【2017年のまとめ】今年買ったモノたち オーディオ編

2017年に買ったものを振り返ってみるために今年買ったものをちょっとまとめてみようと思います。

まずはオーディオ機器から見ていきたいと思います

 

【1月】【ジャンク】KENWOOD カセットデッキ KX-W8020

まず、アナログオーディオ道へ沈むきっかけとなったのはこのカセットデッキでした。

単にカセットテープを聴きたくなったという理由でジャンクで3000円で購入したのですが・・・(笑)

 

【2月】【ジャンク】ビクター カセットデッキTD-V505

3ヘッドデッキが欲しくなりジャンクでビクターのTD-V505というデッキを購入しました。1984年の中級機でしたが、こちらは再生は問題なかったのですが録音に異常がある為、倉庫行きとなりました(笑)

 

【3月】【ジャンク】TEAC カセットデッキV-1050

前回購入した3ヘッドデッキが肝心の録音に問題があるため今回はTEACのジャンクを購入。こちらは動作良好で今現在でもメインのカセットデッキとして使用しています。

こちらは3ヘッド機の中では廉価モデルで1990年代の前半の機器だと思われます。

 

【4月】【中古】TEAC カセットデッキ R-919X

こちらはTEAC製の上位モデルのカセットデッキ1984年ころの製品です。

この頃の高級デッキはポテンシャルの高いものが多く、この機種もdbxノイズリダクション搭載などの高音質なものでしたが、テープ回転速度の異常など何点か問題を抱えていたため、保証期間内に販売店に相談し返品となりました。

ここまで1ヶ月に1台のペースでカセットデッキを買っていましたが、カセットデッキはこれで最後となります(笑)

 

【5月】【ジャンク】SONY レコードプレーヤー PS-V705

こちらは80年代のソニー製の廉価モデルのレコードプレーヤーでした。2700円で問題なく再生するとの事でしたので購入。軽い気持ちで入りましたがこれでレコードの音にハマってしまい沼に沈むことに・・・(笑)

 

【5月】【新品】DENON レコードプレーヤー DP-300F

ソニーのレコードプレーヤー購入から1週間もしないうちに新品でカートリッジ交換ができるレコードプレーヤーが欲しくなり、思い切って新品で購入しました。

購入当時はレコードプレーヤーの予備知識が乏しく、正直失敗でした(笑)

最大の問題はストレートアームであること。このアームのせいでカートリッジ交換時に必要なヘッドシェルが専用品以外に選択肢が皆無なのでカートリッジ交換が非常に面倒なことになるのです。現在はサブシステム用としてオーディオテクニカ製のカートリッジと組み合わせて使用しています。

 

【6月】【中古】YAMAHA レコードプレーヤー YP-700C

また1ヶ月で次のモデルを買ってるんですね(笑)保証付き中古、カートリッジ付きで1万円でしたので購入しました。しかし家に持ち帰ってテストしてみるとレコードが回転しないのです。返品も考えましたが色々調べてみるとドライブベルトの劣化が原因のようでそれを交換したところ問題なく動作しました。

現在はサブ機としてVESTAX製のカートリッジと組み合わせて使用しています。

 

【7月】【ジャンク】テクニクス レコードプレーヤー SL-1600

4千円という微妙な価格で見た目、そしてダイレクトドライブ機という点に惹かれて購入してしまったプレーヤーです。現在はDENONのDL-103Rと組み合わせてメイン機として常用しています。

 

【7月】【新品】オーディオテクニカ フォノイコライザー AT-PEQ20

レコードプレーヤーをメインシステムで2台使用するために単体のフォノイコラーザーを購入しました。どうせ買うならちょっといいものを・・・ということで何を血迷ったMCカートリッジ対応タイプのPEQ20を購入しました。

 

【7月】【ジャンク】マランツ アンプ MP-50

これまで使用していたアンプの調子がおかしくなるためジャンクで急遽購入。

購入当初は良好だったのですが、徐々にトラブルがでてきて現在はお蔵入りです(笑)

 

【7月】【新品】DENON MCカートリッジ DL-103R

MC対応のシステムが揃ったのにカートリッジがMMしかない為我慢できずに購入。

7月は棒茄子様の力で色々と買いまくりですねぇ(笑)

