【雑談】35年前のNEC製のパソコン、PC-6001を入手しました。

今から35年前に発売されたNEC製のパソコンPC-6001を入手しました。自分自身も1983年頃から10年くらい愛用していました。

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1981年に発売されたホビーユース向けのパソコンで、89800円という価格で発売されました。当時のスタンダードモデルのPC-8001の168000円と比べるとかなり格安になっています。

また、記憶装置も含めた周辺機器は家庭にあるものを使える設計になっており、モニターはビデオ出力とRF出力と家庭用テレビにそのまま接続できるようになっており、記憶装置もカセットテープを使用するため、同梱の接続ケーブルで市販のラジカセやテープレコーダー等を流用できるようになっていました。

つまり、本体だけを購入すれば専用モニター等の専用周辺機器を揃えずに揃えられるので非常にリーズナブルです。

 

また、当時のパソコンはマニア向けというイメージも強かったため、「パピコン」という愛称で売り出し、キャッチコピーは「ジャンケンポン、カセットポン♪」、更にソフトはMSXや家庭用ゲーム機と同様のROMカートリッジも使えるようになっていました。しかしROMカートリッジのソフトはあまり発売されませんでしたが。

 

本体側面に付いているカートリッジスロットにはゲームソフトの他、各種拡張機器を接続できるようになっており、増設メモリや拡張BOX、拡張BASICなどの様々な周辺機器が接続できるようになっています。

背面は冒頭でも紹介した通り、モニター出力としてビデオ出力とRF出力があり、逆にRGB接続には対応していません。その他のインターフェイスとしてはカセットレコーダーを接続できるカセットインターフェイス端子、プリンタ端子、そしてオプションでRS-232Cも使用できるようになっていました。

また、ホビーユースを意識しているだけあってジョイスティックポートはアタリ規格のものが2ポート装備されていました。

 

パソコンとしてのスペックはCPUにZ80の4Mhz。こちらは当時としては標準的なものでした。メモリは標準で16KB、オプションで32KBまで増設可能です。

画面出力はテキスト画面が横32桁×縦16行、グラフィック画面がモノクロ画面で256×192ドット、カラー画面で128×192ドットとお世辞にも高性能と呼べるものではありませんでした。そしてカラーグラフィックスは同時発色数はわずか4色です。

当時はグラフィック機能はオプションになっている機種も珍しくはなく、低価格モデルではありながら簡易的なグラフィック機能を搭載してるのは評価すべき点なのでしょうか?

音楽機能はPSG3音+ノイズ1音、当時としては標準的なものでした。

 

そして電源を投入すると最初に表示されるのは「How many pages?」の文字。こちらはビデオメモリを何ページ分使用するかという確認プロンプトです。ビデオメモリはメインメモリから割り当てられるため、このような仕様になっています。標準では最大2ページ、メモリ増設時は4ページまで使用できました。

ページ数を入力するとBASIC言語のインタープリタが起動します。

当時のパソコンはスペックが低くOSを使用していなかったため、メーカーが用意したBASICをOS代わりに使うことが一般的になっていました。

 

実際にこのパソコンがどんな用途で使われたかと言うと、プログラミングの学習やゲーム用途として使われることが多かったと思います。

またファミリー層を狙っていたため、NEC純正も含め幼児向けも含めざまざまな年齢層向けの教育ソフトも発売されていました。

 

このPC-6001シリーズはスペックの改良を重ね、グラフィックやサウンド機能の向上に加え、PC-6001mk2では合成音声機能、mk2SRではその合成音声機能が歌えるようになり、最上位モデルの6601SRではワイヤレスキーボードやテレビ制御機能、スーパーインポーズ機能と他の上位機種でも採用されていないようなユニークな機能が多彩に搭載されていたのも大きな特徴でした。

 

しかしPC-6000シリーズは意外と短命に終わり、1984年に発売されたPC-6001mk2SRとPC-6601SRが最終モデルとなり、ホビーユース向けはPC-8801シリーズに譲る形になりました。

 

最後にPC-6001の名作ソフト「タイニーゼビウス」をモチーフとした曲のリンクを貼っておきます。こちらは2007年にニコニコ動画に投稿され話題になった曲です。8ビットパソコン黎明期の夢と思い出が詰まった名曲だと思います。


PC-6601が歌うタイニーゼビウス

【最近買った物】クリエイティブメディア USBオーティオI/F サウンドブラスター DigltalMusic PremiumHD

レコード等のアナログ音源のデジタル化をするためにUSBオーディオI/Fを新調しました。いままで使用していたものは2000円程度の安物で44.1khzのCDと同等クラスの音質のもので音質面でも不満もありましたので、折角ですので、96khz/24bitのいわゆるハイレゾフォーマットでの録音ができるものを選びました。

