レコードを良い音で聴くためにすること・・・色々ありますが今回はレコード盤の洗浄のお話をしたいと思います。
レコードの音質はレコード盤面についたホコリや汚れがノイズの原因になります。ホコリ程度であれば家電店で1000円程度で売られているレコードクリーナーで除去できます。
オーディオテクニカ レコードクリーナー(湿式/乾式)audio-technica AT6012a
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こんな感じのものですね。レコードプレーヤーの必需品です。
しかし、長年の保管で付着した汚れなどはこれでは除去できません。そして自分が色々試した結果、よく行う洗浄方法を紹介します。
用意するものは・・・すべて100円ショップやホームセンター等で簡単に手に入るものばかりです。
・中性洗剤
台所で食器などを洗う時に使うママレモンとかその類いのやつです。「中性洗剤」であることが重要です。アルカリ性などの場合は盤面に悪影響を与える危険性があるので、必ず中性洗剤を使用してください。
・ スポンジ
スポンジではなくても構わないですが、レコード盤に傷をつけないような柔らかい布などでもOKです。
・霧吹き
これも100円ショップで売ってますね。使い終わった洗剤とかのものを使ってもOKですね。
準備は中性洗剤を水で10倍程度に希釈したものを霧吹きに入れておきます。10倍というのは目安ですので、厳密に測らなくてもOKです。自分は目分量です(笑)
そして、レコード盤に全体に吹きかけ、スポンジなどで軽く広げるような感じでこする・・・というより撫でる低度で大丈夫です。泡が盤面全体に広まったら水道水で泡を洗い流します。それを両面行い、あとは自然乾燥させるだけです。また、水は常温の水を使いましょう。温水で行うと反ってしまうことがあります。
盤面に傷をつけないように立てかけて直射日光が当たらない場所で自然乾燥させます。
(直射日光が当たる場所だと反ってしまうこともあります)
充分に乾いたら市販レコードクリーナーで表面に付着したホコリを取り除いて再生してみましょう。これだけで音質は激変します。また軽度の音飛びが発生するレコード盤が音飛びしなくなることもあります。
また、盤面の状態が良くなればカートリッジにかかる負担も軽減され、針の寿命も延びるらしいです。
手順に関してはこの辺の動画を参照してみると良いでしょう。
また、この方法で行う場合、レーベル部分に水がかかりダメージを受ける心配があります。自分はいままで特に対策をしなくても目に見えるダメージはありませんでしたが、心配な方はレーベル面を保護する部品もあります。
数千円程度とちょっとお高いですがレーベル部分が心配な方や高価なレコードを多数お持ちの方であれば用意しておいたほうがいいかもしれません。
この程度で本当に・・・と疑問を持たれてる方もいると思いますが、まず1度、安いジャンクレコードなどで試してみるといいと思います。