ドコモが３月末からサービス開始した新ブランド、「Amaho」をサービス開始日から使い始め、ちょっと感想を書いてみようかなぁ・・・。と思います
■「Amaho」って何？？
話題になっているサービスなので、ご存じの方も多いと思いますが、ドコモが３月末よりサービスを開始した低価格・大容量の通信プランです。
まず、プランが１つしかありません。２７００円＋税という料金で音声通話（５分までは無料）＋２０GBの大容量データ通信が付いた低価格料金プランです。
ただし、申し込みやサポートはオンラインのみで、ドコモショップによるサポートが必要な場合は有償サポート（１回３０００円＋税）になるそうです。
■申し込み方法は？
既にドコモを使っていてクレジット決済の場合はAmamoのWebサイトから簡単に行えます。口座引き落としになる場合はクレジットカード決済に変更する必要があります。
新規や他キャリアのMNPの申し込みは自分はやっていないのでわかりません。
既にドコモ端末で利用しており、そこからの切り替えの場合は申し込み終了後、すぐに使うことができます。APN設定もSPモードと同じになっているので、すぐに使うことができます。
■ドコモとの従来回線との違いは？
まず一番の違いが原則サポートや申し込み手続きはオンラインのみ。通常のドコモショップ店頭での手厚いサービスは受けることができません。
あとは大きな点はSPモードのドコモドメインの「docomo.ne.jp」のメールアドレスは使用できなくなります。
この点は要注意で、各種ネット上のサービス等に登録しているアドレスがSPモードのメールアドレスになっているものがあるものは事前に変更しておく必要があります。
これを行わないでAmahoに移行すると後々面倒なことになりますので注意が必要です。
回線品質に関してはSPモード回線とほとんど遜色はありませんでした。
■MVNO回線（格安SIM)との違いは？
まず、一番の違いは通信速度。ほとんどのMVNO事業者はドコモの回線と比べると回線品質が低く、時間帯によっては希に動画の視聴などは厳しくなる程遅くなることもありますが、Amahoに関しては１ヶ月使ってそのような問題が出ることはありませんでした。
あとは地味なところですが、ドコモの年齢認証システムが使えます（笑）
MVNO回線ではLINEの年齢認証ができませんが、こちらはドコモ回線ですので年齢認証ができます。
■20GBを使い切るとどうなるの？
ドコモ公式では「最大1Mbps」で利用可能となっており、回線速度も実測で1Mbps以上が出ていることがほとんどでした。
ただ、速度制御されている関係か、実際の体感速度はちょっと遅いと感じ、Youtube等の動画再生でも再生はできるが再生開始までがかなり待たされるような状態です。
ただ、もし使い切った後でも1GBを500円で追加することができますので、どうしてもという時は利用を検討するのも良いでしょう。（実はこの1MB追加は格安SIM各社と比べてもかなり良心的な価格だったりします）
■お勧めできるものか！？
誰にでもお勧めできるか？と聞かれたら答えは「ノー」です。
というのは回線品質の面でも通信速度の面でも申し分ないですし、20GBの大容量が2700円という価格で使えるのは魅力的ですが、お勧めできない理由はサポート面。
普段、キャリアショップでのサポートを受けたことがなく、故障以外のソフトウェア的な問題やネットサービスの利用でのトラブルを事故解決できるレベルの人であればお勧めできるものだと思います。
ただ、店頭サポートをばっさり切ったことでこれだけの低価格を実現できています。
その点を充分理解した上であればお勧めできるものです。