 

こちらの製品はDAC部のスペックは冒頭で紹介した通りで、入力はアナログはRCA端子1系統+マイク1系統、デジタルは光が1系統です。

そして問題は出力端子です。アナログは背面にRCA出力、前面はヘッドホン出力があるのですが、この2つは同時出力ができません。前面ヘッドホン出力に機器を接続すると背面RCA出力端子はオフになってしまいます。

予定ではRCA出力はオーディオ機器へ、ヘッドホン出力はPC用小型スピーカーに接続する予定だったので困ったことになりました・・・。

まぁ、オーディオ機器への出力は滅多に使うものではないですし、同時に使うこともまずないので余ってたAVセレクターを通して接続することにしました。

 

あとはヘッドホン出力とマイク入力はそれぞれフロントに配置されてますが、3.5mmのミニジャックではなく6mmの標準ジャックです(楽器などでよく使う太いタイプのジャックです)

最近は高級オーディオでもなければ6mmの標準ジャックなんて滅多に見かけないですから実用性で考えると3.5mmミニジャックのほうが使い勝手は良いのですが、見た目は高級機っぽくてかっこいいです(笑)

自分はメインのオーディオ機器も6mm標準ジャックなのでかえって好都合なのですが自分みたいな人はあまり居ないのではないでしょうか(笑)

 

あとは便利な機能としては再生リダイレクト機能ですね。こちらはいわゆるステレオミキサーと同等のものでよくニコ生などでゲームプレイ配信をする人なんかはよく使う機能ですね。PC再生音をそのまま録音に使えるのでけっこう便利な機能です。

 

あとは必要になる人は限られてくるとは思うのですが、フォノ入力にも対応しています。ライン入力と排他利用にはなりますがレコードプレーヤーをフォノアンプを使用せずにそのまま接続することができます。

 

 

そして録音ソフトですが添付ソフトも一応試してみたが、あまり使いやすいとは言えないものでしたので、いままで通りSoundEngineFreeを使ってみましたがドライバ側とソフト側を96khz24bitに設定することですんなりハイレゾ音質での録音もできました。

 

ただ・・・これ以外にハイレゾ対応機器を持ってないんですよね(笑)

【雑記】10万円で楽しむアナログオーディオシステムって・・・・

TIメディア LifeStyleさんの記事で「10万円で揃えるアナログオーディオシステム」というものを紹介していたのですが・・・

 

話題のアナログレコード! 気になる人のための手頃で満足度の高い機器購入ガイド (1/3) - ITmedia LifeStyle

 

アンプ・スピーカー・プレーヤー全て合わせて10万円で揃えるということで、紹介されていたのは安価なレコードプレーヤーにそこそこのアンプとスピーカーの組み合わせでしたが・・・・これで本当に良質な音が出るのでしょうか?

 

こちらの記事で紹介されていたプレーヤーのうちオーテクのAT-PL300とTEACのTN-100という2機種ははっきり言わせてもらうと論外です(笑)

音にこだわりの無い人であればそこそこの音は鳴るとは思いますがハイファイとは言いがたい音でその上カードリッジの交換が不可能です。

もう1つDENONの「DP-300F」が紹介されていましたが、これはギリギリセーフですけれど、付属のカードリッジがあまり良くありません。これにそこそこ良質なカードリッジを組み合わせると4~5万円にはなってしまいます。

 

10万円で楽しむシステムであれば(新品で売られている物という大前提で)TEACのTN-350あたりがいかがでしょうかね?S字型のアームを搭載しヘッドシェルやカートリッジの選択肢も広く、付属カードリッジはオーテクのAT-100E相当品。こちらはそこそこ良質な音が出るカードリッジです。

これで実売が4万円以下くらいです。

 

それに組み合わせるアンプはDENONPMA-390REあたりはいかがでしょうか?

