【雑談】35年前のパソコン NEC PC-6001でちょっと遊んでみた。

先日、オークションで落札した35年前のNEC製のパソコン、PC-6001でちょっと遊んでみました。

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このパソコンはパソコン黎明期とも言える時代のモデルで、今のパソコンと比べてCPU性能もメモリ容量などの性能が非常に低いため、今のパソコンのようにEXCELやWORDのようなソフトを立ち上げて簡単に作業ができるものではありませんでした。

性能上の理由から今のEXCELのような様々な目的に使えるソフトを動かすことは難しいため、ゲーム以外の用途で使うためには自分で用途にあったソフト(プログラム)を作って動かす必要がありました。

 

当時のパソコンには比較的簡単にプログラムを作って動かすことができるBASICと呼ばれるプログラミング言語が標準搭載されている機種がほとんどで、このPC-6001にもN60-BASICというプログラミング言語が搭載されています。

今回はこのBASIC言語を使って簡単なプログラムを作ってみました。

 

まず1本目です。


ブロック崩し風のゲームっぽいものを作ってみました。実際にはゲームではなく単なるデモ画面です。パドルの操作ルーチンとその当たり判定のプログラムを追加すればそのままゲームになるんですが(笑)

動きが遅いのはわざと遅くしているのではなく、BASICで組んだプログラムだとこれくらいの処理速度が限界なんです(笑)BASICは他のC言語機械語などのプログラム言語と比べると簡単に扱える反面、処理速度がものすごく遅いという欠点があります。

まぁ、プログラミングの技術次第ではもうちょっと速くできるのかもしれませんが、自分もとりあえず簡単なゲームっぽいものを作れる程度の技術しかありませんので(笑)

 

2本目です。

こちらは一昔前のWindowsに標準搭載されていたマインスイーパーっぽいゲームを作ってみました。本来マインスイーパーは何もないパネルを開いたときはその周囲のパネルも一気に開くようになっていますが、それをBASICプログラムで再現しようとしたところ、ものすごく速度が遅くなってしまい1枚パネルを開く度に数分から数十分待つことになるとんでもないゲームになりそうでしたので省略しました。

これはプログラムのアルゴリズム(設計)次第ではもう少しマトモな処理速度でできそうな気がしますが自分の技量ではとてつもなく遅くなってしまうので実装はやめました。

 

市販のゲームソフトの場合はほとんどの場合はマシン語という超高速だけど扱うためには高度な知識が必要なプログラム言語が使われている場合がほとんどなのでもっと見栄えが良く高速な処理が行えますがBASICの場合は処理速度が遅く扱えるデータ量も少ないため、PC-6001の場合はこんな感じになってしまいます。

 

そして当時は誰でも理解できるようなBASICプログラミング入門書も色々発売されており、中にはマンガで簡単なゲーム作りを解説している本なんかもありました。

またBASICでのプログラミングの解説なんかをしているテレビ番組などもありまして、シャープのMZシリーズを対象としたテレビ東京系列で放送していたパソコンサンデーなどは有名ですね。

そういった意味では今よりもプログラミングの敷居は低かったのかもしれませんね。