50年前から基本設計の変わっていない定番モデルですが、流石にいい音が出ます。これまで色んなカートリッジを中古やジャンクで購入しましたが、カートリッジは結局これをメインにすることで落ち着きました。

 

【7月】【ジャンク】ソニー カセットウォークマン WM-GX622

ヤフオクで動作品のジャンクを落札しました。動作は良好でした。

カセットテープをクルマで聴きたいという理由で購入しましたが、結局のところあまり使ってなかったりします(笑)

 

【10月】【中古】ソニー アンプ TA-F222ESR

7月に購入したマランツのアンプがいよいよ本格的におかしくなってきた頃に中古屋でメンテ済み3ヶ月保証付きで9800円でしたので購入しました。

メンテ時の修理報告書などが無く詳細はわかりませんが、ボリューム類の調整?と基板の一部部品の交換を業者にて行ったということです。

1989年製の中級機でマランツと比べて素直でさっぱりした音で自分は好きですが、この辺は好みが分かれそうなところですね。

 

【10月】【ジャンク】マランツ CD/MDデッキ CM1040

アンプと一緒に購入したのがジャンクのマランツ製のCD/MD一体型のデッキです。

適当なCDプレーヤーが欲しかったところでとりあえず3000円のジャンク品でマランツらしくないさっぱりとしたデザインが気に入り購入しました。

 

今年のオーディオ機器の購入はこれで最後となります。前半はもの凄い勢いで買ってますが結局の所、ダイレクトドライブのレコードプレーヤーにDENONの定番カートリッジのMC-103Rの組み合わせに落ち着きました。

またレコード盤のほうも絶賛増殖中でLP盤だででも120枚を超えました(笑)

【雑談】超小型PCの歴史でも探ってみますか・・・ その5

前回は1990年代のWindows搭載の超小型PCを見てみましたが、今回はWindows Vista発売以降の比較的新しいものを見ていきたいと思います。

f:id:tomomik452:20171204085157p:plain

個人的にインパクトがあったのはASUSEeePC 4G-Xです。こちらのモデルは2009年に発売されたモデルで7インチ液晶で1Kgを切る超小型PCです。

このパソコンの凄いところはサイズでもスペックでもなく価格でした。通常のWindowsXPが動くノートパソコンが当時としては破格の5万円を切る価格で発売されたことです。(当時の一般的な低価格なノートPCは10万円以上していました)

液晶は当時、ポータブルDVDやカーナビなどでニーズが大きく安価に調達できるWVGA液晶を使用し、HDDを使用せず低価格な4GBのフラッシュメモリを搭載していました。

性能的には制約が大きく、特にストレージ容量が厳しいものですが、当時の最新OSのWindows Vistaではなく動作も容量的にも軽いWindowsXPを採用していました。

しかし、このパソコンは話題となりネットブックと言われる小型・低価格PCが各社から発売されて話題になりました。

 

「Willcom D4」の画像検索結果

同じ2009年にSHARPから発売された超小型PC D4です。こちらは登場したばかりの廉価モバイルPC向けのCPU Atomプロセッサを搭載した超小型PCです。

重量は500gを切った小型軽量機で5インチの1024*800の高解像度液晶、40GBのHDDを搭載し実用的なスペックでしたが、メモリが1GBで増設ができず、WindwosVistaを動かすのにはやや厳しめのスペックでした。

そしてこのモデルはWillcomPHS回線での通信機能を内蔵しており、販売もWillcomからされていた事もあり、PHS端末として販売されていたため安価に売られることも少なくなかったのも話題になった要因ですが、OSに当時あまり評判の良くなかったWindows Vistaを採用しメモリも1GBと少なめだったこともあり売れ行きは好調とは言えなかったようです。

 

「F-07C」の画像検索結果

2011年にNTTドコモ富士通から共同開発された超小型PCで少し大柄なスマートフォンのサイズでフル機能のWindows7が動作するものでした。

また携帯電話としての機能も備えており、通常のiモードWindows7を切り替えて使用でき、普段はiモード端末として普通の携帯電話と同じように使うこともできました。