現行品のアンプはあまり詳しくないのですが、実売3万円程度の製品でフォノイコライザー内蔵で出力も50W×2chと申し分ないレベルです。

それに3万円クラスの適当なスピーカーを組み合わせればそこそこ良い音が楽しめるのではないのでしょうか?この辺は好みもありますので・・・。

 

じゃ、このシステムで仮に金額を計算してみましょうか。

スピーカーは3万クラスでそこそこのものということでDALIの

 

DALI スピーカーシステム  ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1

DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1

 

 

辺りにしてみましょうか・・・。

ビックカメラ.comの価格で計算するとプレーヤーが38,653円、アンプが29,041円、スピーカーが31,968円(ペア)、これで合計99,662円でした。

狙ったわけではないのですがぎりぎり10万円というところですね(笑)

 

 

TEAC アナログターンテーブル チェリー TN-350-CH

TEAC アナログターンテーブル チェリー TN-350-CH

 
DENON プリメインアンプ エントリークラス ブラック PMA-390RE-K

DENON プリメインアンプ エントリークラス ブラック PMA-390RE-K

 
DALI スピーカーシステム  ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1

DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1

 

 

ただ、オーディオに10万円をかけようと思う人であれば、そこそこのこだわりはあると思います。しばらく聴いてると多少不満も出てくるので将来のシステムアップも

 

まず、カードリッジですがMCカードリッジの定番、DENONのDL-103。このクラスだと音質がだいぶ変わってきますのでお勧めです。ただMCカードリッジなのでそのままでは鳴らすことができないのでフォノイコライザーが必要となります。こちらはオーテクのAT-PEQ20の組み合わせ。これで格段に音質は良くなるはずです。 

こちらはカートリッジが27,400円、フォノイコが14800円、合計42200円。

 

 

DENON MC型カートリッジ DL-103

DENON MC型カートリッジ DL-103

 
audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ20

audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ20

 

 

10万円って高価なシステムに見えますけどオーディオ一式となると実に微妙な額なんですよねぇ(笑) 今回は底なし沼とカメラとわたし流の10万円システムを考えてみましたがいかがでしょう?

10万円だと色んなシステムが組めますので人によっていろんな意見が出てくるところではないでしょうか?

 

【アナログオーディオ道】45倍のマイクロスコープを買いました。

カートリッジの針先をチェックするために適当なルーペを買ってみましたが・・・・。まず、ホームセンターの文房具コーナーで買ったよく小学生が使いそうな虫メガネを買ってみましたが、拡大率が低すぎて全く使い物になりませんでした(笑)

 

そして100円ショップセリアで8倍のルーペがありましたのでダメ元で買ってきました。

こちらであればLEDライトなどの照明があれば何とか針先の状態や細かなホコリなども確認できるため、これならそこそこ使えると満足してました。

 

そして何気なく寄った中古屋のカメラアクセサリのコーナーに45倍マイクロスコープと書かれたブツが置いてありました。45倍というとんでもない高倍率で更にLEDライトまで付いて価格は600円程度ですのでそこそこ使えそうかな?と購入しました。

 

そして家に帰ってこの商品の出所を調べるためにネットで検索したら・・・

 

LED付き小型マイクロスコープ(45倍)

LED付き小型マイクロスコープ(45倍)

 

Amazon先生でまったく同じものが165円でした(笑) 

 

そしてこれでカードリッジの針先を確認すると、わずか1mmにも満たない針先やカンチレバーに付着している1mmにも満たないような微細なゴミまではっきり見えます。針先の摩耗の状態まではっきりと確認できます。

そして色々と確認すると・・・針先が摩耗してると思い込んで交換針を購入したものですが、外した針も残してあったので確認してみると・・・・あれ?摩耗が少ない?これもしかして・・・と思い1度クリーニングをしてカートリッジに装着してみるとちゃんとした音が出ました・・・。テスト時には歪みが大きめと感じたのですが異常ありません・・・。もしかしたらカードリッジに針が正しく付いていなかったのでしょうか?

 

また別な摩耗してるカートリッジを確認してみると明らかに針先が丸くなってるのが確認できました。

 

そしてもう1つ、スタイラスクリーナーの性能まではっきりわかりました。

今持っているのはオーディオテクニカ製とナガオカ製の2つを持ってます。ナガオカ製はブラシが柔らかすぎて使いにくいなぁ・・・と思ってましたが、オーディオテクニカ製のものは微細なゴミもよく取れてるのに対し、ナガオカ製のは目視で確認できるようなホコリやゴミはしっかり取れてますが目視で見えないような微細なゴミはけっこう残ってました。

そこまで神経質になる必要はないと思うのですが、意外なところでクリーナーの性能差が発覚しました(笑)

 

また、レコード盤を見てみると溝の形まで見えます。目視で見えるゴミや汚れが表面上のものなのか溝に入り込んだものかまではっきり見えます。

レコード再生は微細な汚れやゴミが音質に影響されますので、汚れがしっかり見えるのは有り難いですね。

 

