【アナログオーディオ道】40年以上前のカードリッジ、ビクターMD-1016を聴いてみた

先日、ヘッドシェル目当てで入手したジャンクカードリッジ、ビクターのMD-1016というカードリッジを聴いてみました。

このカードリッジは今から40年以上前のカードリッジで当時の同社製のプレーヤーに標準搭載されてた定番カードリッジのようです。

 

このカードリッジ、カンチレバーが見事に変形しており、仮に針が生きてたとしても演奏不能の状態でしたのですが、幸いにもAmazonで互換針が見つかりましたので早速購入しました。

大東京宝石というメーカーの互換針で、これまた見事なデットストック品です。一体どこから出てきたのでしょうか(笑)調べた範囲では純正針の入手は難しそうなのでこれで聴いてみることにします。

 

第一印象は・・・随分と控えめ?と感じましたのはそれもそのはず、直前までDJ向けのカードリッジで聴いていたのですから(笑)

しばらくポップスを中心に色んなディスクを聴いてみた感想は「非常に素直な音」と感じました。聴きやすい音でジャンルを問わず使えそうな感じです。

 

互換針ですので、オリジナルの針とはまた違った音にはなっていますが、オリジナルの針だとどんな音なんでしょうか?気になるところです。

【アナログオーディオ道】DJ向けカードリッジ Vestax VR-7S

中古レコードを物色しにオーディオ系に強いリサイクルショップを色々と見てたらVestaxというメーカーのVR-7Sというカードリッジが新品で2480円で売られていましたので、つい買ってしまいました。

 

購入する前にちょっと調べてみたらこのVestaxというメーカー、DJ機器専門メーカーでミキサーやDJ用ターンテーブルなどの商品を発売してたようですが、2014年に倒産してしまったようです。倒産メーカーの商品なので安く売られてたんでしょうか?

ネット上検索してもレビューをしているWebサイトやブログなどは見当たらず、とりあえずはDJ向けのカードリッジだということだけです。

 

これがもうちょっと高い価格であれば買いませんでしたが、新品のカードリッジが2480円。そして都合良く980円でジャンク不動のヘッドシェル付きカードリッジがありましたので、ヘッドシェルだけ使うつもりでこちらも購入。

約3500円で中古ヘッドシェル+新品カードリッジってお買い得じゃないですか。交換針並のお値段ですよ(笑)

 

肝心の音質のほうですが・・・正直驚きました。

ドラムの音がすごくリアルで気持ちいい音を出してました。ヒップホップやR&Bに適したカードリッジとの事らしいのですがポップス系の音とも相性は良さそうです。

試聴したアルバムはカーペンターズ渡辺美里の2枚のアルバムを試聴してみましたが他のカードリッジとは違った気持ちいい低音が出てます。

他にポールモーリアでも試聴してみましたが、当然といえば当然ですがこの手のものとは相性は悪そうです(笑)

 

半分ネタで買った訳ですが、買って大正解でした。

次は・・・1万円前後のエントリークラスの新品カードリッジあたりを買ってみようかと色々と検討しております。

 

しかし、こうなるとDENONのDP-300Fが不便で困ります。ストレートアームで専用のヘッドシェルしか使えないのでホント、不便です。色々と調べてみましたが、ストレートアーム向けで純正以外の安いヘッドシェルなんてまずありませんからねぇ(汗

こちらは現状サブ機になってますので、オーソドックスで癖の少ないカードリッジを専用シェルに付けてそれ専用機で使うのが無難かもしれませんね。

【雑談】AIWAブランドが復活するらしいですね。

最近、一昔前のオーディオブランドの復活を良く目にしますが、アイワも復活するそうですね。とはいえ、ソニーや関連企業ではなく十和田オーディオという会社が利用権を譲り受け、アイワブランドを展開するとのことでした。

元々、ソニーやアイワと関係のない企業ではないようで、過去にはアイワやソニーブランドのラジオやMDデッキなどの設計を行っていたこともあるようです。

 

アイワといえば個人的に思い入れがあるのはヘッドホンステレオです。ソニーウォークマンが代表的ですがポータブルのカセットプレーヤーでAIWAは「カセットボーイ」という商品名で出していました。

このカセットボーイを好き好んで使っていたのは大きな理由があります。それはソニーパナソニックなどの他メーカーと比べて内蔵アンプの出力が大きかったことです。

というのも、他社は1万円を切るような廉価モデル以外は1.2Vのガム型バッテリーか乾電池アダプターで単三電池1本で駆動するものが殆どでしたが、AIWAは2.4Vのガム型バッテリーか乾電池アダプターで単4電池2本で駆動していたので、内蔵アンプの出力が大きく、当時の私の好みの音で聴けるのはこのカセットボーイでした。

 

他にもAIWA製品は安価で高品質な製品を多数出しており、MDデッキなんかもAIWA製を愛用していました。

 

十和田オーディオ側から「設計は旧aiwaから受け継いだものではないです」と明言されており、旧AIWA製品とはまた違った製品にはなると思いますが、ターンテーブルの発売も予定されているそうで、どんな製品が出るかちょっと楽しみです。

 

