【モバイル機器】キャンドゥの乾電池式モバイルバッテリーを購入してみました。

キャンドゥでなつかしの乾電池式モバイルバッテリー?が売られていましたので、購入してみました。この手の商品はガラケー時代からよく売られていましたが、スマホが登場すると出力電流が足りずに充電ができないというトラブルが多々発生していました。

今でも売られ続けているということは、昔のものとは多少はマトモになったのかな?と重い購入しました。

 

■売ってたのはこんな商品です。

はい、皆さん大好きHIDISC製品です。もうこの時点で嫌な予感敷かしません(笑)

単三電池4本を使用を使用して、5V1Aの出力が得られるようです。

そして、iPhone XS/XS Max/XR対応という表記もあるので安心です(笑)

また、何故か付属品にはマイクロUSBのケーブルが付属します。

 

■実際に充電してみます。

USB電圧・電流計を挟んでモバイルバッテリーを接続し、充電してみました。

こちらの結果がこちらです。

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こちらが新品のアルカリ電池をセットして測定開始した時点の様子です。

新品の電池で充電開始直後にすでに0.5A以下の出力しか出ていません。流石にリチウムイオンバッテリーと違って電流が弱いので、充電はできるものの充電は遅くなってしまうでしょう。

まあ、乾電池なのでこんなものか・・・と思ったところ、10分後には0.35A程度まで出力が低下してしまいました。

 

そして1時間後・・・。

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出力が0.12A程度まで落ちてました。これでは僅かに充電はされているようですが、これでは充電効果はほとんど期待できません。

 

■3時間程モバイルバッテリーを充電してみた結果

3時間ほど20000mAhのモバイルバッテリーを充電してみましたが、モバイルバッテリーを充電しましたが、モバイルバッテリーの残量は開始時は62%から三時間後には65%になっており、わずが3%しか増えていませんでした。

そしてこの時点での出力電流は0.00Aという表示となり、この簡易チェッカーの測定限界の0.05A以下に達したということになります。

この時点でもモバイルバッテリー側は充電中の表示になっており、僅かな電流で充電は続いているようですが、これではいくら充電しても大してバッテリー残量は増えることはないと思います。

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また、累積の放電容量は4.5V 400mAhという結果になりました。

電圧が4.5Vなので一般的な表記で使われる3.7Vでの数値に変換してみると480mAh程度になりますので、この辺が限界と考えると比較的安価に売られている5000mAhのモバイルバッテリーの1/10程度の容量がとなります。

 

■総評

正直なところの感想、使い物にならないですかねぇ。

もし出先でスマホがバッテリー切れを起こした時でも乾電池式のものは買わずに500~1000円程度で売られている一般的なリチウムイオンバッテリーを買ったほうが良さそうです。(購入時点でも大抵の場合、50~80%程度充電されていることがほとんどです)