そして調べてみるとPCに接続できるデジタルマイクロスコープ、倍率も50倍~500倍と顕微鏡じゃないのかと言いたくなるほどの倍率も2000円代であるようです。

今度機会があれば購入してみても面白いかもしれませんね(笑)

【アナログオーディオ道】中古で買ったカセットデッキが調子悪いので販売元に相談してみた。

今回、保証付きのTEACカセットデッキが調子悪いため、購入した店に相談してみました。

 

まず、不調箇所ですが・・・・

1.テープ回転速度の不調

  これは自分で調整もできると思うのですが、ガワを開けて勝手に弄ったら保証が

  効かなくなる恐れがある為手を出してません

2.ドルビーNRの不調

  ドルビーB/Cをかけて録音すると音がこもった音になってしまう。ドルビー回路

  周りの問題でしょうか?これは自力ではなんとかなりませんね。

3.A面録音時の音質低下

  両面とも不調であればアジマス角度のずれが考えられますが片面だけなのはなん

  でしょうねぇ?また3ヘッド機のオートリバースなのでヘッドが物理的に回転する

  機構なのでその周りの問題かもしれませんね。

4.キャリブレーション機能の不調

  どのテープを使用してもキャリブレーション機能で調整すると規定のレベルまで

  上がらず調整ができません。こちらはマニュアルで調整すれば済む話なので

  致命的な問題ではありませんが。

  キャリブレーションはA面でしか使用できない為、もしかしたら症状3との絡み

  の可能性もありますね。

 

まず、販売店で問い合わせたところ、修理業者にて対応可能か確認し、対応ができるようであれば直します。修理不能か修理額が大きくなる場合は返金という形になります。との返答でした。

今回は1983年製と非常に古いモデルという点と不調箇所が多いので修理対応は難しいと思われる。ということで返金になりました。

その後、修理業者に相談したり、同等レベルの良品を用意できるか検討してみますとの事でした。

 

そして昨日、お店に問題の機器を持ち込んで一旦返金処理をしていただきました。そして当時はオーディオ専門の担当者が不在との事で後日連絡するという形になりました。

そして今日さっそく連絡がありまして、修理対応は業者から「難しいだろう」との返答をいただいたそうです。そして交換に関しては同等クラスの中古機を系列店舗の在庫を確認したが見つからないとの事でしたので、そのまま返品という形で。と言うことになりました。

 

そんな形で我が家のカセットデッキが減りました。メイン機は当面は同じTEACのV-1050をメイン機として使っていくことにします。

自己録再でしか使用できませんがdbxノイズリダクションの凄さを知ってしまったのでやっぱり搭載機は欲しい。こちらはこまめに中古屋を漁って探すしかなさそうですね。

【アナログオーディオ道】ソニー ウォークマン WM-GX622を入手しました。

ソニーのカセットテープのウォークマンWM-GX622の動作品の中古を入手しました。

本体と乾電池アダプタ、専用品のリモコン付きイヤホンが付属していました。ガム型電池や充電器は付属しないとの事でしたが、ガム型電池が付属してても20年以上経過した電池がマトモに使える可能性は極めて低いので問題はありません。

 

このモデルは1996年発売のモデルでエントリー機のWM-EX622をベースにラジオと録音機能を追加したものです。

カセットテープはメタルテープに対応し、ドルビーB対応の当時のウォークマンとしては標準的な仕様と言えます。ラジオ機能はAM/FMの電子チューナー対応モデルです。今じゃ付いてても意味はないですがテレビ音声には対応していません。

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1996年というとMDの普及が急速に加速してきた時代で、特にポータブルMDがMDのサイズを活かした小型の再生専用機が多く登場してきた時期です。この頃のカセットプレーヤーはあまりコストはかけられていなく、高級機というものがあまり存在していなかったですが、カセットユーザーはまだまだ多く、スタンダートなモデルは多く売られていた時代です。

 

まず、カセットの音を聴いてみます。何本かのカセットを聴いてみましたが、やや高音域が弱い感じはしますが良好な音質です。古いカセットデッキに多く見られるテープ走行速度の異常やワウフラなども聴覚上では全く気にならないレベルで良好です。

音質調整機能は重低音機能のみでオフも含めて3段階に調整できます。

ラジオに関しては当時のウォークマンタイプのものはどのメーカーも似たようなものだった気がしますが、感度はあまり良くありません。FMはイヤホンのコードをアンテナとして利用する仕様でこちらも感度はあまり良くありません。FMラジオは海外仕様の周波数帯に切り替えることも可能になりますので、USA仕様に切り替えるとワイドFM放送も聴くことができます。ただUSA仕様にすると周波数の下限が87.5となりますので通常のFM局はほとんど聴くことができなくなってしまいます。