ただ、小型化を追求したことと、iモード端末としての機能を同居させたことにより、Windows側からカメラ機能やGPSが使用できなかったり、マイクロSDカードへのアクセスが限定的だっり、別売のクレードルを使用しないとUSB機器が接続できない等と制約が大きかったこと、そして発熱を考慮しただでさえ遅いAtomを約600Mhzで動作させており、更にRAMは1GBしか搭載されていなかったため、とても実用的に使うには厳しい動作速度となっていました。

さらに当時は高性能なスマートフォンがかなり広まりはじめた時期でわざわざWindowsマシンを使わなくてもAndroidiOSを搭載したスマートフォンで充分という人がほとんどでした。

そのため、発売当初からネタ端末として扱われました。ドコモから携帯電話として販売されていた為、安価で入手できたこともありそこそこ売れたようですが、後継機種も発売されることもなく1代限りで生産完了となった名(迷?)機でした。

 

「Windowsタブレット」の画像検索結果

2012年頃あたりになると、国内外の各社からWindows8搭載のタブレットPCが多数発売されてます。初期の製品は通常の1枚板のタブレット端末でタッチパネル操作だけではWindowsの操作には不便だったたためか、後に2in1タイプのモデルが人気を博し、現在に至ります。

初期の製品は低スペックの低価格製品が多かったと思いますが、人気が高まるとクリエイティブな用途に使えるハイスペックなPCから3万円程度で買える低価格タイプまで様々なバリエーションが発売されており、海外製品の中には1万円前後で買える7インチ液晶のタブレット端末も発売されています。

 

f:id:tomomik452:20171204095414p:plain

最後に最新の製品を紹介します。

2016年に中国のGPD社よりクラウドファンディングで資金を集め製品化された超小型PCです。5.5インチ液晶を搭載し、400gを切る重量で久々のポケットに入るタイプのパソコンです。スペック的にもAtomプロセッサの最上位モデルZ8750、メモリも4GB、eMMC64GBと実用的に使えるスペックを搭載しており、使いやすいとは言えないもののキーボード、そしてポインティングデバイスとしても使えるゲームパッドを搭載し外出先で机が無い場所でも使いやすいモデルで人気を博していました。

また今年2017年には7インチ液晶を搭載し、キーボードを使いやすいものに改良し、メモリを8GB、eMMCを128GBに増強したGPD Pocketも発売されました。

現在、クラムシェル型の超小型PCでは唯一の製品で大手メーカーからの対抗できるようなモデルは発売されていません。

 

2011年以降はスマートフォンが広く普及し現在ではソフトウェアもかなり充実して大抵の事はスマートフォン単体でできるようになり、フル機能のPC向けOSを搭載した超小型PCの存在意義というもの自体が減ってきましたが、PCと同じソフトが動作する超小型PCの必要性はなくなる事はないと思います。

今後はどんな魅力的な超小型PCが出るのでしょうかねぇ?それとも今後はこのようなパソコンはもう出ないのでしょうか?気になるところですね

【雑談】超小型PCの歴史でも探ってみますか・・・ その4

今回はWindowsの普及が急速に加速してきた1994年以降のお話を少ししてみます。

 

これまでの超小型PCというものはデスクトップPCとの完全な互換性が保たれてるものは少なく、一部簡略化されたアーキテクチャであったり、完全に互換性が無いものだったりしましたが、いよいよ通常のPCと完全な互換製を持った超小型PCが登場しました。

 

まず、思い浮かぶのが1995年にIBMが発売したPalmTopPC110です。

こちらは標準構成ではWindowsではなくDOS+独自ランチャの組み合わせではありましたが、HDDが付属したWindows3.1モデルも存在していました。(発売はWindows95発売前の1995年9月でした)

重量630g、A6サイズという小型ボディーでHDDは内蔵されておらず、その代わりに4MBのフラッシュメモリが搭載されており、DOS+独自ランチャがプリインストールされていたそうです。但し、PCカードType3に対応したカードスロットが搭載されており、PCカードスロットに内蔵できるHDDからの起動にも対応していました。

