【追記あり】手持ちのパソコンをWindows10にアップグレードしてみました。

Windows10の正式版の無償アップグレードがいよいよ始まりましたね。

通常のWindows Updateからのインストールでは順次、「年内中には」アップグレードという形なので、いつアップグレード可能になるかはわかりません。

 

なお、この記事の内容は2015年7月30日現在に私個人が試した結果のものです。OSアップデートは最悪起動不能になるトラブルが発生することもありますので、アップデート作業は慎重に行うようにしてください。

 

しかし、マイクロソフト社のサイトでWindows10インストーラーが配布されており、こちらを使えば順次ではなくすぐにアップグレードを行うことが可能です。

 

マイクロソフト Windows10ダウンロードページ → Windows 10

 

こちらのサイトからのダウンロード・アップグレードはあくまでも上級者向けとの事ですので、パソコンに関する知識に自信がない方は行わないほうが良いでしょう。

ただ、私が実際にインストール作業を何台か行った限りでは特に難しいことはなく、簡単にアップグレードされました。

また、インストールメディアの作成も可能なので、万一の事を考えるとインストールメディアも作成しておいたほうがいいでしょう。

必要空き容量は32ビットの場合は16GB、64ビットは20GBとなっておりますが、私が試した範囲ではWindows7がインストールされた状態で空き容量が5GBの32GBのSSDドライブパソコンでもインストールを行うことができました。

空き容量が少ない場合は一時ファイルの保存先としてUSBメモリかSDカード等が必要になるので、HDD/SSDの容量が厳しいパソコンの場合は予め用意しておきましょう。

 

【インストール時の注意事項】

・当たり前のことですが、インストール前にパソコン内のデータのバックアップを取り、インストール作業に必要ない外付けHDDなどは取り外して作業されることをお勧めします。

 

・インストール前にパソコン本体や普段使用しているソフトや周辺機器がWindows10環境で問題なく動作するかメーカーのWebサイト等で確認してから作業を行いましょう。

 

・インストール時はWindows10本体やアップデートファイル等で数ギガ単位のファイルのダウンロードを伴いますので、できるだけ安定して高速なインターネット環境が利用できる場所で作業は行いましょう。

また、可能な限り有線LANでの接続をお勧めします。

また、インストール作業を行う場所でネット環境で数ギガ単位のダウンロードが困難な場合は予め高速なインターネット環境が利用できる場所でインストールメディアを作成してから作業を行うと良いでしょう。

 

・インストールは非常に時間がかかります。私がインストールしたパソコンでは2時間30分~、環境によっては5~6時間かかることもありますので、時間に余裕があるときに作業するようにしたほうが良いでしょう。

また、できるだけインストールにかかる時間を短縮したい場合は、予めインストールメディアを作成して作業を行ったほうが良いようです。

 

・インストール中に再起動がかかる時、環境によっては数分間に渡り画面がブラックアウト(真っ黒の画面)になったままになる事がありますが、ここで電源を切ったりしないように注意しましょう。

電源を切ってしまうと、電源再投入時に自動的に前のOSに復元が始まってしまい、インストールの続きを行うことができません。

 

・インストールメディアを作成するときはエディションをよく確認してください。アップグレード対象でないエディションのインストールメディアを使用すると、インストール作業中にプロダクトID入力の画面が表示され、そこから先に進めません。

 

Windowsアップデートを自動で当てたくない場合は、インストールメディアを作成してから作業を行ってください。インストールメディアを作成せずにアップグレードを行うと自動で(強制的に)WindowsUpdateが適用されます。

 

 

 

【ここから本題】

さて、前置きが長くなりましたが・・・インストール自体は非常に簡単でした。

まず冒頭のリンクからインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従って操作をするだけです。特に難しい選択肢や設定などは一切ありませんでした。

また、インストールの段階でWindowsUpdateを当ててくれるのは非常に助かります。

自作PCやノートPC等の計5台のパソコンにインストールしましたが、特殊仕様になっている富士通F-07Cを除き問題なくインストールできました。

また、アップグレード時に問題がでることがわかってるアプリケーションやドライバが検出された場合はアップデート前にアンインストールを促す画面が表示されます。

また、何等かの理由でインストール中に障害が発生した場合は自動的に元の環境に復元されます。

 

また、OS自体はWindows7環境と比べて軽くなったような印象をうけました。ベンチマークや比較などは特に行っていませんので、明確な数値的なものはないので、あくまでも私の体感的なものですが。

そして問題のスタートメニューは・・・・非常に使い勝手はよいです。Windows7でよく利用していた、コンピュータやドキュメント等の一部項目がありませんが、その辺はスタート画面へのピン留めで対応できます。

このスタートメニューのカスタマイズ次第でWindows10の使い勝手は大きく変わると思います。

 そのほかの基本操作に関してはWindows7/8と比べて変わっている部分はあり、最初は戸惑う面はありますが、Windows8のときのような致命的に使いにくい部分・わかりにくい部分などは特になく、慣れれば問題はなさそうです。

InsiderPreviewの段階では動作全体が重いという印象がありましたが、正式版では改善されてむしろ軽いという印象です。

 

とりあえず、OS自体はまだ試用時間も少なく、今後、何らかの問題が発生する可能性もありますが、第一印象は非常に良いOSという印象を受けました。

 

 

【追記】

富士通Windows7ケータイ F-07CへのWindows10のアップグレードインストールに成功しました。結果からいいますと、ただでさえ重いF-07Cがより一層重くなり使い物にならなくなりました(爆