【最近買ったもの】カーオーディオ カロッツェリアFH-9200DVD 音質編

今回購入しましたのはカロッツェリアのAVヘッドユニットFH-9200DVDです。

 

Pioneer(パイオニア) カロッツェリア カーオーディオ 2Dメインユニット  FH-9200DVD

Pioneer(パイオニア) カロッツェリア カーオーディオ 2Dメインユニット FH-9200DVD

 

 

今まで使っていたカーナビが不調でオーディオとしても安定して使えない状況になってしまい困ったことになってしまいましたので、今回はオーディオのみのFH-9200DVDを導入し、ナビ機能はスマホで済ませることにしました。

 

そして、今回のFH-9200DVDの特徴は多彩なコンテンツを楽しめる点とフロントスピーカーを4chのバイアンプ接続できる機能をはじめとした卓越した音質を兼ね持つことが特徴になっており、音質面ではいままで使用していたサイバーナビと比べて数段上になります。

 

音質に関しては4chのバイアンプ接続ができる点が最大の特徴です。フロントのドアスピーカーとダッシュボード上のツイータの2つ×左右で2組=計4個を4chのアンプで駆動できることが特徴になっています。

それだけでもかなりの音質向上が望めますが・・・カーオーディオならではの問題点を解消するためのタイムアライメント機能があります。

ホームオーディオの場合はリスニングポジションに合わせてスピーカーを設置することができますが、カーオーディオではスピーカーの設置場所は理想の場所とはほど遠くなっています。

特にドアスピーカー(ミッド~バス)とツイーター、計4つのスピーカーの位置がすべてばらばらで距離も大きく異なりますので、各スピーカーの音が耳に届くタイミングが微妙にずれてしまいます。その結果音像ばぼやけてしまいますが、タイムアライメント機能を利用することで各スピーカーからの音に微妙な時間差を設けて、その問題を軽減することができます。

 

このタイムアライメント機能は従来使っていたサイバーナビでも搭載されていた機能ですが、左右のスピーカーの時間は調整できましたが、ツイーターとドアスピーカーを1台のアンプで駆動してるため、ツイーターとドアスピーカーの距離差を調整することができませんでしたが、FH-9200DVDでは個別に調整することができます。

また、カロッツェリアのタイムアライメント機能は時間差をリスナーの耳からスピーカーまでの距離を入力することで設定できますので、実測値を入力するだけでほぼ理想に近い設定にすることができますので、設定は他メーカーの同様の機能とくらべて簡単になっています。

更にツイーターとドアスピーカーで鳴らす音の帯域や音量を個別に設定できるので、より理想的な状態で音が耳に届くように設定が可能です。

唯一残念なのはイコライザーが左右独立ではないですが、13バンドと非常に細かく調整できるイコライザーが搭載されているので、リスニングルームとしては劣悪な環境を理想的な状況に近づけることができます。

 

そして内蔵アンプの実力も侮れず、サブウーファーと組み合わせてルームミラーが振動してるのが目でわかるくらいの爆音というのは流石に無理があるもののちょっと大きめの音量程度でれば充分ドライブできるだけの能力は持っています。

 

ただし、このヘッドユニットの実力を充分に発揮するためにはある程度のオーディオの知識や調整用CDなどが必要になることは追記しておきます。

組み合わせるスピーカーに関しては実売3万円程度の中級クラスのスピーカーであれば調整次第でかなりの音を出すことが可能ですので、無理して高価なスピーカーを導入する必要はありません。

逆に高価なスピーカーをポン付けで取り付けるより、中級クラスのスピーカーをデットニングなどの制振対策をキッチリ行って取り付けるほうが良好な音質が得られると思います。

 

また、特に注意が必要な点は取り付けに関してはカーオーディオの知識のあるショップでないと充分に実力が発揮することはできません。

特にフロント4chのバイアンプ接続はカーオーディオの知識を充分に持った人でないと接続の段階で問題が発生する可能性がありますので、専門知識を持った担当者がいるショップか、自分で勉強して取り付けることを強くお勧めします。

 

しかし、これだけマニアックなことができるデッキが実売4万円以下で手に入るとは凄い時代になったものです・・・。