペックの割には軽快に動いてる印象はあります。
当たり前ではありますが、初期設定時にGoogleアカウントを設定しますので、ブックマークやCookie情報などはしっかり同期され、ブックマークバーなどの外観はほぼWindows版と同等になります。
■使えるアプリは?
まず、Chromeブラウザ上で使えるWebアプリケーションはパソコンと同じように使えるようです。
他にGooglePlayストアからアプリをダウンロードして使えますが、全てのアプリが使えるわけではなく、そもそもインストール自体が行えないアプリや、起動しても重かったり不具合が出るもの等もありますし、正常に動作してもノートPC型のスタイルでは使い勝手が悪いものもありますので、あくまでもおまけ程度と考えたほうが良さそうでしょう。
また、上級者向けにはなりますが、ターミナルを使ってLinux用アプリケーションをインストールすることもできるようです。
■総評
安価で低スペックハードでもそれなりに軽快に動作するので、Webブラウザ中心での作業であれば快適に行えます。3万円以下でWebの利用が快適にできるノートPCという選択肢であれば非常に良い選択肢にはなると思いますが、まだ「できない事」が意外と多いようで、ChromeBookの特性をよく理解できていないのであれば一般的なWindowsパソコンのほうがいいかな?というのが正直なところの第一印象です。
ただ、Chromeブラウザに関してはほぼPC版と同等で、同価格帯のWindowsノートと比べると動作が軽い、バッテリーの持ちが良い等のメリットがあるので、ネット端末としては個人的には優秀かと思います。