【ジャンクオーディオ】ONKYO MDデッキ MD-125

先日、ハードオフで見かけたONKYOのMDレコーダーMD-125、うっかり購入してちゃいました(笑)

 

MDデッキ自体はハードオフでもよく見かけますが、その殆どはミニコンポサイズの小さな筐体のものばかりですが、430mm幅のフルサイズのMDデッキはあまり見かけないのでつい購入してみました。

 

1997年発売で、ちょうどMDが急速に普及してきた時期のモデルで定価74800円とMDデッキとしては高価な部類に入るものではないでしょうか?

 

・スペック紹介

1997年発売のモデルで機能的には非常にシンプルでMDLP等の拡張規格には対応していません。

特に入力端子が豊富であるのが特徴でアナログ1系統に加え、同軸デジタル1系統、光デジタル2系統の計3系統のデジタル入力が搭載されており、前面パネルのつまみで簡単に切り替えることができます。

DAコンバーターは20bit対応しており、カタログスペックでは20bitでMDに記録していると書かれていますが詳細は不明です。

他の機能面では非常にシンプルなもので、20bit DA/ADコンバーター以外は目立った特徴はなさそうでうす。

 

・まず外観チェック

この時代のオーディオ機器で主流だったシャンパンゴールドのフロントパネルで非常に高級感のあるデザインですが、非常に軽いのが気になります。オーディオ機器は高価なものは重くてずっしりとしてるものですが、4.6kgとこのクラスの機器としては軽量な部類に入ると思います。価格ほどコストがかかってないのかもしれませんね。

フロントパネルは中央にMD挿入口と表示パネル。表示パネルはMDデッキとしては一般的なものですが、430mm幅の機器なので表示パネルは大きめで見やすいです。

 

・動作確認

まず、録音済みのMDメディアの再生については問題無さそうです。次に自分がよく使うアナログ入力での録音を試します。

表示パネルにレベルメーターがあり、カセットデッキのような大きなものではないですが、レスポンスが良いメーターが付いてるので、録音レベルの調整は非常に行いやすいという印象を受けました。また、±0dbを超えてしまった場合は「OVER」の表示が出るので非常にわかりやすいです。

そしてデジタル入力での録音は録音レベルは固定ですが、ちょっと不思議な仕様はCD再生とシンクロして録音開始する機能がないようです。取り扱い説明書がないのでもしかしたら何かしらの設定が必要なのかもしれませんが、それらしき設定は見当たりませんでした。

いままで数台のMDレコーダーを使いましたがこのような仕様は初めてでちょっと驚きました。

 

・総評

MDレコーダーとしてはシンプルで使い勝ってはよく音質も良好とは言えますが・・・MDが広く普及し低価格なモデルの出始めてきた1997年でこのデッキで74800円という定価にはちょっと疑問を感じます。

そして、ちょっと不思議なのはモノラルモードが搭載されてない点です。MDは標準仕様では80分とCD記録には適した収録時間ですが、ラジオのエアチェック時にはちょっと短いのでモノラルモードを使いたいこともあるのですが、こちらはちょっと不便な点ですね。

それ以外には大きな不満はなく使いやすい1台だと思います。