【雑記】キャリブレーション機能を使わず3ヘッドデッキでバイアス調整してみる。 準備編

先日購入したソニー製のカセットデッキ、TC-K333ESGであるが標準でテープキャリブレーション機能を持っているが、現行で発売されてるほどんどのテープは感度が低いためか、キャリブレーション機能では正常な特性に調整できないようなので、自分なりの調整方法を書いてみます。

今回の方法は3ヘッドのカセットデッキであれば機種を問わず行える方法です

 

・必要な機材

1.3ヘッドのカセットデッキ

2.Windowsパソコン+USB DAC(ライン入力できるもの)

3.ホワイトノイズを出力できるデジタル音源

(今回はスマートフォンを使用しました)

4.オーディオセレクタカセットデッキに入力が2系統あれば不要)

 

・接続方法

私が普段使用している環境をできるだけ変更せずに接続している方法です。

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アンプのTAPE1端子にカセットデッキ、TAPE2端子にPCを接続して録音再生できるようにしている場合の接続例です。

カセットデッキにCD入力などの2系統目の入力がある場合はセレクタを噛まさずにそちらを使用しても構いません。

カセットデッキ単体をそのままPCに繋ぐ場合は単純に録再端子をPCのUSB DACに接続してPCでホワイトノイズ出力とスペアナ表示をやらせても良いと思います

 

・用意するソフトウェア

★スペアナ確認用

WaveSpectraというフリーソフトです。PCの画面上でスペアナ表示を確認できる他、バイアス調整に使用できるリサジュー表示もできるソフトなので、カセットデッキの調整用にお勧めのフリーソフトです。

高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra

 

★ホワイトノイズ発生用

今回はAndroidスマートフォンを使用しましたので、Android用の今回使用したソフトウェア「 White Noise Generator」を紹介します。他にもホワイトノイズを発生できるソフトはありますが、シンプルで時間制限なしで良好な特性のホワイトノイズが再生できます。ホワイトノイズ発生用のソフトウェアは調整前にフラットな特性のホワイトノイズが出力できているかスペアナで確認してから使用するようにしましょう。

また、ホワイトノイズで検索をすると環境音としてのホワイトノイズ発生ソフトも多数ありますがこちらはフラットな特性でないのでオーディオ調整用には適しません。

play.google.com

 

これで準備は完了です。多少面倒ですが、これで聴覚に頼らないバイアス、録音レベル調整ができます。

さて、次は実際に調整を行います。次の記事はこちらへ

tomomik452.hatenablog.com