【アナログオーディオ道】怪しげなリサイクルショップで中古カセットテープ買ってきた。

今日、たまたま通りかかった怪しげなリサイクルショップに立ち寄りました。リサイクルショップなんて言葉よりも「古物屋」という言葉のほうが似合いそうなショップでした。

 

まず家電品コーナーですが、オーディオ機器は皆無、パソコン関係もWindows2000WindowsXPのノートPCが各1台程度ある程度でめぼしいものは特に見当たらなかった。

お店の奥のほうに進むとレコードが置いてあるじゃないか!そこそこの量があったのでちょっと期待をしたがめぼしいものは無かった。EP盤もあったか1枚300円、状態も悪そうだった為、こちらは漁らずに終了。

特に収穫無しかと思ったら、カセット1本50円というPOPが・・・。中古テープには興味はなかったが収穫無しも悔しいので覗いてみると70年代のTDKのDシリーズが大量に置いてあるではないですか?

この辺のカセットテープの知識はないのですが、折角なので適当に4本ほど購入してきました。

全て同じDシリーズですが、左上が第2世代型で磁性体が改良されているそうです。右上と左下の2本は第一世代ですが製造時期が異なるようです。

右上は1972年くらいの初期型、左下は1979年頃の後期型で、デザインが若干異なる以外はほとんど差異はないようです。右下の黒いテープは同じくDシリーズではありますが詳細がわかりません。デザインから推測するとこの中では一番新しいのではないでしょうか?

 

既にラジオ番組のエアチェックなどが録音されていましたので状態確認の為に再生してみると特に問題もなさそうで良好な状態でした。

試しに新しそうな黒いテープにKISSのLP盤を録音してみました。

 

録音はTEACの3ヘッドデッキを使い、録音レベルはやや高めでも問題なさそうでしたので、再生時にピークで+2dbくらいになるように調整し録音しました。

バイアスは聴覚のみで調整しましたが標準がもっとも良さそうでした。

またテープ自体の性能の確認ですのでドルビー等のノイズリダクションは使用していません。

 

ノイズは古いノーマルポジションのテープだけあって特に無音部では目立ちますが今のテープと比べて極端に大きいということもなく良好でした。

録音した音源は洋楽のロックですが、そこそこ良好な音質で70年代のものとは思えない良好な音質で再生できました。音質も癖が少なく素直な音質でした。音源の関係で高音域の成分が評価しにくいので高域が重要になってくる楽曲だとまた評価も変わるようですがポップス系やロックなどの録音には適していそうです。

 

古いカセットテープは経年劣化も大きいだろうし、この時代のものは磁性体の性能も悪く音質も悪いだろうと思い込んでおり、いままで手を出していませんでしたが、予想以上に良好な音で驚きました。

もちろんHiFiと呼べる音ではありませんが、素直で聴きやすい音だと思います。

 

今回4本購入しましたが同様のテープが大量にあったのでもっと買ってくれば・・・と後悔してます。自宅から2時間近くかかる場所なのでこれだけの為に行ける場所でもないですし(笑)