先日、何気なく立ち寄ったダイソーで見慣れないパッケージのカセットテープがありましたので買ってみました。
ダイソーのロゴ入りの新パッケージはダイソーらしいデザインとなっています。私が購入した店舗では90分しかありませんでしたが、それ以外のタイムバリエーションがどうなるか気になるところです。
以前販売されていた頃は80分テープが用意されてたので、新型でもこれが出てくれればなぁ・・・と思ったりします。
そして開封・・・・
この外観を見て嫌な予感がした方。たぶん正解です(笑)
カセットテープの他、USBメモリやCD-Rメディア等で有名なHIDISC製で間違えなさそうです。実際に比べてみると・・・・
HIDISC製品との比較です。デザインこそ異なりますが、ケースやインデックスシートの形状、写真には写ってませんがラベルシールも含めてほぼ同じものとなっています。
そして何故かB面が手前になっているのはご愛敬ということで・・・。(複数本開封して全てこのような状態になっていました)
ハーフは見事なくらいな無地でA面・B面の表示すらありません。こんなテープは正直初めて見ました。ハーフ自体は色は異なりますが形状はHIDISCと全く同じもののようです。
そして気になるのはカセットテープの特性のほうです
ホワイトノイズを-4dbで録音したものです。かつてダイソー他の100円ショップで広く流通していたマクセル製のUL程ではないですが、なかなか良好な特性となっています。
+2dbで録音するとこんな感じです。録音レベルは小さめのほうがよさそうです。ラジカセ等の録音レベルの調整ができないデッキなんかの場合は逆にちょうどいいかもしれません。
バイアス調整が可能なデッキであれば-方向に最大にして録音すると特性は改善されるようです。
なお、特性をHIDISC製のテープと比較してみましたが、ほぼ同一の結果となりました。
しかし、個体差も・・・・
複数本のテープをテストしてみたところ、テープ全域で良好に録音できたものもありますが、途中で音質が変化するなどの特性変化がみられるものもあり、中にはテープに傷のようなスジが入っているものもありました。
また、個体によっては開封直後の状態でこのような傷や汚れがハーフ内側についているものもあり、茶色い汚れのようなものは磁性体の粉落ちの可能性が高いと考えられます。また、テープの巻き方があまりきれいでは無い点も気になります。製造設備の精度も低いものだと推測もできますね。
テープ性能に関しては数年前に販売されていた旧型HIDISC製テープと比べると良くなっていますが、個体差や磁性体の特性のムラも出ていますし、粉落ちがしやすいという粗悪品テープにありがちな問題も抱えてる可能性も大きく、常用しているとデッキを痛める要因ともなりそうです。
正直なところを言うと、良質なカセットデッキやラジカセの存在自体が希少なものとなりつつある今の時代ではできれば使いたくないテープですね・・・。
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