【アナログオーディオ道】DP-300Fのカードリッジを交換してみました。

「レコード始めたんだ?だったらカードリッジ使わないのあるけどいる?」と言われてカードリッジを貰ってきました(笑)

オーディオテクニカの製品で製品自体に型番などの表記が見当たらなかったのですが、調べてみるとAT10Gという入門用としては定番モデルのカードリッジのようです。

 

こちらのカードリッジをDP-300Fの付属カードリッジからこのカードリッジに交換してみました。

今回はカードリッジ交換は初めての作業でしたのでちょっと悪戦苦闘しましたが、慣れてしまえばそんなに難しいものではなかったです。

まずは既存のカードリッジをベッドシェルから取り外します。マイナスの精密ドライバーを使ってネジを2本緩めるだけなので簡単です。外したらリード線と呼ばれるヘッドシェルとカードリッジを接続している短い線を抜いていきます。

今回はまずラジオペンチで作業をはじめましたが、力が入りすぎてしまうので手で抜いていったほうが良さそうです。力が入りすぎてヘッドシェル側の線まで抜けてしまい、一瞬びびってしまいました(笑)

 

そして新しいヘッドシェルに配線を同じように繋いでいきます。この作業では手で軽く取り付けた後、ラジオペンチを使ってしっかりと挿して置いたほうが良いでしょう。

そしたら外したときと逆の手順でヘッドシェルにカードリッジをネジ止めします。この段階では手て動く程度に軽く止めておきます。

そして第一関門のオーバーハングの調整をやります。オーバーハングとは針先の位置の調整で、ターンテーブルのマニュアルを見ると適切なオーバーハングの位置は異なりますが、DP-300Fの場合は専用ヘッドシェルの先端と針先がほぼ同じ位置になれば良いようなので調整は楽でした。

位置が決まったらネジを本締めして取付作業は完了です。

 

あとはアームに取り付けてゼロバランスの調整や針圧の調整をすれば完了です。

そのあたりについてはDP-300F導入時の記事で書いたので詳細は割愛します。

 

そして実際に音を出して驚いたのは付属のカードリッジより格段に音がいい事に驚きました。廉価な入門クラスとはいえ、定番と言われているカードリッジだけあって素直で高域の歪みも少なく、元気のよい聴いてて気持ちのいい音でした。

 

 

そしてカードリッジといえば、先日購入した中古のYP-700Cに付いてきたヘッドシェル、シュアーのM75MB Type2ですが、どうも高域の歪みが耳につき気になるのと、調べてみると非純正の針が付いているようでした。どの程度使われたものなのかもわかりませんのでとりあえず新品を購入することにしました。

1973年製という非常に古いカードリッジですが、幸いにも今の所まだ新品で純正品が入手可能でしたので1つ注文してみました。

ちなみにメーカーでは既に生産完了になっているので残っているのは流通在庫のみということになるのでしょうか?これで音が変わるのでしょうか?非常に楽しみです。

 

カードリッジひとつで大きく音が変わることは知識としてはありましたが、実際に交換してみると面白いものです。今のカードリッジをある程度楽しんだら新品の入門クラスのカードリッジを1本購入してみようかな・・・。

【アナログオーディオ道】Hoomya 針圧計

 今回購入したのもはHoomyaというブランドの針圧計を買ってみました。

 

レコード再生をする上で重要なのは針がどれくらいの圧力でヘッドをトレースするかという点で、この圧力のことを針圧といいます。

こちらは実売1000円程度で5gまで0.01gという高精度で計れるというものです。有名メーカーのものは1万円程度するものもありますが、精度や機能面ではあまり変わらないとのことでしたので、こちらを購入しました。

 

精度を確認するために1円玉の重さを計ってみたところ、1.02gと表示されたので精度的にはかなり良好でしょう。

実際にはこれが無くても調整可能ですが、実際にどの程度がかかってるのか計測できたほうが気持ち的にもいいので、計測してみました。

そしたら2.5gのつもりでかけていた針圧を計測してみると3gをやや超えるくらいの数値でしたので再調整しました。まずカードリッジ指定の2.0gに調整し試聴した後、2.5gに設定してみるとそちらのほうが良好な音でした。

 

安価なものですので、カードリッジ交換のできるターンテーブルを持ってるのであれば1台持っていて損のない製品でしょう。

【アナログオーディオ道】中古ターンテーブル YAMAHA YP-700C

何気なく中古屋を覗いていたら良さそうなプレーヤー、YAMAHA YP-700C目につきまして、店頭で試聴させていただいて気に入ったので購入しちゃいました。

 

このYP-700Cは1974年製となんと40年以上前のプレーヤーでした。店頭で試聴させてもらったときは立ち上がりがやや怪しいけどいい音で鳴ってたんですが・・・。不思議なことが起きました。

家に帰ってテストしてみるとターンテーブルが回りません。家まで運ぶときにドライブベルトが外れたのかな?・・とチェックしてみると、ベルトが伸びきっていて、モータのプーリーにかけることができません。保証付きの中古なので店に相談してもいいかなと思ったのですが、外観も綺麗で非常に気に入ってるのでベルトを交換してみることにしました。

