【ジャンクオーディオ】ソニー製のCDプレーヤーを買いました。

さて、前々から探していた80年代の中~上級モデルのCDプレーヤーですが、ようやく手に入りました。

ハードオフでは何故かアンプやカセットデッキは多く見かけるのですが、私が行くハードオフでは何故か単体のCDプレーヤーはあまり見かけません。

今回すこし高かったですが3ヶ月の返金保証の中古品として売られていたソニーのCDP-337ESDを購入しました。

 

■どんなプレーヤー?

1987年発売の89800円のモデルで、バブル全盛期の当時はこのクラスは最も激戦区とも言われてるクラスで18万円もする上位機種557ESDとほぼ同じ基本設計でメカ部は557ESDと同一のものが使われてます。

なお、上位機種との差別化が難しいためか、これの後継機種では外観の高級感は良くなっていますが、中身は大幅なコストダウンが計られているとか・・・・

そして、店頭でこれを持ったときに驚きました。重たいです。あとで調べると重量は12.5kgもあります。これはしっかりしたパーツが奢られている証拠です。

保証付きということもあり若干高いようにも感じましたが思い切って購入しました。

 

■とりあえず動作試験は・・・

自宅のシステムに繋ぎ動作テストを行います。店頭でも軽いテストは行いましたが、改めてテスト。CDは通常のプレスされたCDは勿論、CD-Rメディアも問題なく読み込めました。流石にこの年式だとCD-Rは読めないだろうと思っていましたが、アルバム1枚丸々聴いても音飛びせず安定して再生できました。

ただ、傷の多いCDですと他のプレーヤーで問題なく再生できるレベルでもこのプレーヤーでは音飛びしてしまうようです。ある程度は仕方ない所です。

 

■音質は・・・

 音質に関しては正直驚きました。このクラスのCDプレーヤーは購入するのは初めてだったのですが、今まで使っていた1999年製のプレーヤーと比べて音が音がいきいきとしており、うまく言葉では表現できませんが、明らかに1ランク上の音だと感じました。

正直単品デッキのCDプレイヤーでここまでの差があるとは思いませんでした。

 

■問題点も・・・

この機種に限った話ではないのですが、この世代のCDプレーヤーはデジタル出力に問題があることが多いです。今回MDレコーダーに接続しようとしたところ、デジタル出力とアナログ出力は排他利用になっています。

1987年当時は民生用DATが発売されたばかりで、しかも当時のDATはCDの無劣化コピーを避けるため44.1khzのデジタル録音を禁止していたため、CDからDAT等の機器にデジタルで繋いで録音というのが一般的ではなく、デジタル出力は外部DACを繋いで使うことを前提にした設計だったのではないでしょうか?

この機種ではデジタル出力は試していませんが、他のメーカーの機種ではデジタル出力時にID出力が出ておらず、MDレコーダーに繋いで録音したところ、トラック分割を全くされなかったということもありました。

 

もちろんアナログ出力のみで使う場合やデジタル出力をDACで使う場合は問題ありませんが、MDやDAT等のデジタル録音機を使う場合は、DATにSCMSという著作権保護機能を搭載し、CDからDATにデジタル録音出来るようになった1990年以降のものを選ぶのが無難かもしれません。

 

しかし、音質面では文句なしに素晴らしいです。音質で選ぶのであればバブル全盛期の機種はしっかりと作り込まれているのでお勧めですが・・・流石に30年前の機種ですからねぇ・・・(汗