【ジャンクオーディオ】KENWOOD カセットデッキ KX-W8020

なんとなくカセットテープの音が聴きたくなってきたので、ハードオフ等のリサイクルショップを物色してたことろ、KENWOODのKX-W8020というカセットデッキがジャンクで3000円、チェック時再生しました。と書かれたものを買ってきました。

調べてみると1991年あたりに発売されたものみたいです。この頃はMDが発表されたりしましたが、まだまだ一般的な音楽記録メディアといえばカセットテープという時代でしたね。

Wカセット仕様で両方のデッキ共に録再オートリバースになっているようです。機能面ではドルビーNRはBとC、更にHX-PROを搭載しています。

 

軽く動作チェックをすると、まずテープの走行に関しては再生・巻き戻し・早送りは問題なく行えるようで、巻き戻しの速度が遅くなったりすることなく、問題はなさそうです。実際にテープを再生してみると問題なく再生できるようです。音質がいまいちだと感じたのはデッキのせいではなくテープの録音状態のせいでした(笑)

そして新品のテープに録音してみましたが、そしたら右チャンネルの音量が小さく録音されてます。やっぱり20年以上前の機材ですからそれなりに問題は出るよなぁ・・・と思ってたらフロントパネルに「バランス」と書かれたつまみが・・・。ここを中央に合わせて再テストを行ったところ問題なく録音できていました。

 

また、テープに合わせて特性を補正するオートバイアス機能を試してみましたが・・・どうやら品質の悪いテープでオートで補正を行うと補正しきれないのかめちゃくちゃな音(全体にレベルが小さく非常にこもった音)になってしまいます。手持ちのテープではHIDISC製の新品テープは問題が発生しました。また、ダイソーで購入したマクセル製のカセットテープは問題なく非常に良い音質で録音できました。

 

また録音機能に関しては2つのデッキの両方が録音に対応していますが、HX PROやオートバイアスに対応しているのはデッキBのみなので、特に理由がなければ録音はデッキBを使用したほうが良さそうです。

 

非常に使いやすく音質面でもノーマルポジションの現在製造されてるようなカセットテープで楽しむ範囲では申し分ありません。今回は当たりでしたね。