【注意・警告】
この記事で紹介しているパソコン向けのAndroidOSは上級者向けのものですので、簡単に導入できるものではありません。
OSの入れ替えを伴う作業になりますので、データの消失やパソコンが起動不能になる恐れがありますので、充分な知識がない方は絶対にインストールしないでください。
というわけで、ちょっと怖い警告から始まりましたが・・・やや危険物です(笑)
特に最近のメーカー製PCではOS再インストールメディアが付属していないものも多いので、下手にOS入れ替えを行うと非常に厄介なことになる可能性が高いです。
今回紹介しますのは、Android-x86というOSで、普通のパソコンにインストールすることができるAndroidOSです。買い替えなどで使わなくなったパソコンに遊びでインストールすれば面白いかも・・・という程度でお考えください。
一応、このサイトからISOファイルを無料でダウンロードできます。ライブCDとしても使用できますので、HDDの内容を弄らずに試しにテストもできます。
今回はXPがプレインストールされた古いネットブック、Lenovo ideaPad S10eにインストールをしてみました。
ごらんの通り、パソコンで普通のAndroidタブレットと同様の画面が表示されています。
インストールはISOファイルをCDーRやDVD-Rに焼いて起動すれば10分程度で済むと思われます。ただ、私の環境では最新版のandroid-X86-4.4-r3では正常に起動できなかったため、1つ前のr2を利用してインストールしたところ正常に動作しました。
また、インストーラーに含まれるパーティション操作ツールでは正常にパーティション操作ができなかったりインストール自体はできても正常に起動しない場合がありますので、この場合は予めほかのLinux等のライブCDでパーティションを削除しておけば問題なくインストールできます。(自分はUbuntuのライブCDで一旦パーティションをすべて削除してから作業を行いました)
OSインストール完了後は通常のAndroid端末と同様にGoogleアカウントの設定などを行えばごく普通のホーム画面が表示されます。
自分の環境ではWiFi及びBuletoothが認識しませんでしたが、市販のUSBトングルで対応できましたのでとりあえずはこれで利用するとします。
残念ながら音声は出ませんでしたが・・・とりあえずこのまま使います。
そして驚いたのはちゃんとGooglePlayがそのままの状態で使えます。
そしてまず行うのは日本語環境の整備。とは言ってもOS自体は日本語に対応しておりますので、GooglePlayからGoogle日本語入力などの適当な日本語IMEを入れてあげて設定してあげれば問題ありません。キーボードも初期設定では英語キーボードになっておりますが、日本語106キーの配列に変更できます。
あとは・・・お好みで環境を作るだけです(笑)
動作に関してはグラフィック周りは重いようでゲームや動画再生はかなり厳しいようでした。ただテキスト中心のブラウザ関係やSNSアプリなどは軽快に動作しましたので、ネット端末としては使い勝手がよくちょうどよさそうです。
ただマウス操作になりますので、アプリによっては使い勝手が悪いものもあると思いますが、その辺は割り切って使うことにします。
そしてほかのあまってるノートにも入れてみました。富士通のモバイルノートPC、LOOX UG90にインストールしてみました。
こちらは内蔵WiFi及びBuletoothは認識したものの、スリープに入ると復帰ができないという致命的な問題がある他、このパソコンの特徴でもあるタッチパネルは認識はしているものの、ずれが大きく使い物になりませんでした。
しかし、古いマシンでも比較的快適に動きますので、古いXPマシンが余ってる方なんかはいかがでしょうか?