【アナログオーディオ道】レコードプレーヤーの選び方 その3 中古編

また、新品で売られている機種で納得できる機種が無い場合や予算の都合で希望するタイプの機種が予算を大幅にオーバーする場合は中古機を選択することになる場合もあると思います。

実際、私も最初の1台は新品で購入しましたが、色々と購入してから気づいた点も多くあり、最初は新品でもう少し上のモデルを考えましたが、希望する条件の機種が10万円を超えるものになってしまうため、予算の都合で中古機を購入することにしました。

 

基本的な選び方はその1で書かれているものが基本になります。これは極端な話、40年以上前の機種でもほとんど変わりません。

 

中古機を購入する場合は、まずベルトドライブの場合は交換用ベルトが社外品も含めて手に入ることを確認します。年数の経った中古機の場合は大抵ベルトの交換が必要なことが多いため、要確認です。個人的には10年以上経った中古機の場合はダイレクトドライブ機のほうがトラブルの率が少ないように感じます。

あとはカードリッジが付属している場合は交換針が入手可能か調べておく必要があります。古い機種でも純正が生産完了していてもサードパーティー製の交換針が入手可能な場合も多いです。

また、購入する前に実際に音を聴かせてもらって良好な音質がするかを確認します。特に音にフラツキが無いかはよく確認する必要があります。可能であれば専門ショップでメンテ済みのものが入手できればお勧めです。

またネットオークションなどで入手する場合は充分な技術を持たない人の手でメンテナンスがされており、ひどい物になると購入直後は良好だがすぐにダメになってしまい、専門業者に修理を依頼しようとしたら素人修理が原因で修理不能なんてこともありますので、ちゃんと技術を持った技術者がメンテナンスしたものか確認したほうが良いでしょう。

 

実際のところ、私も40年以上前のプレーヤーを2台使用してますが、1台目のベルトドライブ機に関してはベルトと針交換のみで良好に動作しました。2台目はジャンク扱いのダイレクトドライブ機でしたが、回転数調整つまみがあるタイプですので、それで軽く調整し、良品のカードリッジを取り付けて良好な音で再生できています。

 

もう1点、購入前に確認が必要なのは調整に必要がオーバーハングの値やカードリッジの適正針圧が記載されている資料があるか確認しましょう。その辺の資料が無い場合はネット上で機種名などで検索して情報が得られるか確認しておきましょう。

最初の1台を中古機にするのであれば、できるだけ取り扱い説明書が添付されてるか、ネットなどでダウンロードできるものを選んだほうが良いと思います。

 

特に現在新品で売られているものは実売1~2万円台の入門機と10万円近いかそれ以上の価格の付いた高級機は豊富に売られていますが5万円前後で買える中級機はかなり機種が少ないんですよね・・・。そうなると中古に頼らざるをえないことも多いので中古編も軽く書いてみました。