ターンテーブル用ドライブベルトに関しては古い機種でもメーカー純正は手に入らなくても市販品でいくらでも手に入りますから問題はありませんが、長さが問題です。

中に入っていたのは明らかに伸びていて5~10cmくらいは長くなってそうなので当てにならないので、実測で計って注文してみることにしました。

実際に注文してみたのはこちらの商品

 

 長さのほうは実測で800~820mmくらいかな?という感じで少し短めな感じもしますが、安価なドライブベルトではこの長さ(740mm)が一番長いようなので、なんとかなるかな?ということでこれを注文してみました。

結果的には問題なく装着でき、最初は回転数がやや怪しげですがしばらく使ってるうちに良くなってきて良好な回転状態を確保できました。また、構造上心配だった回転速度の切り替えも問題なくできました。(こちらも当初はやや怪しかったですがしばらく使ってるうちにいつの間にか良くなってました)

 

しかし謎なのはなんで店頭で正常に再生できていたのか。購入したとき試聴を担当してもらった店員さんはアナログレコードの知識は皆無(フォノ端子というもの自体を知らなかったくらいです)でしたので、試聴時にだけベルトを掛け替えたとは考えにくいですし・・。前オーナーがなんか無理矢理な方法でベルトを掛けていたのでしょうか?

 

そして付属のカードリッジやヘッドシェルは新品当初に付属しているシュアーのM75MB Type2が付いており、針も音を聴いた感じでは異常はありませんでした。

 

このプレーヤーはセミオートの構造になっております。古いプレーヤーですから当然ですが、最近のプレイヤーのようにスタートボタン1つで再生できるなんて便利な機能はついておりませんが、針をレコードの再生開始位置まで持って行きスタートボタンを押すと回転がはじまり、少し置いて回転が安定した頃に針がゆっくり降りる仕組みになっています。そして最後まで再生が終わると自動的にアームが所定の位置に戻り、盤の回転が止まるようになっています。再生が終わると自動的に戻るのは非常に有り難い仕様ですね。

このあたりの機構は年式が古いので心配していましたが問題ありませんでした。

 

そして音質のほうは新品の中級機プレーヤーDENON DP-300F+付属カードリッジと比べるとメリハリがあり良好な音質でしたが、こちらのプレーヤーは経年劣化のせいか無音時のノイズがDP-300Fと比べて大きいようです。こちらはカードリッジを外した状態でもノイズが出てるのでプレイヤー側の問題だと思います。

 

そして問題はアンプとの接続。アンプ側はフォノ入力が1つですので、2台繋げる為にはセレクターなどを使う必要がありますが、フォノ出力はラインレベルと比べて非常に小さな信号ですので、セレクターを噛ますことでノイズが出たりしないか心配でしたが、ホームセンターで売られているような安物でも問題は発生しませんでした。

 

そして驚いたのはYAMAHAのサポート体制。古い機種全てあるわけではないようですが、このYP-700Cの取説をメーカーWebサイトからダウンロードできるのです。これには驚きました。またネット上の情報だと窓口に電話で問い合わせれば古い機種でもベルトサイズとか教えてくれるらしいという情報がありましたので、電話してみました。

電話口に出た方が知識がある方のようで型番とベルトのかけ方で疑問点があったので聞いてみたら、「この機種なら・・・」と即答され、非常に驚きました。

ただ純正のベルトのサイズに関しては資料がないらしく不明ということでした。

 

しかし、40年以上前のオーディオがベルト交換のみで良好な状態で動作するとは驚きました。使い勝手も品質面でも申し分ないものですので、大切に使っていきたいと思います。

【最近買ったもの】ダイソー モバイルバッテリー(2000mAh)

今日、何気なくダイソーに立ち寄って、ついでにスマホ用品のコーナーに立ち寄ってみたら、モバイルバッテリーが300円で売られていました。

最初は乾電池式のやつかと思ったらよく見ると充電式のものでした。

 

スペックは容量はタイトルの通り2000mAh、出力は最大1.0A、出力1ポートと価格を考えればまずまずのスペックです。

また給電はマイクロUSBになっており、短いマイクロUSBケーブルも付属しています。

外観は非常にシンプルでまるでおもちゃのようなプラスチック製の四角いケースで入出力ポート以外のスイッチやランプ類はなにもありません。

電源ランプは青色のLEDがプラスチック板に浮かび上がるようになっており、電源オフの状態ではどこにLEDがあるのかまったくわからないデザインになっています。

表示は青点灯時が給電、青・赤点滅が充電中となっており、それ以外の表示がなくバッテリー残量表示がないのが残念なところですが・・・300円ですからねぇw

 

実際に使ってみると簡易計測器を挟んでZenfone2を充電したところほぼ1Aで出力されていました。

しかし、2000mAhですので小型軽量で、携行しやすいスティック状のデザインなのでポケットに入れて持ち歩くのには良さそうです。

 

パッケージにもタブレットは非対応と記載されてる通り、出力的にも容量的にもタブレット端末やUMPCには厳しいですが、安価ですし予備に1つ持っててもいいかもしれませんね。