こちらは購入したものではなく、押入れの奥に眠っていたものを引っ張り出してきたものです。こちらはもう20年くらい使用していませんでした。
MDの導入やCD-Rの低価格化により次第に出番が少なくなり、そのままホコリを被った状態でした。
1995年に発売されたカセットデッキで同社のマイクロコンポINTEC185シリーズと組み合わせて使うことが前提になっているカセットデッキです。
単体のカセットデッキではありますが、録音レベルの調整機構もレベルメーターもないデッキで、録音レベルはINTEC185シリーズの組み合わせでCDとの連携で自動調整で使うしかなさそうです。残念ながらメインユニットになるCD/アンプ部はすでに故障して破棄していますので、この辺の機能は残念ながら利用できません。
実際に録音してみると、録音・再生共に高音域が極端に減衰しており、音質的にもかなり残念なことになっていました。
ヘッドを清掃して多少改善されましたが、残念ながら安価なラジカセよりはマシ程度のものでした。ヘッドの調整が必要かもしれません。
録音レベルに関しては低めの設定になっており、レベルメーター付きの他のデッキで再生してみたところ、-5db程度を指していました。こちらは単体では設定できないのでどうしようもなさそうです。
はやり、当時のミニコンポやマイクロコンポのデッキ類は単品売りしているモデルでもセットで使うことを前提にしているものが多く、単体での利用時はかなり制約が多いものが多く、中古やジャンクでの購入は避けた方が良さそうですね。
まだこの機種の場合入出力端子が普通のピン端子になっているのでまだマシですが、機種によってはコントロール信号と音声信号が1本になった専用端子になっているものが多く、このようなものだと完全に使い道がないから困りものです。