FDマウントレンズ群を活用するために使用している初代α7と併用しFDマウント2台体制で使うために購入しました。今回は前モデルの初代α7との比較を中心に書いてみようと思います。
旧モデルのα7Rが安い値で出てて一瞬迷いましたが、α7Rのほうは高画素になっている代わりに高感度性能が劣る、手ぶれ補正が無い、連写が若干遅い等の問題点がありまして、高画素機のメリットとデメリットを天秤にかけてみるとα7のほうが優位に立つと判断し、α7Ⅱにしました。
そしてα7を使い始めて随分と経ちますがFEマウントの純正レンズを1本も所有していないので、今回は28-70mmF3.5-5.6の標準ズームが付属したレンズキットを購入しました。特に性能が良いレンズという訳でもないですが、スナップ撮影で気軽に使うのにちょうどいいレンズということでこちらにしました。
このα7Ⅱはα7シリーズの3機種の中で最も安価でバランスの取れたスペックになっており、非常に扱いやすくなっています。
ボディーサイズや重量は5軸手ぶれ補正を搭載したためか、前モデルと比べて一回り大きくなっていますが、比べてみると若干気になりますがそれほど極端に重くなったわけではないので良しとします。
そしてα7で一番のメリットは5軸手ぶれ補正。AFに対応してないレンズの場合はレンズから距離の情報が取得できないため3軸のみで動作する形になりますが、これでも手ぶれ補正の効果は高く非常に使いやすいです。
実際にマウントアダプタを使用してFD50mmF1.4を装着して室内で撮影してみたところ、1/10くらいまでは手ぶれを止めることができました。
そして実際に触ってみて前モデルより格段に良くなったのは軍艦部の操作性です。まず見た目がすっきりしていますが、前モデルでは軍幹部にあったシャッターボタンをグリップ上部に移動しているため、すっきりして見えます。
そして前モデルでは1つだった軍艦部のカスタムボタンが2つになっています。これによりファインダーを覗いたままの状態でできる操作が増えました。
更に電子サブダイヤルの隣にあったカスタム3ボタン。こちらも前モデルではカメラを構えた状態で若干押しにくい場所にあったのですが、数mm程度の移動されておりますが、この数ミリのおかげで格段に押しやすくなっています。
背面パネル回りは大きな変化はないようです。
この辺のレイアウトの変更はユーザーの意見を取り入れたものでしょうか?前モデルのα7はこの辺の操作が若干使いにくいと感じていましたが今回はかなり良くなっています。
また、前モデルでは問題になっていたマウント回りですが、マウント部の爪がプラスチック製から金属製に改善されてます。そのせいか手持ちのFDマウント用のマウントアダプタを装着するときにかなり固くなってしまっています。ただ手持ちのマウントアダプタでかなり固くなるのは1種類だけなので、この辺は後日別のマウントアダプタを購入することとします(笑)
そしてAF性能ですが、FEマウントレンズではもちろんAFは高速で一眼レフとほぼ変わらない感覚で利用できます。また電子接点付のEFマウントアダプタ使用時はAFが合わないことが多々ありますが、その辺の精度も向上しておりマウントアダプタでのAFは遅いですが前モデルと比べてかなり実用的になってきています。
マウントアダプターを利用を前提にしており、試用期間もまだ丸1日に満たない状態ですので偏ったレビューになっていますが前モデルとの比較でこれだけ良くなっているのは驚きです。