【AV機器紹介】ドコモ セットトップボックス dTVターミナル(dTV01) 試用編

ドコモのdTVターミナルを使い始めて数日経過しますが、その結果気づいた点を色々と書いてみようと思います

 

■操作面

全ての操作はリモコンから行う試用になっており、リモコンで使う分にはレスポンスなどは概ね不満がありませんが・・・ユーザーインターフェイスに関してはもう少し改善の余地がありますねぇ・・・。

 

まず、十字キーですが充分に大きく使いやすいのですが、手元を見ずに画面を見ながら操作すると、十字キーの場所がわかりにくいのが難点です。他のキーの間隔を開けるか、触ってほかのキーと区別がつくような形状にしてほしかったものです。

また、動画再生中にホームボタンや戻るボタンを不用意に押してしまうと再生が停止してしまうため、できれば再生を中止するか確認するかのダイアログが欲しいところですね。

あとは検索などの文字入力時はソフトウェアキーボードで十字キーで選択し入力する形式なので非常にやりにくいです。リモコンにテンキーを付けて旧来の携帯のような形式で文字入力できるようにしてくれればありがたかったです。

また、サポート外ではありますがUSBキーボードを接続すると文字入力はできますが非常にレスポンスが遅く使い勝手は良くありません。

 

■設定

ドコモショップで購入した場合は、店頭でドコモアカウントと端末固有IDの紐づけを行ってもらえるため、ネットワーク設定のみで映像コンテンツを楽しむことができます。

 

■ネットワーク

無線LANと有線LANの両方が使用できます。最近はネットワーク対応AV機器やゲーム機が多いので、AV機器付近にLANケーブルを配線している人も珍しくなく、有線LANに対応しているのは高く評価できますね。

 

■動画再生

画質面では満足ですが、操作性の面では難があります。

例えばシリーズもののアニメを連続してみるときはオープニングを飛ばしてみたいときもありますし、目当てのシーンだけを見たいこともあります。

この場合、早送り・巻き戻し機能は付いているのですが、早送り・巻き戻しは静止画像になり、時間表示のみが変わるようになっておりますので、目当てのシーンを探すのは非常に面倒です。ネット配信ですので早送り・巻き戻しに制約があるのは仕方ないところですが、せめて30秒送り・10秒戻しなどの機能は欲しかったところです。

ただ、メニューボタンから次の話へ簡単に飛ばせるのは非常に良いです。

 

HDMIスルー端子

HDMIスルー端子が付いているのはいいのですが、電源オフ時は信号がスルーされず、電源オン時にリモコンで切り替えボタンで切り替える仕様で、電源オフ時は信号が出力されないのは残念です。

 

■検索ボタン

取説には検索ボタンを押すと検索画面の表示となっていますが、実際は検索画面に推移せず、検索画面とソフトウェアキーボード画面の切り替えの役割になっているようです。この辺の挙動はかなりわかりにくくなっています。

 

■miracast機能

スマホ等の端末の画面ミラーリング機能で、リモコンのmiracasrtボタンを押すだけですぐに接続待ちの画面になりますが、他のボタンと間違えてこのボタンを押しやすく、一度この画面に入ると終了するのに十数秒程度の待ち時間が発生するのは難点です。

 

 

【総合評価】

ハードウェア的な面や動画再生の品質は非常に良いのですが、正直のところ操作性、特に検索機能は致命的なくらいに使いにくいです。この辺はソフトウェアアップデートに期待したいところですね。

見たい作品を予めPCやスマホでマイリスト登録して見るほうが快適かもしれません。

しかし、実売7000~8000円の端末でこれだけの機能を持ってるとはすばらしいです。

オンラインコンテンツはドコモのコンテンツに限定はされますが非常に使いやすいので、dアニメやdTVをよく使う人でしたらお勧めできる端末だとは思います。