今回、新品のターンテーブル(レコードプレーヤー)を購入しちゃいました。
前回購入でも再生できるのですが、内周部の音質低下が大きいことやカードリッジ交換に対応してない等の問題点も多く、思い切って新品のプレーヤーを購入しました。
お恥ずかしい話、自分でターンテーブルを購入しセッティングしたことがないため、トラブルを避ける為に中古ではなく廉価モデルではありますがカードリッジ交換ができるもので手ごろな新品のターンテーブルということでDENON DP-300Fを選びました。
通常のオーディオ機器はとりあえず開梱してそのままアンプ等を接続し電源を入れてしまえば再生はできてしまいますが、ターンテーブルはそうはいきません。
まず、開梱して最初に行うのはフォノイコライザーの設定です。これはアンプ側にフォノイコライザーが内蔵されている場合はオフ、通常のAUX端子などに接続する場合はオンに設定します。これを間違うと盛大に音割れしたり極端に音量が小さくなったりします。
自分の場合はアンプにフォノイコライザーが搭載されているのでオフに設定します。このDP-300Fの場合、スイッチはレコードを載せるターンテーブル部の下にあるのでまず最初に行います。
次にドライブベルトの取付です。DP-300Fの場合は金属製のターンテーブルにベルトが予め取り付けられており、それがテープで止められています。
まずこのままの状態でターンテーブルを取り付け、取り付けた状態で貼り付けられたテープを剥がし、本体側のローラーにベルトをひっかけます。
難しい作業ではないですが、説明書の記載だけではわかりにくいかもしれません。
次にカウンターウェイトの取付です。円柱状の金属製の部品で、アーム部の後ろに取り付けます。取付は目盛り手前に来るように取り付けます。(自分はマニュアルを見ずに付けて間違えて逆に付けました(笑))
カウンターウェイトは調整が必要ですが、それはヘッドシェルを取り付けた後になります。
次にヘッドシェル及びカードリッジの取付です。DP-300Fの場合は予めヘッドシェルにカードリッジが取り付けられている状態で同梱されてるので、そのままアーム先端に取り付けるだけです。こちらはアーム先端の端子に接続し、アーム側のロックナットでしっかりと固定するだけなので比較的簡単です。
もしヘッドシェルやカードリッジを別途に用意した場合はオーバーハングの調整なども必要になりますが、今回はカードリッジがヘッドシェルに取り付けられた状態で付属していたので、そのまま取り付けるだけでした。
ここまでできたら、プレーヤーを使用する場所に設置します。
ターンテーブルは微細な振動の影響を受けやすいので設置場所は注意が必要です。
まず、柔らかいものの上はNGです。例えば畳の上などにそのまま置くと音質に悪影響を及ぼします。
あとはスピーカーの上やスピーカーの前もNGです。これはスピーカーの振動とカードリッジの針が作用し最悪ハウリングのような状態を起こすこともあります。
そして水平な場所に設置します。通常のオーディオ機器であれば目視で概ね水平であれば問題はないのですが、ターンテーブルはちょっとした傾きが音に影響を与えるので要注意です。
あとは接続をして・・・と言いたいところですがまだ接続はしちゃいけません(笑)
面倒ですがあと一息です(笑)
次はアームの水平を取ります。アームから手を離した状態でアームが水平になるようにします。まずはカウンターウェイトの目盛りの位置を0にした状態でカウンターウェイトの取付位置を前後に調整し水平にします。
次に針圧を調整します。針圧はカードリッジごとに指定がありますので指定の圧に設定します。付属のカードリッジは2.0gなのでカウンターウェイトの目盛りを2.0にセットします。自分の場合は2.0gに設定すると針が飛ぶことが多いので重めにセットしました。指定圧はあくまでも目安ですので実際に音を聴いてから再調整をしたほうがいいと思います。
併せてアンチスケーティングの設定をします。こちらはターンテーブル側のつまみを針圧と同じ値にするだけですので簡単です。
そしてアンプに接続します。こちらは通常のオーディオ機器と変わりませんが、アンプ側にフォノイコライザーを内蔵している場合は必ずPHONO端子に接続します。
そしてレコード盤をターンテーブルにセットしますが、必ず再生前にレコードクリーナーで清掃してから再生しましょう。盤面にホコリやゴミが付いた状態での再生は音飛びの原因になるばかりか、ディスクや針にダメージを与えることもあります。
次に回転数とディスクのサイズをセットします。回転数はレコード盤に記載されているので、それに併せて設定します。一般的にはLP盤が33回転、ドーナッツ盤が45回転になっているものが殆どです。
あとはディスクサイズです。DP-300Fの場合はセンチ表記になっているのでLP盤は30、ドーナッツ盤は17に設定します。
あとはスタートボタンを押せば再生開始されます。
ここで再生されない場合・・・まずターンテーブルが回らない場合は当たり前ですが電源の確認、あとはベルトが正しくセットされているか確認します。
あとは針が降りても針がレコード盤に接触せず音がでない時はアームの水平バランスと針圧を再確認です。
面倒くさいですよねぇ・・・(笑)でもそれがアナログなんです。
あとは針圧の微調整でも音は変わりますので好みの音質になるように調整してもいいでしょう。