今回はAudiocommのポータブルカセットレコーダー CAS-710Zを購入しました。
購入価格はハードオフにて新品で2160円でした。
ラジオとスピーカーが内蔵されたカセットレコーダーで、モノラルではありますが、オートリバース機構が付いています。新品で購入できるポータブルレコーダー(プレーヤー)ではよくある仕様ですね。
ただしヘッドホン端子はステレオ仕様になっているので、普通のヘッドホンでもちゃんと両耳から音が出るようになっています。
実際にカセットテープを再生してみると、高音は出てないものの、低音域から中音域に関してはそこそこしっかりしています。また、ノイズは非常に大きくちょっと音量を上げると気になってくるレベルです。
実際にテスト信号のテープの記録されたテープを再生してみると、1khzのトーン信号が1.001khzで再生されております。この手のレコーダーはテープ再生速度が微秒におかしいものが多いので驚きました。
またホワイトノイズの記録されたテープを使ってテストを行うと8khzより上はなだらかに減衰していました。また、テスト用テープでは何故か4khzあたりに大きなディップが出てましたが音楽が録音されたテープを再生するとおかしなディップは見受けられませんでした・・・。
また、ラジオ機能に関してはおまけ程度と考えておいたほうが良さそうです。FM・AM共に木造住宅の室内では放送が全く受信できない。窓際でようやく受信できるがかなり受信感度が悪い状況です。比較的電波状況の良い地元ラジオ局でも同様なので感度に関してはかなり悪いものとなっています。
カセット部に関してはお世辞にも高音質と呼べるレベルの音ではありませんが、ここ数ヶ月で購入した3台の新品のポータブル型プレーヤーの中では最も良好な音質で再生できるプレーヤーでした。
ただ、Amazonのレビューを見ると悪い評価もちらほらみられるので、購入する際は返品・交換の相談ができる量販店で購入したほうが良さそうですね。