【雑記】オリンパス E-M10mark2を使って半月が経ったわけですが・・・

オリンパスのミラーレスカメラ、E-M10mark2を使い始めて半月が経ちますが・・・気軽に持ち運べるスナップ用として使うつもりだったのですが、想像以上のポテンシャルで驚きっぱなしです。

 

まず素晴らしいのはバッテリーの持ちです。いままで色んなカメラを使ってきましたが、ミラーレス機やコンデジ等は一眼レフと比べると消費電力が大きいパーツが多い上、バッテリーも小さいため丸1日使っているとバッテリーの面で不安になる機種がほとんどなのですが、このカメラはバッテリーに関してはかなり持ちが良いと思います。

ライブコンポジット機能で60秒の長秒撮影を約2時間30分行ってもまだまだバッテリーに余裕があるので驚きました。

バッテリーはソニーα7Ⅱが1020mAhに対して1210mAhと一回り大容量でセンササイズが小さいため消費電力の面では有利なマイクロフォーサーズ機ならではの結果ですね。

ちなみに初代EOS-Mのバッテリーは875mAhとかなり小さめでした。

 

次に驚いたのは強力な手ぶれ補正機能。いままで使ってきたカメラの中で間違えなく一番強力な手ぶれ補正機能です。センサシフト式の5軸手ぶれ補正をボディー内に内蔵しており、カタログスペックでは約4段分でスペック上はソニーのα7Ⅱのは同じ5軸、4.5段なのでα7Ⅱより劣るはずなのですが、実際に使ってみると明らかにα7Ⅱより強力な手ぶれ補正で通常三脚無しでは難しいこのような写真も撮れます。

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こちらは手持ちで1/1.3秒というシャッタースピードでこれだけの写真が撮れました。おかげでちょっと暗い場面での撮影でシャッタースピードを気にすることが減りました。

これだけ信頼して使ってみようと思わせた手ぶれ補正は今回が初めてです。

また、手ぶれ補正は通常の手ぶれ補正の他に縦方向のみ・横方向のみの手ぶれ補正を行うことができるので流し撮りにも活用できます。

余談ですが、上位機種では更に強力なボディー内手ぶれ補正が付いてるとの事で更に驚きです。

 

そしてユニークな機能ではライブコンポジット撮影という機能があります。こちらは星の軌跡写真などの写真を撮るのに適した機能です。この機能で撮影した画像が用意できていないのですが、このような写真を簡単に撮る機能です。

このように風景をほとんど入れずに星の軌跡写真を撮るのであれば一眼レフやミラーレスカメラの殆どに搭載されているバルブ撮影機能でシャッターを数十分開けっぱなしで撮影すればいいのですが、ここに風景を入れようとすると、街の灯りなどで写真が真っ白になってしまいます。

そこで街の灯りに合わせてシャッタースピードを設定して撮ると星も風景もしっかり写るのですが今度は星が流れません。

そこで、街も星も綺麗に写る露出で連続して数十分以上連続撮影を行い、パソコンでその写真を合成して1枚の写真にする作業が必要になります。

ライブコンポジット機能はこの面倒が合成機能をカメラ内で撮影しながらリアルタイムで合成し、1枚の写真として出力してくれます。また合成中の写真をリアルタイムで液晶に表示されるので、いままではPCで合成作業をしないとどんな写真になっているかわかりませんが、この機能の場合はどんな写真に仕上がってるか撮影中に確認することができますので便利です。

また、この機能で撮影した画像もRAWで出力可能ですので撮影後の現像作業も通常の写真と同じように仕上げることができるので表現の幅も広がります。

 

正直驚きっぱなしです。現在メインで使用しているフルサイズミラーレスのα7Ⅱと比較しても素晴らしいカメラで画質面やボケ味などの表現力の面ではもちろんα7Ⅱのほうが上です。これはα7シリーズのほうが格上のクラスのカメラですから当たり前ですが、格上のカメラのα7Ⅱを超える部分も色々あり、非常に驚いています。

 

また小型軽量なのも大きな魅力です。私がこのカメラを購入するに当たって一番惹かれたポイントがここなのです。付属の電動標準ズームレンズがパンケーキタイプになっており、高級コンデジ並の小型軽量なシステムになっております。

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α7ⅡとE-M10mark2、両者とも標準ズームのキットレンズを装着した状態の比較です。大きさでは比べものにならないくらいに違います。もちろんセンササイズの異なるカメラで比べるのもアレですが、ほぼ同じ画角、明るさでこれだけ大きさが異なります。

また重量では実測でα7Ⅱは925g、E-M10mark2は501gと半分まではいかないですが、それに限りなく近い重量差があります。

 

もちろん本格的な撮影時では高性能なレンズも所有してるα7シリーズやEOS 6Dなどでの撮影になりますが、日常的に持ち歩くカメラとしては非常に使い勝手がいいカメラだと思います。