【所有カメラの紹介】第27回 JVCケンウッド ビデオカメラGZ-HM438

2012年に発売された(と思われる)JVCケンウッド製の低価格ビデオカメラGZ-HM438を紹介します。

このカメラの情報ですが、まずググってもあまり情報が出てきません。

どうやら、どこかの家電屋の専売モデルのようです。

まず価格ですが私は2013年に中古で約7000円で購入しました。新品価格は15000円~20000円程度で売られていたモデルです。(はっきりとした情報は無し)

 

このカメラは1/5.8インチというかなり小さい撮像素子で画素数が150万画素です。そのため、小型軽量のボディーに望遠端で35mmで換算1680mm相当の40倍ズームレンズが搭載されています。ただ、極小センサのためか広角端では換算45.6mmと広角には極端に弱いカメラになっています。

素数についてはセンサの画素数は150万画素ですが、動画記録時の有効画素数が125万画素、手振れ補正をオンにすると105万画素になります。(カタログ値で63-105万画素となっておりますがデジタルズーム使用時ということでしょうか?)

そして勘のいい方なら気づいたと思いますが、フルHDの画素数は約200万画素なので、記録解像度に対してセンサの画素数が足りていません。つまり画素が足りない部分を補完して記録しているので、画質はあまりよくありません。

 

使い勝手に関してですが、録画やズームなどの基本操作などに関しては概ね使いやすいとは思うのですが、メニュー画面類が極端に使いにくいです。低価格モデルのためタッチパネルに対応していないのが厳しいところですね。

そしてこのモデルの致命的な欠点はバッテリーの持ちです。連続撮影で約1時間、実質撮影時間(カタログでこのような表記です)40分。予備バッテリー・大容量バッテリーなどはほぼ必須になりますね。

ただし、AC100Vを確保できる場所での撮影は付属品のみでAC100V電源での撮影ができるのはメリットです。私はシガライター電源からAC100Vを利用できるインバーターを利用して車載動画を撮影しました。

 

記録メディアはSDHC/SDXCカードで大容量のSDXCカードも利用できるようですが、今手元で確認しているスペック表には最大容量の表記がありません・・・。

 

そしてこの機種のメリットは小型軽量である事。バッテリー込みで215g、本体サイズは50.5*55*110.5mmとコンパクトなので工夫次第で色々な使い方ができると思います。

自分の試した範囲では車載動画を撮影する際にこのカメラをフロントガラスに吸盤で取り付ける雲台を使用しましたが、長時間の使用でも問題は出ませんでした。

 

正直、このモデル、よほど安い中古でもない限りお勧めできません。

買って失敗した・・・・と思った1台でした(笑)