【オーディオ】Amazonの高音質・定額制音楽配信サービス Amazon Music HDを試してみました。

1ヶ月ほど前に突如登場したAmazonの新しい高音質音楽配信サービス、Amazon Music HDを試聴してみました。

 

■従来の定額配信サービスとの違いは?

従来の定額制の音楽配信サービスは圧縮音源を使用していました。圧縮による音質の劣化は多少ありますが、ビットレートが高めの圧縮音源で配信されていますので、充分に高音質です。

しかし、今回のAmazon Music HDの凄いところはハイレゾの他にロスレス配信にも対応しており、対応している楽曲も非常に多いところです。

しかし、個人的に気になるのは従来の圧縮音源の配信が月額980円に対し1980円とプラス1000円も高くなる点です。果たして価格分のメリットはあるでしょうか?

 

■試聴環境の紹介

自宅の試聴環境はノートPCにクリエイティブメディアのUSB DAC、「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD r2」、こちらにソニーのアンプ、TA-F333ESXⅡ、スピーカーにJBLの4312B mk2です。DAC以外は古い機器で、特にスピーカーはカタログスペックでは再生帯域の上限は20khzですのでハイレゾの真価は発揮できないかもしれません。

クルマでの試聴環境はSIMフリースマートフォン OPPO R15 Neoという機種です。こちらはなんとハイレゾ対応でした。96khz24bitに対応しており、「本当にハイレゾの音が出てるのか!?」とPCを使ったアナライザで確認したところ、しっかり40khz以上の音まで出ていました!。

このスマホのヘッドホン出力をカロッツェリアのFH-9200DVDに接続し、内蔵アンプで同社のTS-C1710を駆動しています。

但し、フロントのみで4chを使用してマルチアンプ駆動をしており、タイムアライメント機能での調整ももちろん行っています。

 

■自宅で試聴してみると・・・

ロスレスハイレゾ共に印象は音像がはっきりしており、シャープで気持ちいい音がなっていました。正直圧縮音源との差はそれほど大きくないと思いましたが想像以上に多きな差が出ていて驚きました。

また、ハイレゾロスレスとCDも比べてみましたが、自分の耳では聞き分けることはできないレベルでした。

アナログ盤と比較してみると、とくに女性ボーカルの柔らかさはアナログ盤のほうがよく出てるような感じがします。

 

■クルマで試聴してみると

自宅で聞いたときと同様、音像には驚かされました。クルマは音量を大きめで聴けますので、音量を上げてみましたが圧縮音源では音が暴れてうるさく感じる領域でもロスレス音源ではしっかりと良好な音で鳴らしてくれました。

また、ドラムなどの打楽器系も非常に気持ちいい音がしており、音量を上げて聴くことの多いカーオーディオとの相性も良さそうです。

 

 

■総評

良いスピーカーやヘッドホンなどで音楽を聴くことが多い人にはお勧めしますが、BGM的に鳴らす人にはそれほど違いを感じられないかもしれません・・・。

2019年10月現在、90日間は通常の圧縮音源の定額配信と同じ料金で利用することができるので、気になる人は自分で試聴して決めてみればいいと思います。

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