2011年にドコモより発売されたWindows7搭載の携帯電話、F-07Cに搭載されているOSをWindows10にアップデートしてみました。
まず、Windows7の状態でクロックアップ・マイクロSDの常時利用可能にする設定・WiFi制限解除の設定を済ませておきましょう。既に設定済みであれば問題ありません。
詳しくはこちらのサイトを参考にしてください。
手順はごく普通で恐ろしいくらいに遅い以外は普通のパソコンと同じ手順でアップデートを行うことができました。
ます、マイクロソフトのメディア作成ツールを使ってのアップデートは私の環境ではうまく動作しませんでしたので、他のPCで32GBのマイクロSDカードにWindows10 Homeのインストールメディアの内容をコピーしておき、それをF-07Cにセットします。インストールメディア自体はそれほど容量は大きくないので8GBでも充分なのですが、インストール時に一時フォルダとして使わせるため、容量の大きめのものを使用しました。
あと、ディスプレイドライバが正常に認識しませんので、予め富士通のサイトからWindows7用のグラフィックドライバをダウンロードし、マイクロSDに併せて解凍・コピーをしておくと良いでしょう。
http://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1013379
インストール自体の手順は普通のパソコンと同じですので詳細は省略します。
ただし、恐ろしく時間がかかりますので覚悟しておいてください。
F-07C特有の注意点としては発熱が原因でインストール中に電源が切れてしまう事がありますので、純正クレードルをお持ちの方はそちらを、お持ちでない場合はキーボードを開いた状態でスマホスタンド等にたてかけて作業するといいみたいです。
また、長時間連続での作業になりますので、USB電源は1A以上で安定して出力できるものを利用してください。
そしてインストール後、画面が正常に表示されていないと思いますので、とりあえず画面を「縦」に回転させてとりあえず操作ができるように設定し、先ほどのグラフィックドライバをインストール・設定を行えばインストールは完了です。
正直、クロックアップを行っていないと動作速度はかなり厳しいです。(クロックアップを行っても多少マシというレベルですが・・・)
ネタとしては非常に面白いですが、常用環境として利用する場合はあまりお勧めはできません。
せっかくですから、なんか活用してあげたい気もするんですがねぇ。