【商品モニター】EC Technology ソーラー充電器 USBソーラーチャージャー 18W 2ポート

今回もEC Technology からモニター商品としていただきましたソーラーパネルによる充電器をレビューしてみたいと思います。

 

 

 最大18Wの出力をソーラーパネルのみで賄えるソーラーパネル充電器です。

外観は折りたたんだ状態でB5サイズの用紙より一回り小さいくらいの形になり、開いた状態では4つ折りになりますので4倍の大きさになります。

出力は18W=5V 3.6Aが最大出力になり、1ポートで最大2.4Aの出力になりますので、出力を無駄なく使うには2ポート同時使用が必須となります。

 

実際に使用してみると、晴天時ではカタログスペックに近い性能は発揮できるようですが、うす曇りの時であれば0.8~1.0A程度、曇りのときでは0.3~0.5A程度の出力になるようです。また、メーカーも言っておりますが雨天時は全く電圧は出力されませんでした。

また、日陰になるような場所では使用できないようでした。(木漏れ日程度の光では発電できないようでした)

 

実際に機器を接続してみると、モバイルバッテリーやスマホはもちろんのこと、晴天時であればタブレットPCの充電が可能でした。

ただ、ソーラーバッテリーという特性上、天候の状況で出力電圧が変動しますので、大容量モバイルバッテリーを接続し、それに充電して利用したほうが安定して機器に充電できるので効率や安定性の面では良さそうな感じがします。

 

そして使い勝手がよいのが上下4か所に金属製のリングが用意されていますので、フックなどで吊るして利用したり、ヒモなどで縛って固定して利用することも可能です。

メーカーのプロモーション画像では登山時にザックに固定して利用してるシーンの写真なんかも出てますが、このようなアウトドア用途にも災害時の緊急用充電器としても良さそうで、晴天時で丸1日でスマホ3~4台分の充電もなんとかなりそうなので、東日本大震災のときのように長期間に渡っての停電が発生した場合なんかにも良さそうです。

 

実際に利用状況では5時間程度、晴れたり曇ったりしてる日に車のダッシュボードに5時間ほど置いて20000mAhのモバイルバッテリーを充電したところ、約60%程度まで充電できました。(テスト用に1%単位でバッテリー残量を表示できるモバイルバッテリーを使用しました)

逆に曇りの日にタブレット端末(ドコモ dTab)を充電したところ、2時間程度で0%→3%程度しか充電できてませんでした。(電源ON時、充電状況を計測するアプリで確認すると、給電容量が追い付いてないことが多かったようです)

 

そして、注意する必要があるのは設置場所。ソーラー発電なので直射日光のあたる場所に設置する必要がありますが、一緒に充電する機器を置いておくと機器が高温になり充電がストップしてしまうことが多々あるので、長めのケーブルを用意して端末は高温にならないような場所に工夫して設置する必要がありそうです。

 

大容量で実用的な出力が確保できますので、緊急時やアウトドア用としてお勧めできる1台です。