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【モバイル機器遍歴】第1回 1987年発売 シャープ 電子システム手帳 PA-7000

ブログのネタがなくなってきましたので、自分が愛用してきたモバイル機器の遍歴を紹介していきたいと思います(笑)

所有機種は非常に多く、すべてを紹介というのは難しいと思いますので、代表的なものに絞り紹介していきたいと思います。

 

まず第1回は自分が最初に所有した電子手帳PA-7000です。

1987年発売の電子手帳で、同社のPDAの名機、ザウルスシリーズのご先祖様にあたる機種になります。

 

【参考資料】

mobile.jbmia.or.jp

 

シャープのザウルスシリーズ登場前のシャープの電子手帳共通点ですが、縦型の手帳型の筐体になっておりまして、開くと左半分が液晶画面とICカードスロット、右半分がキーボードになっており、当時ではまだ珍しい漢字表示に対応した液晶画面が搭載されていました。

画面は非常に小さく、漢字表示モードでは横6文字×2行と1990年代中盤のメール機能がない携帯電話の液晶画面のような感じの画面でした。

また英数字(半角文字)のみ表示できる画面モードでは縦横それぞれ2倍の文字数が表示でき、一覧性が必要なメモなどはこちらも利用できました。

(後継機では漢字モードで横6文字×4行と大画面化されました)

 

そしてシャープの電子手帳では特徴的なのはICカードスロットです。名詞程度のサイズのICカードで追加ソフトの利用が可能でした。このICカードスロット用のソフトは表計算や売り上げ管理・辞書などの実用ソフトから、占いソフトやゲームソフトなどの様々なものがありまして、ゲームでは倉庫番テトリスなどの有名ソフトもいくつか移植されていました。

そして、ICカードスロット部は透明なタッチパネルになっておりまして、ICカードにキーアサインが印字されICカードのソフトに必要なキーなどはそちらで追加されるようになっていました。

ただ、このPA-7000は後継機と比べて画面サイズが小さいため、一部ICカードソフトはこの機種では利用できませんでした。

 

他に特徴的なのはキーボードで、日本語入力と数字入力に特化したキーボードとなっており、ローマ字入力で母音と子音の必要な文字のみを配列し、わずか15個のキーと変換・スペース・濁音入力で3つのキーで50音の日本語入力がスムーズになっていました。

独特の配列でしたが、慣れると片手でそこそこの入力速度で入力できます。

これに近いキーボードはこれ以外では見かけたことがありませんでしたが、最近ではAndroidアプリのGoogle日本語入力でこれに似た入力方式のソフトウェアキーボードが用意されています。

 

また、この頃の電子手帳からは周辺機器接続用の端子を持つ機種が多く、データ保存用にFDDやプリンタ、パソコン接続用ケーブルなどの様々な周辺機器が用意され、また互換性のある電子手帳同士を接続しデータ転送ができるようになっているので、後継機に買い換えても簡単にデータ移行ができるようになっていました。

また、驚くのはこのPA-7000で入力したデータを後継機のザウルスのPIシリーズにケーブル接続で転送することができ、更にそのザウルスから最終機種のLinuxザウルスに赤外線でデータ転送できますので、ステップを踏めば1987年発売の電子手帳のデータが2006年発売のPDAに転送できてしまうのです。この辺はさすがシャープといったところです。

 

CPUは詳細は不明ですが8ビットCPU、メモリは16KB。電話帳のみ利用で確か300件程度の容量でしたが、当時はカナ入力で50件程度というものが多く当時としては大容量な部類になっていました。(後継機では32KB搭載機種が多くなっています)

電池はボタン電池2つでゲームをやらなければ数ヶ月は平気で持ちます。(ゲームをやると鬼のように高価なボタン電池を消費してくれます)他にメモリ保持用のボタン電池がもう1つ入っていますが、こちらは電池切れで長期間放置しなければ7年程度利用できます。

 

非常にシンプルな機能ですが、手帳機能に特化し軽快な動作ですので、必要なメモや住所録を呼び出すのにかかる手間は少なく、今のスマートフォンよりも素早く呼び出せると思います。