【モバイル機器】ドンキホーテの超小型PCの新型 NANOTE NEXTを使ってみた。

前回記事でも書きましたが、2台連続初期不良という珍事を乗り越えとうとう手元に来たNANOTE NEXT。少し触ってみた感想を書いてみましょう。

ちなみに前回記事はこちら

tomomik452.hatenablog.com

 

■まず、気になるUSB給電のチェック。

今回の購入理由でもあるUSB PDによる給電への対応。これがまず気になりましたので、手持ちのPD対応モバイルバッテリー2機種、ACアダプタ3機種、シガライター用アダプタ2機種の計5機種で試してみましたが、すべての機種で給電ができました。

手持ちの簡易チェッカで調べたところ、手持ちのアダプタでは9Vと12Vで給電されているものがありました。

そして、PD非対応の5V3A TypeCポートのACアダプタでは給電はできませんでした。

 

ただネット上の情報では使用できないPD充電器もあるらしいですが詳細は今のところ不明です。

 

■驚異的に持ちの悪いバッテリー!?

カタログスペックでは7時間と書かれていますが・・果たしてその実力は?

と思い、バッテリーフル充電の状態からYoutube再生をしてみました。そしたらなんとびっくり、1時間程度でバッテリー切れで電源が切れました。

公称7時間というスペックで連続した高負荷状態とは言え1時間しか持たないのには正直びっくりです。

 

ちなみに公称7時間というのは初代モデルから一貫してこの表記で、連続動画再生で初代NANOTEは3時間程度、二代目のP8は2時間程度、そして今回は1時間とだんだん短くなってきています。次の機種では30分ですかね?(笑)

 

SSDには過度な期待はしないで!

今回の機種からはドンキPCシリーズでは初となるM.2SSD搭載となります。

ですが、対応している規格はSATA2相当。3ではなく2です。

ベンチマーク結果も250MB/Secと多少は速くなっていますが劇的に速くなってるわけでもなく、体感的にも大きな差は感じられない程度です。

ただ、今回の機種ではM.2 SSDの交換に対応している点のほうが大きなメリットではないでしょうか?

 

■更に磨きのかかった爆熱仕様!?

CPUが若干高速化された為か、今までの機種と比べてもかなり発熱が大きく、高負荷が続くとCPU温度が80度を超えます。

長時間の連続運用時は放熱対策を立てたほうが良さそうですね。

 

■意外と実用性は充分。

CPUは低スペックなのでゲームや動画編集などは厳しいですが、サブマシンとして調べ物や動画再生なんかは問題なくこなせるだけの実力は持っています。

以前の機種と比べてCPUも高速化され、メモリも8GBと必用充分な容量を持っているので、意外と実用的な速度で動いてくれ、特に重たいことをしなければ遅さでイライラするような事もほとんどありませんでした。

 

■総評

個人的には安価で小さいPCで意外と快適に使えてますので、気に入ってますが、CPUの性能に対して放熱が間に合ってなかったりしますし、初期不良も多いので正直、誰にでもお勧めできるものではありません。

ただ、初期不良が発生してもドンキホーテの店頭に持ち込めば交換や返金などの対応はしてもらえるので、その辺はネット通販で安価なPCを買うよりは安心感はあると思います。

 

また、初代NANOTEの頃は価格が19800円+税で他に競合できる機種が少なかったのですが、今回の機種は29800円+税という価格で3万円前後のモバイルPCはネット通販などで探すと選択肢も多いので、検討される際は他の機種との比較をして充分検討してみると良いかもしれませんね。