さて、紹介するカメラも11台目。自分の防湿庫の中にそんなにカメラがあったとは自分でも呆れ返っております。
前回はフィルム機のKissを紹介したので、今回は2003年に発売されましたEOS Kissデジタルを紹介してみたいと思います。
当時のデジタル一眼レフは実売で20万を切るくらいの価格が一般的でしたが、ボディのみで12万円という低価格で、デジタル一眼レフを身近にしたのはこのカメラだと思います。
確かAPS-C専用レンズのEF-Sマウントも確かこの機種から採用されました。
自分は2011年に初めての一眼レフとして9800円で購入しました。
最初は自分が一眼レフとか買ってほんとうに使いこなせるのか?という疑問もありまずはジャンクに近い低価格なボディーと2000円~3000円のレンズとの組み合わせで色々と撮影したりしていました。
センサーは600万画素のAPS-CセンサーでISO感度は100-1600と流石に時代を感じさせる面ですが、極端に大きくプリントしないのであればA4サイズ程度であれば問題ないレベルで、確かISO400くらいまでは実用的な画質は確保できていたと思います。
またシャッタースピードは1/4000まで、1/3ステップで設定できますので、こちらは今のカメラとあまり変わりません。
連写は2.5コマ/秒、連続撮影は4枚で、とりあえず連写機能に関しては無いものと思っているくらいでいいと思います。
また記録メディアはCFカードで4GBメディアは問題なく利用できました。
注意が必要な点は動画撮影はもちろんライブビュー機能すらありません。
おそらく当時のAPS-Cサイズのセンサーでは発熱の問題で実用的なライブビューが難しかったのでしょうか?ちなみにKissシリーズでライブビュー機能が採用されたのは5年後に発売されたKiss X2からでした。
4年前の段階で9800円ですから、今ではレンズ込みで1万円以下で入手できるくらいでしょうか?お金をかけずに一眼レフにチャレンジしてみたいという人ならひとつの選択しとしてアリじゃないでしょうかねぇ。下手なセンササイズの小さなミラーレスよりはいいと思うんですがどうでしょう?