【最近買ったもの】東芝 CDラジカセ TY-CDS7

ちょっと前ですがカセットテープの音を楽しみたくなってCDラジカセを購入しました。条件としてはAUX入力付でステレオでの録音・再生が可能な機器で1万円以下で購入可能という条件でした。CD無しで5千円くらいでAUX入力付のラジオとカセットのみのラジカセはないかなと探したらあまり良いのは無さそうでしたので、今回東芝製のTY-CDS7を購入しました。

本当は再生オートリバースが付いているものが良かったのですけど、現在オートリバース付のカセットデッキはほとんど見当たりませんでした。

 

 国内メーカーですと他にソニーパナソニックからも発売されているのですが、この2社のものは外部入力端子が無いため検討の対象外となりました。

そして驚くのは東芝はCDラジカセだけで8機種もラインナップされていました。ただすべて廉価モデルであり、上位機種はWカセット仕様でSDカード対応でしたが音質的な面でのメリットもあまりなさそうでしたので比較的安価(6千円程度)のこの機種を購入しました。

 

この機種のスペック的な面はオートリバース無しのシンプルなカセットデッキを搭載したラジカセで、ラジオ部は電子チューナーになっており、3局のみですがワンタッチ選曲ボタンも付いていました。

入出力端子は側面にヘッドホン・AUX入力・マイク端子が備わっており、必要充分な機能は備わってます。音質に関しては可でもなく不可でもなく・・・特別高音質という訳ではありませんがBGM用としては聞きやすい音質になっていました。

 

そして肝心のカセットテープの再生ですが、低音と高音がやや強調された音になっており、内蔵スピーカーで聴く分には気にならないのですが、ヘッドホンで聞くと安っぽいオーディオ特有の音質でした。

これはもしかしたら、内蔵スピーカーの特性に合わせてアンプ部が設計されており、その出力をそのままヘッドホン出力に出した結果がこうなったという事でしょうか?

そしてカセットテープへの録音ですが、1khz以上の高音域がなだらかに減衰しており、極端に酷い音質という訳ではありませんが、高音域はあまり出ていないためにやや安っぽい音になってしまっています。また録音レベルがやや低めになっているようで、ノイズは目立ってしまっています。もしかしたら安価なテープでも音割れをしないように低めの録音レベルに設定されてるのでしょうか?

ただ、昔ラジカセで録音した音はこんな感じだったなー。なんて懐かしい思い出に浸ることはできました。

 

まぁ、マイナス評価ばかりを書いてしまいましたが、内蔵スピーカーで手軽に楽しめるという意味では聞きやすい音質で外部機器を繋いでカセットテープの音をデジタル機器に録音したり、より高品質なヘッドホンや外部スピーカーを繋いで聴くような使い方には向かないですが、内蔵スピーカーで気軽にカセットテープを楽しむのにはちょうどいい選択肢だとは思います。