先日、何気なく立ち寄ったダイソーで新型のBuletoothスピーカーが売られていましたので買ってみました。お値段なんと1本1000円。
そしてこのスピーカーを2本使えばステレオ再生もできます。ペアで2000円のダイソー商品としては異例の高級品!?というわけですね。
パッケージを見る限り、ステレオ対応やパッシブラジエターによる「迫力の重低音」という嫌な予感のする表記が見えますww
折角のステレオ再生対応ですので、2本ペアで購入してきました。
■外観は?
外観は正直なところ、前モデルではラバーコーティングのような筐体とサランネットとなかなか良いデザインですが、今回の機種は外装は安っぽいプラスチックと金属製のグリルで高級感?は前モデルのほうが上ですかねぇ。
また、前モデルはカラーバリエーションはサランネットの色違いのみで、ボディーは黒1色ですが、今回は白と黒の2種類で筐体とグリルが同色になっています。
また、前モデルは脱着できないストラップが付いていましたが、今回はストラップは一般的な安っぽいストラップが付属している形になりました。ストラップホールはごく一般的の形状なので好みのものを付けることもできます。
本体サイズは前モデルより若干小さい程度ですが、持った感じでずっしり重く感じ、前モデルは実測156gに対し、今回の機種は201gと重めになっています。
自分は店頭でパッケージを手の取った時点で「おっ、なんか重くなってるな」とわかりました。
■端子と操作パネルは?
入出力端子は前モデルと変わらず、背面に電源入力用のマイクロUSB端子があり、他にUSB TypeAとマイクロSDスロットがあり、単体でも音楽再生ができるようになってます。
電源スイッチは前モデルでは背面にスライドスイッチになっており、使い勝手はあまり良くなかったのですが、今回は本体上部のボタンで電源操作ができるようになりました。
そして前モデルはオートパワーオフ機能はなく、ペアリングを切った状態でも電源スイッチをオフにしない限り、バッテリーが切れるまでスタンバイ状態が続いてしまいましたが、今回はオートパワーオフ機能がありますので、接続を解除して20分経過すると自動的に電源が切れるようになっています。
■音量周りの仕様変更もありました
あとは音量操作に関しても使用が変わっており、前モデルでは「+/ー」ボタンを長押しで音量操作、1回押しで曲スキップ操作でしたが、今回は逆に1回押しがボリューム操作、長押しで曲スキップになりましたので、細かな音量調整がやりやすくなりました。
また、前回は音量操作がスピーカーとスマートフォン(音源)側で音量調整が連動しておらず、特にスマホ側で音量を上げても充分な音量にならない場合はスピーカー側で音量操作をする必要がありましたが、今回は連動している形になっているので、扱いやすくなっています。
■実際にペアリングしてみる。
ペアリング操作は1台で使用する場合はそのまま電源を投入してペアリング操作すればOKです。2台接続のときは「ペアリング前」に片側のスピーカー(どちらでもよい)の「再生ボタン」をダブルクリックすればOKです。こちらの設定は1度行えば大丈夫なようで、次回以降は2台のスピーカーの電源を入れてあげればステレオスピーカーとして使えます。
一部のレビュー動画で「めんどくさい」と言っている方もいらっしゃるようですが、説明書をちゃんと読めば難しくはなく簡単にできます。
■実際に試聴してみる。
軽く試聴してみるとびっくり。「迫力の重低音」と表記されてる機器にありがちな不自然なイコライザーで持ち上げたような低音してはなく、1000円という価格やこの小型サイズから想像もできないようなしっかりした低音が再生できています。こちらには正直驚きました。
試しに中島みゆきの「ファイト」の冒頭のドラムソロの部分を鳴らして見ましたが、とても低価格スピーカーとは思えない鳴りっぷりです。
また、全体のバランスも非常に良くまとまっており、1000円クラスのスピーカーとしては考えられないレベルの音質に仕上がってます。
また、内蔵アンプが従来機種の3Wから5Wと大きくなっており、音圧もそこそこ大きな音量が出ます。大きな音量で聴く場合はしっかりとした所においてあげないと、共振が発生して音割れのような状態になってしまいますので要注意です。
自分は買ってすぐに我慢できずに車の中で試聴してみましたが、そのとき、メーターパネル前にポンと置いて試聴したら共振で音が大変なことになりました(笑)
■お勧めの使い方は?
非常に音質が良く、バランスの良い音なので、音楽だけではなく、Youtube動画再生や映画鑑賞など用途を問わず良好な音質で楽しめます。
個人的には机の上に置いて作業用BGMと使用したり、ベッドでごろんとしながら枕元に置いて鳴らすとすごくいい感じのステレオ感で楽しめる感じがしました。
■果たして買いか?
1本1000円、スレレオ再生をするのであれば2本必要になるので2000円とダイソー商品としては買うのに勇気がいる価格だと思いますが、個人的には価格以上の音質は間違えなく出ているお勧め商品です。
ただ、旧来から売られてる500円モデルも低域の再生能力は劣るものの、音質は決して悪くはなく、BGM用途としては悪くはない音ですので、YoutubeやRadiko等でトーク中心のコンテンツを楽しんだりするのであれば500円モデルもいい選択肢だと思います。
個人的にはこれで有線入力用の端子があれば完璧なんだけどなぁ・・・と思いますが。