超小型モバイルPC GPD Pocketを2週間使ってみて

500gを切る超小型モバイルPC GPD Pocketを使い始めて2週間が経ちますが・・・。

すごくバランスの良いマシンですね。

 

まず、このマシン、7インチのフルHD液晶を搭載していますが、7インチのフルHDですと、ほとんどのソフトで画面が窮屈に感じることなく快適に利用できます。

ただし等倍表示だと表示が細かすぎて色々と厳しいのでOSの設定で「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の項目で使いやすいサイズに調整したほうが良さそうです。自分は150%がとりあえずバランスが良く使いやすそうです。

 

そしてキーボードですが、英語版キーボードが搭載されていますので慣れは必要ですが、ブラインドタッチもできるレベルのキーボードで使い勝手は良いです。

キーボードの配置に関しては好みがあると思いますので、好みに併せてカスタマイズすると良いでしょう。

私はChange Keyというフリーソフトで一部キーの入れ替えを行っています。

特にESCキーやTABキー、バックスペースキーあたりは好みが分かれるところだと思います。個人的には最初に見たときはDeleteキーとバックスペースキーを入れ替えたほうが使いやすそうに見えましたが実際に使ってみるとデフォルトのままのほうが使いやすかったですね。

 

「Change Key」非常駐型でフリーのキー配置変更ソフト - 窓の杜ライブラリ

 

そして問題のバッテリーの持ちですが・・・・兄弟機のGPD Winと比較するとやや劣ってしまいます。とは言え、動画の連続再生時では3時間30分程度ですが、負荷の低い使い方ですと7~8時間は持ちそうな感じはします。(画面輝度は最低の状態で)

また、給電はUSB TypeCとなっていますので、通常のモバイルバッテリーを使って運用することもできますのでバッテリーでは困ることは少なそうです。

 

そして、意外と使いやすいのは両手で持って親指で操作する場合ですが、持ち方次第ではマウス操作もキーボード操作に関しても意外と快適に使えます。当然ですがタッチパネルも搭載してますのでそちらを使って操作することもできます。

 

パソコンとしての性能に関してはオフィスアプリやブラウザやSNS用のクライアント等、普段よく使うソフトに関してはいたって快適に動いてます。

CPUはAtomの最上位モデルのZ8750が搭載されメモリは8GB搭載されています。CPUが非力なので最新のゲームや動画編集のようにCPUやGPUのパワーを要求するものは厳しいですがPhotoshopLightroomなどの写真関連のソフトはやや重い場面もありますが実用的に使えるレベルでは動作しています。

 

そして不満点もいくつかあります。

まず、SDカードスロットが搭載されていない事ですね。ストレージの面ではeMMCが128GB搭載されているので容量的にはあまり困りませんが、容量の大きなファイルを置くことを考えるとマイクロSDカードスロットくらいは欲しいところです。

あとは電源ランプの位置ですが、PCを閉じると見えなくなる位置にランプが付いているので、パソコンを閉じた状態では充電状態の確認ができません。既に2回ほどケーブルを挿して充電してたつもりが通電していなくて充電できていなかったという事をやらかしてます(笑) まぁ、これは自分の不注意なんですけど(汗

 

GPD Poketと比べると非常にバランスが良く使い勝手は良いですね。ただ机の上に置いて使うより両手で持って使うことが多いのであれば兄弟機のGPD Poketのほうが良いかもしれません。