 

ソニーウォークマンは一時期イヤホンコネクタが専用形状になっていて専用品以外を使う場合は付属の変換プラグを使う必要がありましたが、この時期の機種はアダプタ無しで一般的なイヤホンをそのまま使用することができます。これは地味ですが非常にありがたいですね。

リモコンは液晶画面の付かないシンプルなもので、当時のソニーの上位機種にあった専用のマイクロコネクタを使用したイヤホン部の脱着機構もありません。

(当時は専用マイクロコネクタの上級クラスのイヤホンが売られており、リモコン機能を活かしたまま上級クラスのイヤホンに交換できるようになっていました)

 

発売から21年と比較的新しいモデルですので状態は良好で動作も問題ありません。流石に単品コンポのカセットデッキと比較すると厳しいですがこの時期のウォークマンタイプは基本性能がしっかりしてるものが多いのが特徴です。

 

カセットタイプのウォークマンの中古品の入手に当たっては基本動作以外にも注意しなくてはいけない点があります。それは付属品です。

極端な廉価モデルの多くは乾電池仕様になっいるので問題はありませんが、標準的な機種はガム型電池を採用しています。ガム型電池は純正品は新品では手に入らないので怪しげな海外製以外では入手ができません。

ただ、当時のウォークマンタイプのプレーヤーの多くは乾電池をセットして使用できる乾電池アダプタが付属されていました。これは機種毎に専用品になっているため単品での入手が難しいので、必ず乾電池アダプタの付属の有無の確認はしておきましょう。

あとはイヤホン端子。一部のモデルではリモコンの関係でイヤホン端子が専用形状になっているものがありますので、市販イヤホンの接続の可否、そして専用形状のものは付属品のプラグアダプターが付属しているか確認する必要があります。こちらは機種ごとに異なる訳ではありませんが乾電池アダプタ同様単品での入手が難しいものですので注意が必要です。

 

カセットデッキに関しては現在でも入手は可能ですが、音質が悪い機種しか生産されていないため、カセットテープの本来の音を活かした再生をできるのは80年代~90年代に生産されていた機種を中古で探すしかありませんが、今回は運良く良質なカセットプレーヤーが生産されていた最後の時期のものが入手できました。こちらはようやく入手できた貴重なものですので大切に使っていきたいと思います。

【最近買った物】コイズミ ステレオラジカセ SOUND LOOK SAD-1214

今回購入したのは近所のホームセンターで1980円で売られていたのでつい買ってしまったコイズミのステレオラジカセSAD-1214です。

 

KOIZUMI(コイズミ) ステレオラジカセ ホワイト SAD-1214/W

KOIZUMI(コイズミ) ステレオラジカセ ホワイト SAD-1214/W

 

 安物ラジカセということでネタ以外に使い道がないと思いながらも1980円という価格に釣られて買ってきてしまいました。

 

軽くチェックをするためにテープを再生してみましたが、内蔵スピーカーで聴くと安物ラジカセらしい薄っぺらいスカスカの音でとりあえず音楽は鳴ってます程度の音質でした。ヘッドホンを接続して聴いてみると高音域はあまり出ていないようですが中低音はしっかりしている印象です。

これは現在生産されてるカセットデッキのヘッドがこのようなものしか無いから仕方ないところでしょう。

そして聴覚上ではワウフラも気にならないレベルで回転速度の異常も聴覚上では感じませんでしたので、基本的な部分の作りは良好なようです。

 

そしてラジオを試してみて驚きました。アナログチューニング方式のラジオですが特にAMラジオ受信状態が良く他のラジオでは聞こえないような放送局も受信でき、夜間は他のラジオでは受信できないFENなどの他地域の放送まで聞こえてきました。試しに東芝のCDラジカセでも同じ周波数を受信させてみましたが、こちらのほうが良好に受信ができています。

FMに関しては地元で聴ける曲はNHK-FM茨城放送のFMワイド放送とFM局が少ない地域なので、評価は難しいですが地元のラジオ局に関しては問題なく聴くことができましたが他の地域の放送が受信できるようなことはありませんでした。もっともFMで他地域の放送が聞こえるようであれば相当高性能なラジオになりますがね(笑)

 

Amazonでの売価では執筆時点では3195円ですが品質を考えるとこの価格でも安いくらいかもしれません。