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【ジャンク機材紹介】AIWA データレコーダ DR-20

今回入手したのは1980年代前半のパソコンでよく使われていたパソコン周辺機器の「データレコーダー」を入手しました。

 

何故、パソコンの周辺機器をAIWAが・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、このデータレコーダは実はただのカセットレコーダーだったりします(笑)

もちろん、パソコン用として販売されていたので、パソコン用に最適化された仕様になっていますので非常に安定しています。

 

では、なんでパソコンに「カセットレコーダー」?という疑問が出てくると思いますが、音楽や音声の記録再生のために使っていたわけではありません。

80年代前半、一般家庭用のパソコンが出回り始めた当初はフロッピードライブが非常に高価な代物でよほどのお金持ちかマニアでもない限り手を出せるようなものではありませんでした。

そこでフロッピーの代わりのデータ記録媒体として使われたのがカセットテープだったという訳です。とは言ってもデジタルで記録してるのではなく、パソコン上のデジタルデータをアナログの音声信号に変換してカセットテープに録音して保存していたのです。

音声信号なので普通のラジカセでも代用できたのですが、ラジカセを使用した場合は特性的な面で相性があったり録音・再生レベル、音質の調整などの相性の問題から読み出しエラーが多発したりすることもよくありました。

また、ラジカセを代用した場合は自分で記録したデータは読みだしても他のレコーダーで記録したものや市販のソフトなどがうまく読み出せないこともありました。

 

そこで、各パソコンメーカーや周辺機器メーカーなどではパソコン専用に設計されたカセットレコーダーを「データレコーダー」という品名で発売していました。

また、独自の波形処理回路を搭載しており、他社の同等製品より読み出しの安定性が優れている他、MSX専用に2倍速での読み出し機構が搭載されていました。

 

今回入手した製品には本来の付属品ではないと思われますが、パソコンとの接続ケーブルが添付されており、MSXNEC系のパソコンなら問題なく使えそうです。

このケーブルは本来、パソコン本体に添付されているものでデータレコーダーには添付されていない場合がほとんどなのですが、今回買ったのは手放した人の勘違いかケーブルが付属していました。

このケーブルがハードオフなどでも見かけることのまず無い希少なケーブルで中古のレトロパソコンでもこのケーブルが付属しているのは稀なケースなので正直なところ、レコーダー自体よりケーブルのほうが欲しくて購入しました(笑)

価格はジャンクで4800円と割高でしたが、希少なケーブルが付属しているので迷わず購入しました。

 

いま私が保有してるレトロPCでデータレコーダが接続可能なのはMSXのみなので、ソニーMSXに接続してテストしたところ、問題なく記録・読み出しともに行えました。

 

また余談にはなりますが、付属しているケーブルを使ってICレコーダーのイヤホン端子・マイク端子にそれぞれ接続してみましたが、問題なく読み書きが行えました。

(ノイズカットや音量自動調整などの音に関わる機能は全てオフにして、圧縮を行わないPCM(WAVE)録音モードで使用する必要があります。MP3などの圧縮録音しかできないボイスレコーダーの場合は圧縮で波形が正しく再現されないため使用できないと思います)

 

パソコン初期の頃はファイル一つ保存するだけで一苦労だったんですよね。おまけにパソコン用レコーダーを使ってもテープの劣化などで読み出しできなくなることも稀ではなかったので、バックアップとしてA面に記録したデータを念のためB面にも同じように保存したりと・・・色々と懐かしい思い出です。