CDプレーヤーとカセットデッキ一体型のデッキで、国産メーカーではこのTEAC以外ではこのタイプのデッキは発売されてないのでうれしい限りですね・・・・嬉しいはずですよね・・・・。
しかし、スペックを見てみるとなんかおかしいんですよ・・・。
まず周波数特性・・・。え・・・・・????
50~12000Hz!?なにかの間違えじゃないのと言いたくなるくらいのスペックです。安物ラジカセ並みの周波数特性ですね。本来カセットテープはノーマルポジションでも17khz、メタルテープで20khz近くまで再生できるはずなのですが、それが12khz。4万円もするカセットデッキでこの能力ですと?なぜこんな仕様になってしまったのか疑問です。ただ、前モデルではできなかったハイポジションテープへの録音に対応されているようですが・・・これでは上級テープを使っても実力は発揮できません・・・。
そして・・・・・
ふぁ!?何かの間違えだと思いたくなる数値。これまた安物ラジカセのようなスペックですね。この数値は回転ムラの性能を数値で示しているものですが、全盛期の製品ではこの1/10程度くらいに抑えられた製品も多々あったのですが・・・・・。
そして前モデルより5000円程度安くなってるものの、機能が良くなった点ではUSBメディアへの対応、ハイポジションテープへの録音への対応がありますが、前モデルですとCDプレーヤーではなくCDレコーダー一体型だったのが再生専用に変更され、更に前モデルはオートリバースに対応してたのが対応していません。
そして周波数特性も前モデルと比べて悪くなっています。
恐らく前モデルが部品供給の関係で生産の継続が難しくなり、安定して供給されているカセット回りのパーツを使って作った結果がこのようなデッキになってしまったということでしょうか?
確かに他社製品を見てもオートリバースに対応したプレーヤーはモノラル再生のものがほとんどなので、恐らくステレオでオートリバースに対応しているヘッドは現在生産されていないという事なんですかねぇ?
それを考慮しても4万円でこのスペックは・・・・・ちょっと考え物です。