【ジャンク機材紹介】エプソン イメージスキャナGT-8700F+透過原稿ユニットGT70FLU2

ハードオフにて、2000年に発売されたエプソン製のイメージスキャナGT-8700Fが1000円で売られていたので購入しました。

ただのスキャナであれば1000円でも購入しなかったとは思いますが、オプション品の透過原稿ユニットGT70FLU2もセットでついてきました。(これが付いてなければ買うことはなかったと思います)

 

この透過原稿ユニットって何者かといいますと、フィルムを取り込めるという訳です。これならば今所有している安物フイルムスキャナと比較して格段に良い画質で取り込めるだろうと判断し購入しました。

 

しかし、2000年に発売されたこのモデル、発売当時の最新OSはWindows2000で、最終版のドライバはWindowsVistaの32bit版ですので、現在私のPCで利用しているWindows10 64bit版での動作はまず期待できません。

ところが、ネット上での情報を調べてみるとGT-9300シリーズのドライバが流用できるようで、このGT-9300シリーズはWindows10もサポートされています!

www.epson.jp

 

このドライバーをダウンロードしてインストールしただけでは認識しません。異なる機種のドライバですから当たり前ですよね。

このドライバーを適用する手順としては、まずGT-8700FをUSBで普通に接続します。当然認識しませんので、デバイスマネージャーから正しく認識されていないGT-8700のプロパティーを開き、ドライバーのタブのドライバーの更新→コンピュータを参照して(略)→コンピュータ上のデバイスドライバーの一覧(略の順で操作してGT-9300のドライバーをインストールすれば無事に利用できます。

実際にこの手順でインストールして、透過原稿ユニットも含めて問題なく動作しました。

 

そして適当なフィルムをスキャンしてみると・・・・遅い。とにかく遅い(笑)

1200dpiで1枚当たり2分程度はかかるようです。

当たり前の話です。このスキャナはUSB1.1時代の機器なので、接続速度が非常に遅いので、このような状態になってします。まぁ1000円ですから仕方ないと諦めましょう。

どうしても諦められないというのであれば、GT-8700はSCSIもサポートされているのでSCSIで繋げば高速な転送ができますが、このスキャナの為にSCSIボードやUSBアダプタを用意して高価なSCSIケーブルを調達して接続するのであれば素直に最新モデルのスキャナを買ったほうが良さそうです(笑)

 

画質的には私は充分満足できる画質を得られています。サンプル映像も掲載しておきます。

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なお、映像の右端が黄色っぽいのはフイルムの状態が悪いためでスキャナの問題ではありません。

 

多少苦労したものの、無事Windows10環境で利用することもできて大満足です。