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【ジャンクオーディオ】ビクター カセットデッキ TD-V505

今回入手したものはビクターの3ヘッドカセットデッキ、TD-V505です。

調べてみると1987年発売の中級機のようです。

 

簡単に概要を説明すると3ヘッドタイプのダイレクトドライブ仕様のカセットデッキで、ハードオフで「再生可」と書かれたジャンク品が3240円なので確保しました。

またメカ部の動作はすべて電子制御になっており、なんとカセットの開閉まで電子化されていました。流石に30年前のデッキですのでオートリバースは非対応です。

音質関係の機能はドルビーB/Cに加えHX-PROを搭載されているオーソドックスな仕様でビクター独自のノイズリダクションシステムのANRSではありませんでした。

調整機能はまるでアンプの音量ダイヤルのような大型の入力レベルダイヤルが付いており、他にレベル微調整・バイアス調整・バランス調整などのつまみがあります。

また、下位機種では省略されがちなHX-PROをオフにするスイッチやMPXフィルターのスイッチなどもあります。

 

そして肝心な動作状況ですが、まずメカ部の動作確認は問題なし。巻き戻しの状況を見てもモーターのトルクも問題はなさそうです。

そして音楽を録音したテープを再生してデッキのヘッドホン端子で視聴してみると再生自体は問題ありませんが、ヘッドホン音量つまみにガリが発生するようです。また、端子に軽く触れるとノイズが走るので端子の状態はあまり良くないようです。

 

そしてパソコンの音声入力に接続し、テスト用信号を録音したテープで特性の簡易チェックもしてみます。

まず800hzのトーン信号を再生してテープの回転速度を検証してみるとほぼ問題なく規格通りの回転数を維持しています。これは素晴らしいです。当たりかもしれません(笑)

そしてホワイトノイズを再生して周波数特性を計測してみると高音域が弱いようですが概ね良好な特性にはなっていました。

実際に音楽を聴き比べても確かに高音域はちょっと弱い印象です。もしかしたらヘッド調整で何とかなるレベルでしょうかねぇ?

 

そしてここまで問題なくテストをクリアしてきましたが・・・ここから大問題が発生しました(笑)

 

実際にオーディオシステムに繋いで再生してみると問題はなさそうです。まぁ、単体で問題がなかったので当然といえば当然です。

そして録音を試してみます。CDをソースにテスト録音をしてみようと、まずテープを録音状態にして音源のCDを再生してみると・・・どうもレベルメーターの片側が全く動きません。3ヘッド機なのでデッキにヘッドホンを繋ぎ、モニターを入力音声にしてもテープ音声にしても確かに片側は聞こえてません。当然ですがこの状態で録音したテープを別のデッキで再生しても片側にしか録音されておりません。

調整つまみ類を確認してみてもほとんど改善されませんでした。また、CDダイレクト端子がありましたのでこちらでも検証しましたが症状は同じでした。

 

古い機材なのでもしかしたら内部のホコリなどが原因だということも考えられるので一応開けてみましたが内部は非常に綺麗で見た目上で問題がありそうな部分もなくネット上にも情報はないようなので、ハードウェアはさっぱりの自分はもうお手上げです。

 

折角の3ヘッド機なのに録音が使えないのは残念ですが、古い機種といえ80年代後半の中級機だけあって作りもしっかりしており、再生専用と割り切れば充分に使えそうな1台でした。3240円でこれだけのデッキと考えたら大当たりかもしれませんね。