【モバイルグッズ】古いノートPCでUSB給電できる謎アダプタを買ってみた。

最近、ネット界隈でよく見かける「USBトリガーケーブル」という謎アイテムを見かけるようになり、ちょっと気になったので買ってみました。

 

【注意・警告】

トリガーケーブル自体、メーカー非公認の製品で、端子の形状が同じでも電圧・電力が対応していないと動作しなかったり、最悪接続した機器を破壊してしまう場合もあります。「そのあたりがよくわからないよ!」と思った人は使わないでください。

 

■トリガーケーブルとは?

簡単に言うとUSB端子と各種ACアダプタ端子の変換ケーブルです。

ただ、普通の変換ケーブルでは電源電圧は5Vとなりますので、このままでは動作する機器はかなり限られてきます。

トリガーケーブルは内部にICチップが組み込まれており、通電時にUSB-PD対応の充電機と通信して指定の電圧で出力してもらう仕組みになっています。

ですので、USB ACアダプタでは何でもOKではなく、PD対応で目的の電圧や電力を供給できるものが出力できるものを使う必要があります。

 

■今回購入した商品は?

NECレノボのPCでよく使われる角形端子に対応したケーブルです。本来の規定電圧は19Vですが、USB PDでは19Vではなく20V出力になりますが、この程度の違いでは問題ないと思います。

色んな端子形状や対応電圧のものが売られているので自分の使っている機器に合わせて選んでください。

今回はNECのノートパソコンで最大出力は45Wですので、こちらの製品で問題ないと思われるのでこちらの製品を選びました。

 

■使用できるACアダプタは?

今回の場合、20V 45Wののノートパソコンで使用します。この場合は45W以上のUSB-PD対応のACアダプタが必要になります。

USB-PDの規格では20V出力ができるものは45W以上のものになりますので、仮にノートPC側が30W以下でも20V出力ができない30WのACアダプタでは使用できないので注意が必要です。

 

■実際に使ってみた。

今回は手持ちの65W対応のUSB-PD対応のACアダプタを使用してこのように接続します。このまま普通のACアダプタと同じようにノートPCに接続すれば使用できます。

実際に使ってみたところ、純正のACアダプタと変わらずに安定して使用できました。

また、30WのACアダプタに接続してみたところ、当たり前の話ですが、必要な電圧が出力できないため、ノートPCでは全く反応はありませんでした。

試しに簡易電流計を使って接続したところ、20Vに出力に対応していないACアダプタに接続した場合、15Vの電圧で出力されていました。

 

■総評

冒頭でも注意喚起を記載しましたが、製品の性質上、使い方を誤ると最悪機器の破損に繋がる恐れがありますのでその辺を充分注意してご利用ください。

ただ、対応した組み合わせで使用する場合は純正ACアダプタとくらべてコンパクトで安価ですので、持ち運んで使う場合や使う場所ごとにACアダプタを用意しておきたい場合には便利だと思います。