何回かに渡ってGPD Winの良いところを書いてきましたが・・中国メーカー製でしかもクラウドファンディングで生まれた製品です。当然怪しげな点もたくさんあります(笑)
1.Windows10ライセンスの黒い噂?
最近のWindowsマシンはハードウェアにライセンス情報が書き込まれている状態ですので、プレインストールのOSを使用する分にはプロダクトIDを入力する必要がないのですが、GPD Winの場合はパッケージにWindowsのプロダクトIDが添付されていますが、そちらがマイクロソフトが発行したものではなく独自のものが添付されてます。
自分の環境では問題なくライセンス認証は通りましたが通らなかった人もいるとの噂。
逆にマイクロソフトに問い合わせたところ正規ライセンスだと言われたという話もあるらしいですし、その辺の真相はどうなんでしょうねぇ・・・。
2.基本的に英語版での提供
日本で販売されている分に関しても日本語環境にローカライズはされていません。
英語版OSですが、最初のセットアップを済ませて言語設定を変えれば日本語環境になるので実用上問題はありませんが注意が必要です。
あとはキーボードが英語版に準拠しているので一般的なJIS配列のキーボードと一部記号類の配置が異なる点は要注意です。
3.ファンが手動調整
この機種は元々ファンレスで設計してあったものにファンを追加していたため、怪しげな点がいくつかあります。
まず一見ステレオスピーカーに見える部分がありますが、左側はスピーカーではなくファンの排気口になってます。元々はステレオスピーカーを搭載しているものをモノラルに変更しその代わりにファンを追加したようです。
また通常ファンは自動で動作しますがこの機種は背面にスイッチがあります。オン・弱・強の3段階で強にするとかなり音が気になるレベルになります。
私が使用している範囲ではオフでも今の所問題発生はしていませんが、負荷のかかる状態で長時間使用したり暑い場所での長時間利用などをすると問題が出るのかもしれませんね。
4.付属品が怪しげなロットもあるらしい
私の購入したものはそのような事はありませんでしたが、付属のUSBケーブルを使用して給電しながら使用すると天板と干渉して液晶が開ける角度が制約されてくるものやApple製品のコピーじゃないのかと思わせるようなイヤホンが付属してきたという話もあります。
ちなみに私の購入した製品に付属していたものは低音が若干強すぎますがそこそこちゃんとした音がするものでした。
今の所言えるのはGPD Winを購入する場合は信頼できる業者から購入することですね。中には劣悪な環境で長期間保管されていたのか、パッケージにカビが確認されたりつぶれた跡などのダメージを受けた製品が送られてきたという報告もあります。
私の購入したショップはAmazonでマーケットプレイスで出品してる「セイカツスタイル」という業者から購入しましたが、こちらから購入したものは全く問題ありませんでした。他については自分も詳しい事情を知ってる訳ではないので明言は避けたいと思います。
ちなみにGPD社の日本公式サイトでは正規代理店としてはYahooショッピングに出店している「ペガサスセール」さんと大阪のPCショップの「PCワンズ」さんの2社が掲載されています。