そのため、Windows3.1や無理すればWindows95を動作させることもできました。

マシンスペック的には486SX 33Mhz メモリは4MB 最大で8MBまでしか増設できないため、Windows95では何とか起動はできるものの常用するのには厳しすぎるスペックでした。

なお、このモデルは日本国内でのみ販売されていたものでした。

f:id:tomomik452:20171204002006p:plain

翌年の1996年には東芝からリブレット20でした。

IBMのPalmTop110と比べると810gとやや重いですが、スペックは格段に良くなっており、CPUはDX4-75Mhz RAMは標準8MBで最大20MBまで搭載可能でした。

またHDDは270MBのHDDが内蔵されており、当時の標準的なノートPCのHDDが1GB程度だったことを考えるとかなり容量は少なく、プレインストールのWindows95にOffice95をインストールするとかなり容量的にはぎりぎりでした。

こちらのモデルは当時大ヒットしており、モデルチェンジを繰り返し2005年までリブレットの名を持つモデルが発売されていました。

 

「NEC mobioNX」の画像検索結果

東芝リブレットに対抗場として発売されたNECのmobioNXです。外観はリブレットとほぼ同じサイズでスペックはモバイルMMX Pentium120Mhz、メモリは16MBからモデルにより32MB。最大80MBまで増設可能でした。HDDは1.6GBとかなり容量的には余裕はあり、液晶がVGAと解像度が低い点以外は普通のPCソフトが快適に利用できたように思われます。

翌年にはCPUを200Mhz、メモリを32MBに強化したWindows98プレインストールモデルが発売されましたが、両機とも思わしくなくこのモデルでMobioNXは消滅してしまいました。

 

「VAIO C1」の画像検索結果

1998年にはソニーからVAIO C1が登場しました。重さは1.1kgと競合機種とくらべて重めですが、競合機種がVGAだったのに対し、縦は480ピクセルですが横方向が1024ピクセルと横長の液晶画面を搭載していてより実用的に使えるモデルになっていました。

メモリは64MBとWindows98を快適に動かせるレベルのメモリを搭載し、HDDは3.2GBと大きめの容量でした。

こちらも大ヒットしたモデルで、2002年まで後継機種が発売され、Cシリーズの名は終了しましたが、超小型PCといえるモデルは2009年発売のVAIO Pが最後になりました。

 

この頃から、ようやくデスクトップPCとの互換性は非常に高くなり、通常のパソコンのソフトがそのまま動かせるようになりました。

その後はネットブックブームにより超小型PCの存在も変わってきます。

【雑談】超小型PCの歴史でも探ってみますか・・・ その3

今回は・・・いよいよ超小型PCと呼べそうなものが登場した1990年です。

 

まず紹介するのは前回に引き続きNECです。

「HANDY98」の画像検索結果

1990年にNECから登場したのはHANDY98というモデルです。1.1kgという超小型PCと呼んでも良さそうなサイズのパソコンがいよいよ登場しました・・・。

当時はHDDはまだ高価なオプション扱いなので当然搭載されておらず、小型化のためFDDドライブの代わりに同等の容量のRAMディスクが搭載され、他にROMにMS-DOSフルセットとMS-WORKSというワープロ表計算などの機能が搭載された統合ビジネスソフトなどが搭載されていました。

しかしこれもデスクトップのPC-9801シリーズとは互換性がなく、何を血迷ったか前回の記事で紹介された失敗作、PC-98LT互換だったのです。当然の如く売れませんでした(笑)

 

f:id:tomomik452:20171202231651p:plain

そして翌年には富士通からも同じカテゴリの製品、FM-R CARDが登場しました。こちらは990gとNECと比べて若干小型軽量になっています。

NECのHANDY98と同様に同社のデスクトップパソコンのFM-Rシリーズをベースに一部VRAM周りが非互換になっている部分がありますが、大部分のFM-Rシリーズ用ソフトが動作できたようです。

ただ、ベースとなっているFM-Rシリーズ自体、パーソナルユースではほとんど普及していないモデルでしたので、話題にはなりましたがどの程度売れたでしょうか?私は実物を見たことがありません(笑)

 

