さて、今回はこのシリーズ初のフィルム一眼レフカメラ、キヤノンのAL-1を紹介してみたいと思います。
1982年に発売されたマウントにMF専用のFDマウントを使用した一眼レフカメラです。
ピントを手動で合わせるマニュアルフォーカスではありますが、「フォーカスシグナル」という名称のフォーカスエイド機能付きのカメラであります。
ファインダーを覗いてシャッターを半押しすると、ファインダー内にピントの状態を示すランプが点灯しますので、その表示(矢印)の向きにピントリングを回せばピントが合ったことを示すランプが点灯するという仕組みになっています。
基本的に絞り優先オートを前提としたカメラで、マニュアル露出時はシャッタースピードが1/15~1/1000秒まで1段刻みでしか設定できなくなっています。絞り優先オート時はシャッター半押しにすると、ファインダー内の針でシャッタースピードが表示されるようになっています。
このカメラは電池蓋が壊れやすいという持病を持っているのですが、ちょっと器用な人であれば補修は出来ます。幸い、自分は補修修理済みものを入手することができました。
キヤノンのAF一眼レフカメラEOSが発売されたのが1987年ですが、その5年前にAFに近い機能を搭載したカメラが作られていおたとは・・・・驚きです。