【雑記】カセットテープの入手方法・・・

かつてのちょっと高級なカセットデッキなどで遊んでいると必ず問題となるのがカセットの入手方法です・・・。

 

・量販店での購入

家電量販店だけではなく、ホームセンターや100円ショップなどの様々な場所でカセットテープは売られていますので簡単に入手できますが、現在量販店で売られているのはカセットテープ全盛期の最低グレードのテープと同等かそれ以下の質のものです。

ハイポジションやメタルポジションに関しても現在は生産されていない為、通常の量販店では見かけることはまずありません。

家電量販店やホームセンターでよく売られてるのがマクセルUR。こちらは品質的にも安定しており、現在生産されているものでは間違えなくお勧めです。

他に良質なものはあまり見かけませんがレコード用品メーカーのNAGAOKA製のカセットテープもお勧めです。かつての80年代前半のカセットテープを彷彿させるデザインが自分は好きですね。

それ以外のメーカーも売られてることもありますが、一部品質が極端に悪いものもありますので注意が必要です。

 

100円ショップに関してはよく見かけるのがマクセルULのOEM品。背面をよく見ると「マクセル株式会社」と書かれているのですぐにわかります。こちらに関してはお勧めできます。他に「薦田紙工」というメーカーのものも比較的お勧めできます。

特にダイソーではそれ以外のものも多く見かけますが、ダイソーで売られているものはマクセルOEM品以外は基本的にお勧めできません。

 

ハードオフ等リサイクルショップで探す

ハードオフ等の家電やオーディオに強いリサイクルショップではカセットテープのデットストック品(未開封品)を見かけることは時々あります。数年前まではよく見かけましたが最近はあまり見かけなくなってきました。

価格に関しては特に新品で生産されていないハイポジションやメタルポジションは高めの価格設定されていることも多いですが、運が良いとネットオークションの相場よりだいぶ安い価格で売られていることもあります。

但し、デットストック品の場合は未開封品でも製造からかなりの年月が経っているので、経年劣化による性能低下の可能性があるので、この辺は運次第ですね(笑)

ただ、ノーマルポジションのテープの場合、当時の上位グレードの場合は少し高い値でも買う価値はあるとは思いますが下位グレードに関しては性能面で新品で販売されているものと大差がないためお勧めできません。

 

また、田舎の個人経営のような小規模なリサイクルショップなんかに行くと使用済みの中古カセットテープも売られていることがあります。以前、栃木県内のリサイクルショップで80年代初頭のTDKのテープの中古品が大量に売られていたので、外観の状態が良いものを何本か購入しましたがこちらは状態も良好で驚きました。

 

・ネットオークションや個人売買サイトで探す

個人的にはよくヤフオクやメルカリでデットストック品のカセットテープを探しますが大抵の場合はそれなりの価格になることが多いです。ただ、リサイクルショップで探すよりは確実に見つけることができるのでお勧めです。

また、使用済みの中古テープを見かけることもあります。録音したものを消去せずそのまま中古品として販売しているものもあるのですが、こちらは著作権法絡みでどうなのでしょうか?

使用済みテープですとデットストック品よりかなり安価になっているのですが、保存状態や劣化具合などはわかりませんので賭けにはなりますが、安価に良質なテープを入手したいのであればひとつの手でしょう。

 

Amazonなどのショッピングサイトで探す

Amazon以外のショッピングサイトは利用していないのでわからないですが、Amazonではマーケットプレイス業者がデットストック品を出品していることが多くあります。

価格に関してはまちまちですが、人気の高いものはかなりの価格がつけられていることも多々あります。

個人売買サイトやネットオークションサイトと比べて気軽に利用できてリスクも比較的少ないのでお勧めできます。

 

そして最後にお勧めできるカセットテープを紹介します。

 

マクセルURシリーズはもっとも入手しやすいカセットテープで他のメーカーではあり見かけない「20分」「30分」「46分」などのバリエーションもあるのが特徴です。品質的にも安定しておりノイズ量も比較的少ないのでお勧めです。

 

 

ナガオカ カセットテープ CC-60 カセットテープ 60分

ナガオカ カセットテープ CC-60 カセットテープ 60分

 

 レコード用品で有名なナガオカのカセットテープ。外観は80年代初頭のレトロなデザインで安っぽく見えますが現在入手可能な製品ではまちがえなく最高性能ではないでしょうか?マクセルURと比べてヒスノイズはやや気になるが音質に関してはマクセルURとくらべて1段上といえる音質です。

量販店では見かけることは少なく、価格も少し高めですがお勧めできます。

 

 

薦田紙工業株式会社 カセットテープ 60分 1本 VD109

薦田紙工業株式会社 カセットテープ 60分 1本 VD109

 

 こちらはCan★Doやミーツ、ワッツなどの100円ショップでよく見かけるカセットテープです。音質に関してはマクセルと比べてやや劣りますが安定した品質で安価に入手できます。録音レベルの調整ができるカセットデッキであればやや大きめの録音レベルで録音すると意外といいかも。

 

最後に買ってはいけないカセットテープもありますので紹介しておきます。

「HI DISC」ブランドのカセットテープ。磁気に塗りムラがあるようで、録音したものを再生すると音量が変動してまるで劣化したカセットテープを聴いているようでした。以前、ビックカメラで10本パックを購入しましたが、二度と使う気になれません・・・。大量に残ってますがどうしましょう?これ(笑)

ダイソー自社ブランド品も同様の理由でお勧めできません。