「95LX」の画像検索結果

そして、国内販売されたものではありませんが、HPから発売された95LXです。

こちらは1991年に発売されたモデルで312gという小型軽量ボディーではありますが、IBM-XT互換機で単三電池2本で動作しました。

またROMにMS-DOSやLotus1-2-3などの当時の人気ビジネスソフトまで内蔵されていました。

日本向けには発売されていませんが、パソコン通信などのコミュニティーで有志による日本語化が行われたりと日本では熱狂的なファーンが多くいました。

 

今回は超小型PCと呼べるものがちらほら登場してきた1990年~91年に出てきたものを紹介してみました。いよいよ超小型PC時代の幕開けかと思ったら・・・HANDY98は後継機種は出ず、FM-R CARDもマイナーチェンジで後継機が出ただけですぐに市場から消えてしまいました。

HPの95LXはマニア人気が高く1994年までモデルチェンジが続き、1999年まで生産が続けられていました。

【雑談】超小型PCの歴史でも探ってみますか・・・ その2

前回は1980年頃に登場したポケコン、1983年に登場したポケコンの話をしてみましたが、今回は超小型PCではありませんが、1986年あたりから登場したNECEPSONのラップトップ機の話をしてみたいと思います。

 

まず1986年にNECのPC-9800シリーズとしては初めての持ち運べるラップトップパソコン、PC-98LTが登場しました。

「pc-98lt」の画像検索結果

はい、どうみても超小型PCではありません(笑)とは言っても本格的な持ち運べるパソコンという点では画期的でした。重量は約4kgもありますのでかなり重たいですが、当時としては小型軽量といえたものでした。

ただこの98LT、一つ大きな欠点がありまして、PC-98の名前が付いてますが98のデスクトップ機と互換性がありません。小型軽量のためVRAM構成を専用のものにしているため、互換性を確保できなかったそうです。当然ですがあまり売れませんでした(笑)

 

「PC-286L」の画像検索結果

そして翌年の1987年にエプソンから発売されたPC-286Lです。こちらはNECPC-9801シリーズと完全な互換性を持ったラップトップパソコンで、通常のPC-9801用のソフトのほとんどが動作するものでNECに先駆けて発売されました。ただし重量がFDDモデルで6.3kg、HDDモデルでは9.4kgととても持ち運びたいとは思えないサイズでした。

 

「pc-9801lv」の画像検索結果

そしてエプソンに半年ほど遅れをとり1988年に発売されたPC-9801LVです。

このパソコンは私も以前は所持していました。

こちらのパソコンはPC-9801のデスクトップモデルの事実上の標準機、PC-9801VM相当の性能を持ったラップトップPCです。

先に発売されたPC-286Lよりはわずかに軽量ですがそれでも5.8kg。ちょっとした鈍器にもなりそうな重さですが、NEC純正でデスクトップの98と完全に互換性を持ったモデルということでそこそこヒットしました。

 

今回は超小型PCからはちょっと離れましたが、初めてデスクトップPCと完全に互換性を持った持ち運び可能なPCが登場したということで軽く触れてみました。

【雑談】超小型PCの歴史でも探ってみますか・・・ その1

私も日常的に使っている超小型PC、その歴史をちょっと遡ってみようと思います。

 

まず自分が超小型PCのご先祖様というと思い浮かぶのは「ポケコン」ですね

f:id:tomomik452:20171202002124p:plain

一番初期の製品は1980年発売で、このような1行表示の英数文字のみ表示可能な液晶パネルが搭載され、初期のものは4ビットCPUに2KB前後のメモリが組み合わされており、単体でBASICプログラムの作成から実行まで行うことができました。

メーカーとしてはパソコンの小型版というよりも超高性能な電卓という位置づけでカタログもパソコンではなく電卓のカタログに掲載されていました。

スペック的に当時の標準的なパソコンと比べると大きく劣っており、パソコンとの互換性も全くありませんが、当時の最低価格のパソコンが8~10万円程度からというものに対し、標準的なポケコンは2~3万円と非常に安価でした。

