ホームセンターで売ってる激安スマートウォッチを買ってみました。

実はこちらの製品、昨年9月に購入しまして、非常に面白い製品ですが、記事として書いてないので改めて記事にしてみようと思います。

商品はサンフレイムというメーカーのBSM02という製品です。

価格.com - サン・フレイム BSM02-BK [ブラック] 価格比較

 

こちらの商品はAmazon等のネット通販系ではあまり見かけず、Kakaku.comを見る限りヤマダ電気やヨドバシでも販売されているようです。

地元では購入時点で地元ホームセンターのチラシに掲載されていました(笑)

 

■パッケージ確認

まず、パッケージですが見た目は意外とちゃんとしてる感があります。パッケージ側面には機能の紹介があるので確認していきます。

軽く見る感じ、通知機能や歩数機能は搭載されていますが、最近のスマートウォッチの定番機能とも言える脈拍計は非対応のようです。

 

■外観と付属品チェック

本体はいかにも感しかしないチープなデザインでした。まぁ安物だから仕方有りませんん。それ以外には日本語の説明書と充電用のケーブルと最小限のものが付属していました。また、パッケージには脈拍計は非対応とありましたが、本体裏面を見るとしっかりと脈拍計センサのようなものがありました。

 

■実際の機能を確認してみます

まず、起動してみると気になるのは画面解像度の低さ。ただ、解像度は低いものの、画面は明るく見やすいのはこのスマートウォッチの数少ないマトモなところだったりします(笑)

そして、早速、指定された専用アプリを入れると問題が発生。Androidでテストを行いましたが、ホームボタンを押すたびにホーム画面アプリの選択画面が表示されます。通常はこれが出ても標準で使うアプリを指定すれば次からは出ない筈なのですが、何故か設定すると毎回でるようになります。付属アプリの時点で怪しさ満点です(笑)

そして専用アプリや本体を触っている限り、最近のスマートウォッチの定番機能とも言える脈拍計や血圧計などもしっかりと搭載されているようです。

 

・・・・でこのあたりの機能なのですが、触ってみるとどうも表示する数値がおかしいのです。そりゃ当たり前です。AppleWatchですら搭載されていない機能がマトモに動く訳ありませんよね(笑)

そしてこの血圧計機能を軽くテストしてみますと・・・

なんと腕の代わりにペットボトルに巻いて測定しても測定結果が表示されました。血圧どことか脈拍すらもちゃんと計測してないんですね(笑)

 

■付属説明書もなかなか面白いものでした。

まず、専用アプリの設定の説明は細かく書かれており、好感を持てるものでしたが、爆笑したのはこちら

付属アプリには「ログインをしないことをおすすめします」と書かれています(笑)

販売元のサンフレイムでも個人情報保護の観点で問題あると認識しているのか、このアプリのメンバー登録、ログインをしないことをお勧めします。と書かれています(笑)

 

更に説明書を見ると血圧計や脈拍計に関する記述もありました。

説明書にもちゃんと「対応しておりません」という表示と「ランダムで表示されています」「裏面のLEDライトは飾り」ともはっきり書かれています。

これには流石に爆笑してしまいました。

 

そして通知機能ですが、アプリで対応しているものしか通知できず、私の試した時点ではGmailすら対応しておらず、日本国内で広く使われてるものは定番どころのSNSと電話やSNSの通知くらいしか対応していません。

正直、マトモな機能は時計くらい。時計はスマホ側と同期されるので流石に正確に興じされますが、それ以外はこれは良かったという機能が見当たりません(笑)

 

■総評

こちらの商品は1980円前後で販売されており、スマートウォッチを自称するものとしては最安値クラスの価格帯ではありますが、マトモに使える機能がかなり限られており、正直お勧めできません。

この手のスマートウォッチは最近よく2000円~5000円程度の価格帯でホームセンターやドンキホーテなどのディスカウントストアで割とよく見かけますが、殆どの製品がこれに近いモノのようですので、個人的にはお勧めしません。

 

私個人的にお勧めはXiaomiのMi Band5。こちらは型遅れではありますが、価格も2023年3月現在のAmazonでの価格で4500円程度でスマートウォッチとしての一通りの機能はしっかり備わっております。まあ、セール等で3000円前後まで下がることもあるようです。