丁度、CDプレーヤーが1台欲しいと思ってたところでハードオフでKENWOODのCDプレーヤー、DP-7010が手頃な価格で動作品が売られてましたので購入しました。
1988年、昭和63年に発売されたモデルで昭和で最後のモデルといったところでしょうか?
・外観チェック
この時期のCDプレーヤーらしく、多くのボタンを搭載したデザインが特徴で、特にワンキーで選曲できる20キーのボタンがあるため、10曲を超えるCDでもワンキーで選曲を行うことができます。
表示パネルは大きめで非常に見やすいものとなっています。この時期のCDプレーヤーではよく見られるカレンダー表示機能も大きめになっています。
・入出力端子のチェック
まず、アナログ出力は2系統あり、1系統目は通常のライン出力ですが、2系統目はレベル可変でフロントパネルから出力レベルを調整できます。この出力レベルは前面ヘッドホン端子と共通なので使い道があまり思い浮かびません・・・。
デジタル出力は光と同軸を各1系統を搭載してます。
・外観チェック
この時期のオーディオ機器としては一般的なやたらボタンの数が多いのが特徴ですが、取扱説明書がないため、機能がよくわからないキーもいくつかあります。
インシュレーター部分はサスペンションのような機構を搭載しており、軽く押さえると沈み込むのがはっきりと確認できます。振動を吸収する機構としてはちょっと面白いものですが、このデッキの上に他のデッキを置いたりしたらこのサスペンションは意味が薄れるのでしょうかね。
・動作チェック
CDの再生は問題がないようで、軽く本体をゆする程度では音飛びをすることもありませんでしたので状態は良さそうです。
音質の当時の中級機だけあって、そこそこ良さそうです。
一部の表示灯が点灯しないものもありますが、実用上まったく問題ないものなので、気になりません。
同軸接続でMDデッキとデジタル接続してみましたが、デジタルでのダビングも問題なく行えましたが、何故かトラックの分割が行われませんでした。まだデジタル録音機器が広く普及する前の機種ですので、このような機能は存在しなかったのかもしれませんね。他にこの時期のCDプレーヤーを所有していないのでわかりませんが(笑)
・総評
CDプレーヤーは使用頻度が低いのですが、我が家のオーディオ機器は80年代前半から90年代前半の機器が多いので、その辺の機器と合わせて設置すると違和感がなく非常にかっこいいです。中学生の頃に憧れてたコンポの姿ですね(笑)
これでスペアナがあれば何かが完璧なのですが、430cm幅のスペアナ表示つきのグライコって見かけないんですよねぇ(笑)