【所有カメラの紹介】第16回 キヤノン MF一眼レフ FTb

1971年に発売されたマニュアルフォーカス一眼レフカメラのFTbを紹介します。

このカメラはフルメカニカル機になっており、内蔵露出計を使用しないのであれば電池が無くても問題なく撮影ができます。

 

問題なのはこの電池なのです。水銀電池を使用するのですが、この電池は現在生産されてなく、入手不可能になっています。

ただ、電圧変換アダプタはネット通販などで容易に入手できますので、そちらを使うと普通のSR43のボタン電池が利用できます。

あとはV625Uというアルカリ電池はそのままセットできます。ただこちらの場合は電圧が異なるため、露出が半段~1段程度アンダーで表示されてしまいます。

ただ、実際ネガフィルムラチチュードが広いため、このくらいの誤差であれば無視できる範囲内だと思います。

(実際にV625UをセットしたFTbでよく撮影してますが、この点に関しては特に気にしなくても問題なく撮影できていました)

 

撮影に関してはフルマニュアルになっておりますが、露出はファインダー内の露出計を見ながら絞りやシャッタースピードを決定すればいいだけなので、特に難しいことはありません。

 

このカメラ、フィルムで撮るときはこのカメラを使うことが多いのは、自分的には非常に扱いやすいカメラだからですね。