今回、ハードオフにて以前から気になっていたTECSUNのBCLラジオ入門機、PL-380が2500円で売られていたので買ってしまいました。
・TECSUNとは・・・
中国のオーディオメーカーで日本ではAmazon等のネット通販でよく見かけるメーカーです。中国メーカーと言うとどうしてもマイナスのイメージがつきまといますが、このメーカーのラジオの性能には定評があり、日本国内でも高い評価を得てます。
特に高感度が売りのBCLラジオでは5000円前後の入門機から4万円近くする通信機タイプの高級機まで幅広いラインナップがあります。
またネット通販以外でも国内メーカーではオーム電機やAIWA(十和田オーディオ)が同社のラジオをOEM販売しているようです。
・今回のPL-380とは・・・
PL-380は遠距離受信を楽しむためのBCLラジオとしての入門機となります。
Tecsun PL-380 (日本語版取扱説明書)PLL ポータブルラジオFM ステレオ/LW/SW/MW DSP ETM USB レシーバー (PL-380 black)
- 出版社/メーカー: Tecsun
- メディア: エレクトロニクス
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商品リンクをご覧いただくとわかりますが、ラジオにしてはボタンの数が多く非常に多機能なので機械モノに弱い方にはまず敬遠されると思います(笑)
受信可能なバンドはAM/FM/短波/長波で一般的なラジオ放送なすべて網羅されております。
スピーカーはモノラルですがヘッドホンや外部スピーカーを接続すればFM放送はステレオで受信できます。
・クリアな受信感度
各バンドとも高い受信能力を持っています。一般のラジオではノイズが多く聞き取るのが困難な放送局も受信可能になっています。
同様のラジオはELPAのER-C56Fも持っていますが受信感度に関しては同等ですが、AMと短波に関しては受信帯域を調整する機能を持ってます。受信帯域を狭くすることで音質は犠牲になりますがノイズが大幅に軽減することができます。ER-C56Fでも同等の機能はありますが、2段階の調整のみですが、こちらは5段階に調整が可能で、帯域が最も広い状態ではノイズで聞き取りにくい局でも帯域を絞ることでかなり聞き取りやすくなりました。
・操作性は・・・
まず、本体左側面のチューニングダイヤル。こちらは慣れが必要ですが、操作性は良好ですが、1局スキャンがなく、スキャン機能は各バンドの全帯域の自動スキャンが操作性に非常に癖のあるオートブラウズ機能しかないのが難点です。
またBCLラジオだけあってメモリ機能は豊富です。
ただマニュアルを読まないと正直使いこなすことは難しいかもしれません(笑)
・電源は・・・
電源は単三電池3本もしくはUSB給電で使用できます。
単三電池は3本と中途半端な本数なのが困りどころですが、市販のニッケル水素電池などをセットするとUSB給電で充電することもできます。
これはちょっと便利かもしれませんね。
・総評
受信性能は申し分ないレベルですが、操作性あまり良くないのが欠点といえるかもしれません。機能的には素晴らしいのですが、この点はもう少し頑張ってもらいたいところですかね。