【オーディオ機器】SONY Android搭載ウォークマンNW-A105HN を購入しました。

発表当初から気になっていましたSONYの新型Androidウォークマンを購入しました。

 

 

・どんな機種?

初代ウォークマン発売から40周年という節目の年の2019年に発売されたモデルで、ウォークマンシリーズとしては5年ぶりのAndroid搭載モデルとなります。

Android9を標準搭載し、各種ストリーミングサービスや動画配信サービスも高音質で楽しめるモデルとなっています。価格も実売で3万円代~と比較的手ごろな価格であるもの特徴のひとつだと思います。

また、今回のモデルからはウォークマンシリーズ専用の充電・データ転送用のWM-PORTが廃止され、USB TypeCが採用されたのでスマホとケーブルが共用できるのは大きなメリットだと思います。

 

・開梱して第一印象

「思ったより小さい。」これが第一印象でした。音楽プレーヤーとしての使い勝手を損なわずに使える3.5インチ液晶画面を搭載しており、大きさ的にはかつてのカセットテープのウォークマンより一回り小さいくらいのサイズです。重量も103gと非常に軽くポケットに入れていて重たさを感じることはありませんでした。

 

・プレインストールされているAndroidは・・・

一般的なAndroid端末と異なりプレインストールされているアプリは非常にシンプルで通常のウォークマンとほぼ同等の操作性のW.ミュージック、イコライザーDSPなどの音質設定を行うアプリ、あとは同社の音楽配信サービスのmoraのアプリくらいで、それ以外は概ねAndroid標準のアプリのみと非常にシンプルになっています。

もちろんAndroid端末なのでGooglePlayを使い好みのアプリをインストールすることができますので、ストリーミング配信サービス等、自由にアプリをインストールして使うことはできます。

 

・動作するアプリは・・・

動作するアプリに制限はありませんが、Android端末としてはスペックは控えめになっているため、重たいゲーム関係に関してはかなり厳しくなっていますが、Amazon MusicやGooglePlayMusic、dTV、dアニメストアYoutubeあたりは全く問題なく視聴することができました。

 

・ただし罠も・・・・

Android9という最新OSを搭載していますが、Android8以降では新たなオーディオAPI、「AAudio」が採用されています。

このAPIが曲者で従来のAPIを使うように設計されたアプリはハイレゾ再生に制限があり、48khz以上のサンプリングレートの音源は48khz24bitへダウンサンプリングされて再生されてしまいます。

新しいAPIを採用したアプリはまだまだ少数派でほとんどのAndroidアプリでは48khzでの再生となりますが、個人的には音質が大きく劣るわけでもないから大丈夫かな・・・とも思っています。

もちろん、標準の音楽再生アプリの「W.ミュージック」は352.8Khzまではダウンサンプリング無しで再生することができます。

 

・標準アプリ、W.ミュージックは・・?

通常のウォークマンと同等の機能が用意されているだけあって使い勝手は非常に良いです。楽曲の選択はアーティスト単位、アルバム単位、プレイリストのほかにフォルダ単位での選択ができるのは個人的にはありがたい機能です。

また、W.ミュージックアプリはアプリ内の操作でイコライザーDSPの設定を行うことができるので、専用機と遜色ない感覚で操作ができます。

ただ、検索機能がないのがちょっと残念なところですが・・・

 

・付属イヤホンについては・・・

NW-A100シリーズはイヤホン付属モデルと別売モデルの2つがあり、今回はノイズキャンセリング機能が使えるイヤホン付属モデルを選択しましたが、正直これは失敗したと思います。音質に関しては高域の伸びが良くなく、私の好みの音ではありませんでした。低域は非常に元気がいいので、ロックやポップスとは相性が良いとは思いますが、バラード系の楽曲とは相性は良くないかもしれません。

ノイキャン機能に関しては効果はかなり大きいのは確かですが、カナル型イヤホンを装着してるという段階でかなり遮音性がありますので、音楽を再生してしまうと、外の音はほとんど聞こえなくなりますので実用性はどうかな・・・?と感じます。

 

・バッテリーの持ちがちょっと厳しいかも。

W.ミュージックでの再生時はMP3ファイルで26時間、逆にDSD形式のファイルで11時間と必要充分な再生時間は確保されていますが、それはあくまでもオフライン時の話。

WiFiをオンにするとそれだけでバッテリーの持ちが悪くなり、オンラインでストリーミング配信を試聴していると、正確には計測してませんが、3~4時間も持たないように感じました。また、音楽を聴きながらWebサイトやSNSを見たり、動画サイトを試聴していると更に短くなってしまいます。

普段はWiFiはあまり使わず、外出先ではストリーミング再生はよく聴く曲はキャッシュにダウンロードを行い、オフラインモードを積極的に使うような運用が良さそうです。

 

・音楽プレーヤーとしては最高の使い勝手とクリアな音質

はやり、音楽再生のために設計されているので、音質面では同じイヤホンを使ってもスマホと比べてクリアですっきりした音がします。また、イコライザー機能も10バンドのグライコ機能が搭載されているので、クセのあるイヤホンでもある程度自分の好みに近づけることもでいます。

また、画面オフの状態でもハードウェアキーで再生・停止と選曲ボタンが用意されているので、基本操作は画面オフの状態のまま行えます。また、ハードウェアキーに関してはHOLDスイッチが用意されており、ワンタッチでボタンを無効にすることができるのも音楽プレーヤーならではの機能ではないでしょうか?

 

価格面でもイヤホン無し、メモリ16GBのモデルであればAmazonソニーストアでの価格は32000円程度。音楽プレーヤーとして考えるとちょっと高く感じますが、高音質で、自分の普段使ってるストリーミングサービスを高音質で楽しめることを考えると決して高いものではないと思います。

メモリは最大で64GBモデルまで用意されてますが、64GBモデルのお値段は47000円とかなり割高ですので、個人的には16GBに大容量のマイクロSDカードを組み合わせて使ったほうが良いと思います。最大128GBまで対応しており、128GBのマイクロSDも最近では3000円程度で購入できるものもあるようなので、私はこの組み合わせで使用しています。