そして単体でBASICプログラムが組めることもあり、パソコン入門機として購入される人も非常に多かったです。

ソフトの面では市販ソフトは皆無でしたので、自作プログラムを動かすか雑誌などに掲載されてるプログラムを動かすといった使い道が一般的でした。

 

このポケコン、1980年代も中盤に入るとすっかり忘れ去られてしまう存在ですが、地味に市販モデルは1993年まで販売されており、学校教育専用モデルとしては2015年まで製造されており、2016年の情報では東京の株式会社 武善という会社で新品が購入できるとの事でした。

ちなみに私個人も1993年、高校生の頃まで愛用してまして、特に高校時代は工業高校でしたので、実習データの面倒な計算を楽するためにポケコンで自作プログラムを使って計算してました。これは年配の先生には嫌がられましたが若い先生なんかは興味を持たれた先生もいましたね。そして学校の98で動かせるように移植して先生方の一部から評価をいただきました。成績には反映されてませんが(笑)

 

そして一般的なデスクトップパソコンと同等の性能とポケコンの気軽さを兼ね備えたハンドヘルドコンピュータというものもありました

こちらはA4サイズのボディーに80桁×8行という当時としては大型のモノクロ液晶画面を搭載したモデルでした。ポケコン同様にBASIC言語が動作しますが、性能や拡張性は一般的なパソコンに近い性能を持ってましたが互換性はありませんでした。

主にビジネスユースを前提に販売されていたこともあり価格は定価で138000円と非常に高価だったため、こちらはほとんど売れず、国内では後継機が出ることもなく消えていきました。

 

このように超小型PCのご先祖様と呼べるものは1980年初頭のパソコン黎明期の時代から存在してました。

しかし、デスクトップパソコンとの互換性を持ったポータブル機の登場するのはまだまだ先になります・・・。

【雑談】FMラジオ用のフィーダーアンテナを買ってみた。

なんとなくFMラジオの音をアナログで聞いてみたくなったのでFMフィーダーアンテナを買ってみました。

 

Victor JVC FMフィーダーアンテナ CN-511B

Victor JVC FMフィーダーアンテナ CN-511B

 

このフィーダーアンテナは昔からの定番商品でFMチューナーやFMチューナー内蔵コンポを買うと付属品として付いてくることも多いものですね。

こちらは長いT字型のケーブルでこれを壁に画鋲などで貼り付けて使用する簡易アンテナです。 

 

しかし聴けるようになるまでの道なりが長かったです・・・(笑)

まず、私のチューナーはサブシステムのアンプ、DENON DRA-F102に内蔵されているチューナーしかありません。ですので必然的にこれに繋げることになります。

確認せずに買ったのがいけないのですが・・・・フィーダーアンテナはその名の通りフィーダー線の300Ωのタイプなのですが、コンポの背面を見るとアンテナ端子が75ΩのF型端子。テレビのアンテナと同じタイプのものですね。

 

そうなると300Ωのアンテナを75Ωに整合して端子の形状を変換してくれるコネクタを買ってくればいいだけの話です。普通の家電屋やホームセンターならば大抵売ってるはずです。

そして近所のホームセンターに行きましたが置いてません。そして数件のホームセンターや家電量販店を探しましたが見つかりません。普通の同軸ケーブルを繋ぐタイプのコネクタは売ってるのですが、300Ωのフィーダー線を繋げられるタイプのものが売ってません。

 

そこで登場するのはAmazon大先生です。検索すると・・・ありました。

アンテナプラグ

アンテナプラグ

 

 確かにフィーダー線なんて昭和の遺物みたいなものですからねぇ(笑)FMチューナーではまだまだ必要になるブツですが、流石に需要は少ないんですね。

 

これが揃えば接続は簡単です。適当にフィーダーアンテナ壁に貼り付けてコネクタ経由でチューナーに繋げるだけです。

実際に繋げてみると感度は極端に良いわけではありませんが、ラジカセやポケットラジオと比べると感度が非常に高くクリアに受信できます。

遠方の放送局の受信は無理ですが地元局の受信には充分です。

そして・・・昔聞いてたFM独特のアナログサウンドが聞こえます。radikoのデジタルのクリアーな音もいいですがたまにはFMチューナーの音もいいですね。