今回はマイクロソフトのOffice365 Businessを紹介したいと思います。
マイクロソフトのOfficeが月額900円(税別)で利用できるクラウドサービスで、法人向けのサービスとなっておりますが、個人で1ユーザーからでも契約ができます。
申し込みも法人向けとは言ってもややこしい事はなく、オンラインから申し込んですぐに利用可能になります。
実はOffice365には個人向けのサービスのSoloというものもありますが、なぜわざわざ法人向けのBusinessにしたかと言いますと2つ理由があります。
1.月額料金が安い
Soloではサービス内容が異なる部分がありますが、月額1274円になりますが、こちらでは900円になります。
大きく異なる点はSoloではデータベースソフトのAccessが利用できますが、Businessでは利用できません。また、SoloではSkype無料通話60分が付きますがこちらもありません。
私個人的にはAccessを利用することはあまりありませんので問題になる部分ではありませんでした。
2.同時インストール台数が多い
Soloでは同時に2台の端末にしかインストールできませんでしたが、Businessでは1ユーザーにつき最大5台まで利用可能です。私はメインで使っているデスクトップPCのほかにノート1台・タブレット2台がありますのでこれでカバーできます。
また5台を超える場合は2ユーザー契約すれば10台まで利用可能ですが、Soloでは1つのアカウントで台数を増やすことはできないようです。
【注意】インストールできるのは1人で利用するPCに限って5台までになりますので、家族のPCにインストールする場合はライセンス違反になる恐れがあります。
そのほかの機能ですが、オンラインストレージのOne Drive for Businessが1TB利用できます。Googleドライブの1TBプランより安価なのでこれだけでも契約の価値があるかもしれません。
【2015.10.17追記】
OneDrive for Businessは通常の個人向けのOneDriveとは全く異なるサービスになっております。また、クライアントソフトも専用のものとなり、通常の個人向けもものと比べて非常に重くなっており、タブレットPCや旧型のパソコン等、マシンスペックに余裕のない環境での利用は厳しい面があるので注意が必要です。
OfficeアプリケーションはWord Excel Powerpoint outlook OneNoteの最新バージョンが利用可能でほかにOfficeOnlineも利用可能との事です。
対応しているOSはWindows7以降、MacOS、Android、iOSとモバイル系のOSも含まれています。(AndroidやiOSも1台としてカウントされます)
個人的にはOffce2003などの古いバージョンも選択できれば有難かったのですが、それはさすがに無理なようです。
法人向けということで見た目が若干敷居が高いのですが、クレジットカードがあれば法人ではなくても契約は可能ですし、ほとんどの個人ユーザーの場合はSoloよりBusinessのほうがメリットが多いのではないのでしょうか?
【2015.10.17追記(2)】
追記1でも触れましたが、Office365 for Businessを低スペックな環境で利用するには注意が必要な点があります。
まず、必要なアプリケーションのみをインストールする、いわゆるカスタムインストールが非常に面倒でわかりにくくなっています。
手順に関しては下記のマイクロソフトのサポートサイトの記事を参照してください。
Office 365 クイック実行のカスタマイズ方法 - Office Blogs - Site Home - TechNet Blogs
また、Onedrive for Businessに関しては使用していなくても多くのメモリ・CPUリソースを占有しますので、使用しない場合はスタートアップを無効にする必要があります。